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兵庫県「福崎町を旅する」妖怪と芸人2人が案内する、福崎町の魅力発見ツアー
「妖怪に出会える町、福崎町」 福崎町役場の庁舎の最上部に「民俗学柳田國男生誕の地」とでかでかと表示されているのをご覧になった人も多いことでしょう。 『後狩詞記』や『遠野物語』などの多くの著作をあらわし、「日本民俗学の父」と呼ばれる柳田國男。 辻川山公園近くには柳田國男が「日本一小さい家」と表現し、民俗学への志の源となったといわれる生家が、移築・保存されています。 日本各地の伝承記録の集大成に力を注ぎ、日本民俗学を確立した柳田國男にちなみ、福崎町では「妖怪」町おこしが盛んに行われています。 今回はそんな福崎町を松竹芸能所属のアルミカンの二人が河童のガジロウと一緒にナビゲート。
福崎町を旅する
ストーリー
兵庫県福崎町ふるさと大使として活躍するガジ子(松竹芸能所属:アルミカン 赤阪 侑子さん )。
今日も日課の福崎町の様子を確認中。と、この日は相方の高橋 沙織さんが福崎町に遊びに来る日。
福崎町ふるさと大使として是が非でも高橋さんをもてなしたい赤阪さんと河童のガジロウが福崎町の観光スポットを案内します。
日本語版(15分32秒)
英語版(10分33秒)※English version
スポット紹介
福崎町を旅するならどこがおすすめ?どこでお土産が買える?なんて疑問に応える福崎町定番観光スポットを動画シーンからピックアップ。
旅のご参考までに。
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目次
- 春日山
- 福崎町駅前観光交流センター
- 駅前交流広場
- 福崎町辻川観光交流センター
- もちむぎのやかた
- 辻川山公園
- 神崎郡歴史民俗資料館
- 柳田國男生家
- 鈴の森神社
- 大庄屋 三木家住宅
- NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館
- ファームズキッチン三木家
- 福崎町 文珠荘
- 神積寺(じんしゃくじ)
- 七種山(なぐさやま)
春日山
春日山城跡があることでも知られる春日山。
春日山城は建武年間に築城され、播磨の守護赤松氏の幕下であった後藤三郎左衛門尉基明が初代城主として、現在の福崎町全域と姫路市、加西市の一部を統治していました。
山頂には設置されている観光用望遠鏡は1回100円で100秒間利用することが可能となっており、福崎町内だけでなく、天候がよければ瀬戸内海播磨灘にかけての播磨平野を一望することもできます。
【所在地】兵庫県神崎郡福崎町八千種
【標高】197.8m
福崎町駅前観光交流センター
福崎町の玄関口「JR福崎駅」に隣接する観光交流施設。
福崎町のお土産の購入や軽食、観光情報を入手することができます。また「E-BIKE」のレンタルを申し込みすることもできます。
【所在地】兵庫県神崎郡福崎町福田302−11
【開館時間】9:00-20:00
【休館日】年末年始※館内メンテナンスのため臨時休館する場合があります
駅前交流広場
福崎町駅前観光交流センターすぐ前の交流広場では妖怪ベンチのひとつ「アマビエ」の他、初見では驚くこと間違いなしの「ガジロウチューブ」が設置されています。
福崎町内を広く旅してみたい、そんな時には電動レンタカー「ガジPod」を利用してもOK。
福崎町辻川観光交流センター
福崎町の文化観光の中心「辻川界隈」にある観光情報施設。
施設内では観光情報、お土産、飲食の他、妖怪ベンチの原型となった精密な造詣を見ることができます。
【所在地】兵庫県神崎郡福崎町西田原1022番4
【開館時間】10:00-18:00
【休館日】水曜休館 ※館内メンテナンスのため臨時休館する場合があります
もちむぎのやかた
「辻川界隈」にあるお土産、お食事処。
独特の風味とのど越しが人気の福崎町特産の「もち麦」から作った“もちむぎ麺”は、独特の香ばしさがあり、一見すると蕎麦のようですが食べてみるとコシのあるうどんのような食感が特徴。
また、もち麦は一般的な麺に使用される小麦に比べ、高タンパク・高ミネラルで、βグルカンを多く含んでいるため、コレステロールを低下させる働きがあり、健康食品としても注目を集めています。
【所在地】兵庫県神崎郡福崎町西田原1022番4
【営業時間】9:00-17:00 ※レストランは11時から15時
【休館日】月曜日 ※月曜日が祝日の場合翌日の火曜日
「もちむぎのやかた」で製麺体験
「もちむぎのやかた」では製造工程の見学の他、 実際に手延べ体験ができ持ち帰ることができます。(要予約)
