シルク石鹸の瀧本養蚕@うなぎの寝床
うなぎの寝床愛媛大洲店でお取り扱いのある作りてのご紹介コーナーです。今回は愛媛県大洲市の瀧本養蚕をご紹介!
作りて紹介 瀧本養蚕 / 愛媛県大洲市
瀧本養蚕は大洲市で明治から続く養蚕農家です。5代目代表の瀧本慎吾さんは2018年の豪雨で蚕が全滅したのを機に祖父で4代目の亀六さんから家業を継ぎ、現在は年間1.4トンの繭を育てています。
盆地で寒暖差が大きい大洲は、本来蚕には不向きとされますが、市内を流れる肱川が度々氾濫するため、水害に強い桑が植えられたことから明治期に養蚕業が発展し、昭和初期までは繭を生糸にする製糸業とともに大洲の一大産業でした。
瀧本さんは蚕の餌となる桑の木を無農薬で栽培し、桑の葉を1日3度蚕に与え、約20度の部屋で蚕を繭に育て、繭を農協に出荷します。約600種ある蚕のうち、糸が太い春嶺鐘月(しゅんれいしょうげつ)を繭に育て、主に県外の真綿布団に使われています。
繭は化粧品や医療などの分野でも使われていますが、時代の流れと共に養蚕農家は減少し、大洲の養蚕農家は2戸のみです。慎吾さんは白く美しい繭をつくり、繭せっけんの商品開発をするなど、シルクを伝える取り組みを行っています。
商品紹介
おおず繭せっけん
値段:2,200円(税込み)
瀧本養蚕のシルクが入った化粧石鹸です。シルクは保湿成分があり、肌を優しく洗浄してくれます。 敏感肌の方や乾燥にお悩みの方にぜひ一度試して頂きたい石鹸です。
大洲市は四国の西側、南予と呼ばれる地域に属し、大洲盆地を中心に、北は瀬戸内海、南は四国山地に面した地域です。 市の中心には清流・肱川が流れ、その名の由来ともいわれるように肘のように湾曲した川が、まちを巡っていることで、自然・歴史文化・名産品に多くの恵みをもたらしました。 江戸の昔、大洲城の城下町として栄えたその名残が、肱川のほとりに息づいています。