神戸・大阪旅行で訪れたい！兵庫の桜の名所・夙川エリアのおすすめスポット紹介

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明るい春の訪れ、西宮・夙川河川敷緑地の「日本さくら100選」に選ばれた桜並木でほのかな花の香りを感じながら楽しめる日本酒とスイーツのおすすめスポットを紹介します。

ライター

ようこそ兵庫へ兵庫は日本海から中国山地をまたぎ瀬戸内海をつなぐ恵まれた大地、そして恵まれた風土を育む関西の窓口です。「さくら名所100選」に選ばれた世界遺産の姫路城、六甲山から見る大パノラマの夜景など、目を奪われる絶景が数多くあります。世界的に名高い神戸ブランド、日本を代表する牛肉で但馬牛の代名詞「KOBE BEEF」、酒米「兵庫山田錦」は舌が驚く逸品です。名湯、有馬温泉や多くの文学作品にも登場する城崎温泉。大自然に包まれ心も体もリラックスできます。淡路島・鳴門のうずしおの雷鳴のように響く音、夏に各地で開催される花火大会でのダイナミックな音など、心に残る音に出会えます。県内のハーブ園や植物園では四季を通じて、ハーブや花々の優しく心地良い香りに癒されます。さあ、「視覚・味覚・触覚・聴覚・嗅覚」の五感を刺激する新しい旅を、兵庫県でご堪能ください。

目次
夙川河川敷の桜並木
さくら名所100選に選ばれた夙川河川敷の楽しみ方
夜のライトアップも豪華！さくらライトアップ苦楽園
伝統的な酒造りを学ぶ！酒ミュージアム（白鹿記念酒造博物館）
白鹿クラシックスで蔵元ならではの料理を楽しむ
絶品スイーツはエルベランで
【公式】兵庫県観光サイトＨＹＯＧＯ！ナビ

夙川河川敷の桜並木

兵庫県西宮市の西部にある夙川は、四季折々の自然が楽しめたりおしゃれなレストランやカフェが集まる人気なエリアです。神戸市中心部や大阪市中心部にアクセスしやすく、喧騒を離れてゆったりとした時間を過ごすのにおすすめです。

夙川沿いの桜並木誕生のきっかけは今から約70年前。当時、市長の提唱で1949年に1,000本の桜の若木が植樹されました。その後1951年には夙川の河川敷を公園化し、現在の松と桜の独特の景観を呈する夙川河川敷緑地が誕生しました。

▲夙川河川敷緑地

さくら名所100選に選ばれた夙川河川敷の楽しみ方

▲ 阪急電鉄　神戸線　夙川駅付近

夙川河川敷緑地は、河川全体が公園として整備されている都市公園です。1990年に「日本さくらの会」の選定により「さくら名所100選」に選ばれました。兵庫県内では夙川河川敷緑地の他、姫路城と明石城が選定されました。

▲ JR神戸線　さくら夙川駅付近

阪急甲陽線の夙川駅から苦楽園口駅の間は、沢山のベーカリー、カフェ、ケーキ店がひしめき合う激戦区です。焼きたてのクロワッサン、香り高いコーヒー、老舗洋菓子店の人気ケーキなどをお好みでテイクアウトしてお花見に持ち込むのもおすすめです。

夙川河川敷緑地公園ご利用時の注意点

物品等の販売・カラオケ・場所取りは、全面禁止です。公園内は火気厳禁です。バーベキューも全面禁止となっています。周辺及び上流域での降雨時は、水位が急激に上昇することがあります。降雨時は、河川内に立ち入らないようにしてください。※周辺には駐車場がありませんので、公共交通機関等をご利用ください。

アクセス

電車：沿線最寄り駅：阪急電鉄／夙川駅下車、JR神戸線／さくら夙川駅下車、阪神電鉄／香櫨園駅下車

夜のライトアップも豪華！さくらライトアップ苦楽園

※ライトアップ期間は2024年3月23日（土）～2024年4月7日（日）の予定です。

▲「さくらウィークにしのみや2024」:阪急電鉄「苦楽園口」駅のさくらライトアップ

阪急電鉄「苦楽園口」駅から夙川沿いへくだると、約400メートルほどの間に咲く桜がライトアップされています。夜桜の美しい時期はとても賑わい、日中だけでなく夜も桜を満喫できます。