辻川山公園
「もちむぎのやかた」のすぐ前にある、妖怪が池から出てくる公園。
園内には過去の妖怪造詣コンテストの受賞作品像の他、河童のライバルでもある天狗を見ることができます。
【所在地】 兵庫県神崎郡福崎町西田原
神崎郡歴史民俗資料館
明治19年(1886)、神東・神西郡役所として、神東郡西田原村辻川(いまの福崎町西田原辻川)に建設されたもので、地方発展の中心的役割をはたした記念的建物。
昭和62年(1987)3月には県重要文化財の指定を受けています。
福崎町の原始・古代から近現代にいたる歴史資料のほか、神崎郡地域で使われていた生活用具・農具などの民俗資料の常設展示のほか、期間によって企画展、特別展が行われています。
※展示内容は時期によって変わります
【所在地】兵庫県神崎郡福崎町西田原1038−12
【開館時間】9:00-16:30
【休館日】月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日(土・日曜の場合は開館)12月28日~1月4日
【入館料】無料
柳田國男生家
妖怪など昔話や伝承、生活の中で生き続ける行事を記録して、 「日本民俗学」という新しい学問の礎を築いた柳田國男。民俗学への志の源であり、生家は眼下に町並みを見下ろす緑豊かな山腹に佇んでいます。
【所在地】 兵庫県神崎郡福崎町西田原1038−12
鈴の森神社
学問成就・安産のご利益でも知られる柳田國男 縁の神社。
柳田國男先生が子どもの頃、よく遊んだ場所のひとつで、多くの人が学業成就・合格祈願のご利益をもとめ参詣します。
【所在地】 兵庫県神崎郡福崎町西田原1038−7
大庄屋 三木家住宅
兵庫県指定文化財。‘民俗学の父’柳田國男との縁も深い三木家住宅。
姫路藩の大庄屋として地域の政治と文化の中心的存在となっていた三木家。 1972年に兵庫県指定文化財となり、現在は町有財産として公開されています。
当時の建築学的にも貴重な造りや機構を実際に見ることができるのもポイント高め。
【所在地】兵庫県神崎郡福崎町西田原1106
【公開日】土曜日、日曜日、祝日(ただし、12月28日から1月4日を除く)
秋季公開日:11月1日から11月30日(ただし、月曜日・祝日の翌日は休館)
【公開時間】9:00-16:30(入館は16:00まで)
【入館料】無料
NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館
日本初の宿泊できる県指定重要有形文化財。300年の歴史の趣はそのままに、当時の雰囲気を味わうことができます。
全部で七種類ある客室のひとつ「KOMEKURA~米蔵~」。天井の高いダイナミックな空間の客室。天井まで届く壁面本棚は圧巻です。
【所在地】 兵庫県神崎郡福崎町西田原1106
ファームズキッチン三木家
「NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館」併設の地産地消をコンセプトにした料理を提供するフレンチレストラン。
採れたての自然食材を手に取り、シェフ自らが献立を考えます。 ※季節により献立は変わります。
福崎町 文珠荘
町内を一望する高台に位置する展望カフェ&入浴施設で夜はライトアップも楽しめます。
【所在地】〒679-2205 兵庫県神崎郡福崎町東田原1891
【休館日】毎週木曜日/月第3水曜日/年末年始
神積寺(じんしゃくじ)
一条天皇の勅願寺として991年(正暦2年)に開創された神積寺は播磨天台六山の1つで『田原の文殊さん』としても親しまれています。
座禅体験を行うこともできます。
【所在地】 兵庫県神崎郡福崎町東田原1891
七種山(なぐさやま)
山内にはつなぎ岩や笠岩等の奇岩が多く見られ、およそ1300年前に編纂された播磨国風土記には「奈具佐山」の名で掲載されている歴史ある山です。
弘法大師(空海)の修験の場と伝わる兵庫50山の一つで、雄滝、雌滝をはじめとする48の滝があります。
【所在地】 兵庫県神崎郡福崎町田口
【標高】683m
福崎町は、かつて「播州」や「播磨の国」と呼ばれた兵庫県南西部に位置し、昔は東西と南北を結ぶ街道が交わる交通の要所として栄えました。昭和31年(1956年)5月3日に、田原村、八千種村、旧福崎町が合併し、現在の形となりました。 今でも、南北にはJR播但線や播但連絡道路、国道312号線が通り、東西には中国自動車道と県道三木宍粟線が走り、交通の重要な拠点であることに変わりはありません。 さらに、福崎町は緑豊かな山々に囲まれ、町の中央を市川が流れる自然豊かな田園都市であり、歴史と文化の遺産にも恵まれた地域です。