電車：沿線最寄り駅：阪急電鉄／夙川駅下車、JR神戸線／さくら夙川駅下車、阪神電鉄／香櫨園駅下車

【公式サイト：にしのみや観光協会】さくらマップ

伝統的な酒造りを学ぶ！酒ミュージアム（白鹿記念酒造博物館）

清酒「白鹿」醸造元の辰馬本家酒造㈱が、創業320年を記念して1982年に伝統的酒造りを後世に伝える目的で設立しました。日本にただひとつの「日本酒」と「さくら」の博物館として知られ、酒蔵館と記念館の2館で構成されています。

▲酒蔵館入口付近の井戸跡

▲館内では携帯電話、タブレットによるQRコードの読取りで英語による音声ガイドを聞くことができます。（通信環境が必要です）

酒造館の見どころ

明治２（1869）年築の木造蔵を利用した酒蔵館では、灘の伝統的な酒造りの工程をご覧いただけます。令和2（2020）年に[「伊丹諸白」と「灘の生一本」下り酒が生んだ名醸地、伊丹と灘五郷 ] が日本遺産に認定され、酒蔵館（旧辰馬本家酒造本蔵および釜場遺構）と展示している酒造道具が構成文化財となっています。

▲酒蔵館建屋、釜場の遺構、木製酒造道具一式が日本遺産の構成文化財に指定されました

▲桶づくりの道具や積み上げられた材料の吉野杉など、当時の樽づくりの様子が展示されています

▲酒造道具に触れられます

記念館の見どころ

記念館ではお酒に関する史料や、桜の保護・育成活動に生涯を捧げた尽力した故笹部新太郎氏（1887－1978年）が収集した「笹部さくらコレクション」（西宮市より寄託）等を展示しています。

▲「古伊万里錦手桜花御殿文鉢」春季展にて通期展示　（記念館内は撮影禁止）

▲「桜花縫取大奥打掛」3月20日（水・祝）～4月10日（水）のみ展示（記念館内は撮影禁止）

季節に合わせて様々な展覧会を開催しています。3月20日（水・祝）から5月27日（月）までは、令和6年春季展笹部さくらコレクション「櫻男の蒐集品」を開催しています。詳細については下記公式サイトをご覧ください。

基本情報：酒ミュージアム（白鹿記念酒造博物館）

所在地:〒662-0926　兵庫県西宮市鞍掛町8-21

TEL:0798-33-0008

開館時間:午前10時～午後5時（入館は午後4時30分まで）

休館日:火曜日（祝日の場合は翌日、連休に含まれる場合は連休明け休館）、年末年始・夏期休暇

入館料:一般５００円・中小学生２５０円）

駐車場:あり

アクセス

電車・バスでお越しの場合

阪神西宮駅より札場筋を南へ徒歩15分・阪神西宮駅、JR西宮駅より阪神バス「マリナパーク」行き乗車、「交通公園前」下車、南西へ1分・阪急西宮北口駅より阪急バス「朝凪町」行き乗車、「東町」下車、臨港線を西へ徒歩7分

自動車でお越しの場合

名神高速西宮I.C.より5分・阪神高速3号神戸線（東行）西宮出口より2分、（西行）武庫川出口より8分。

阪神高速5号湾岸線（東行）南芦屋浜出口より5分、（西行）西宮浜出口より2分

【公式サイト】酒ミュージアム（白鹿記念酒造博物館）

白鹿クラシックスで蔵元ならではの料理を楽しむ

蔵元直営のショップと四季の移り変わり「花と料理と日本酒と」をテーマとするレストランが併設されています。

基本情報　白鹿クラシックス

◆ショップ／電話：0798-35-0286　

営業時間：10:00〜18:00

定休日：火曜日

◆レストラン／電話：0798-35-0001　

営業時間（ランチ）：平日11:00〜15:00（L.O.14:30）、土日祝11:00〜15:30（L.O.14:30）

営業時間（ディナー）17:00〜22:00（L.O.21:00）※予約は電話または公式サイトにて受付。

定休日：月・火曜日

アクセス

電車をご利用の場合

阪神電車：西宮駅より徒歩約15分またはタクシーで約5分・JR神戸線：西宮駅／阪急電車：西宮北口駅より阪急バス「朝凪町」行「東町」下車、徒歩約5分・阪急電車：夙川駅よりタクシーで約10分

車をご利用の場合

名神高速西宮I.C.より約5分・阪神高速3号神戸線利用：大阪方面からは武庫川出口より8分神戸方面からは西宮出口より2分・阪神高速5号湾岸線利用：大阪方面からは西宮浜出口より3分神戸方面からは南芦屋出口より5分

【公式サイト】白鹿クラッシクス

絶品スイーツはエルベランで

エルベランは「北欧の銘菓エルベ」として1964年に創業、神戸洋菓子業界ではまだ珍しい工房型洋菓子店としてオープンしました。その後店名を「エルベラン」に改め、2011年に2代目の柿田衛二氏へ代替わりして現在に至ります。

エルベランの誇る人気商品：レモンパイ

国産レモンと天然水で炊き上げたレモンカスターをエルベラン特製のパイでサンドし特注のノンホモ生クリームで仕上げたスペシャリテ。創業以来、半世紀以上の人気作です。

エルベランの誇る人気商品：無添加エルベランクッキー（ミルク／ホワイトチョコ）

サブレチョコにひと手間かけてパイを巻き、オーガニックミルクチョコレートとホワイトチョコレートをサンドしています。さらにオーガニックスペルト全粒粉を加える事でよりサクッとした食感と香りが向上。

エルベランの誇る人気商品：ビー・ポーレン／すぐれみ

▲ビー・ポーレン（右上）、すぐれみ（左上）

エルベランのオリジナル冷菓：ビー・ポーレンは、特別に折り上げたみつばちの花粉（ビー・ポーレン）入りのパイでミルクチョコレートクリームをサンドしています。ほんのりビターで上質な美味しさに仕上げています。すぐれみは、ホワイトチョコレートクリームをパイにサンドしています。純粋で上質な美味しさに仕上げています。

エルベランの「ほんまもの」MADE IN　SHUKUGAWA、夙川の誇り・品質、味、香り、食感をお楽しみください。

▲ELBERUN オーナーシェフ柿田衛二さん

今回、エルベランの2代目オーナーシェフの柿田衛二さんに西宮・夙川について興味深いお話を伺うことができました。

夙川とサン・セバスチャン

柿田さんは、サン・セバスチャンに思いを惹かれるとのこと。サン・セバスチャンは、スペイン北部のバスク地方に位置する街です。ミシュランの星を多く獲得する「世界のベストレストラン」が集まるグルメの都市として知られています。

「昔ながら夙川という街は、在日外国人、著名な経済人や中小企業の経営者が多く住む街です。また、隣接神戸からの西洋食文化の流入により影響を受けたレストランやカフェが沢山集まっています。そんなオシャレなところがサン・セバスチャンと似ているように感じます。」

スイーツへの想い

「長年西宮に住む外国人や経済人・経営者は、舌が肥えていてごまかせない。だから自身の経験と誇りを頼りにしています。素材にこだわり生産者の顔が見える原料を吟味して使っています。お客さまが、安心して食べていただけるように添加物、香料、アレルギー表示等を掲示するようにしています。時代が変わってもお客さまから愛されるお店をめざし、変わらぬ確かなおいしさをお届けしていきたいと思っています。」

今後の夢・展望

「ほんものの夙川の品質を守ること、どうありたいのか、どうあるべきか、あるものを育てさらに深化させる。自分を知り後世に継承し育てることです。」

オーナーシェフの柿田衛二さんご協力ありがとうございました。絶品スイーツが並ぶELBERUN、みなさんも是非行ってみてください。