本物の漁師と一緒に鯛を獲る!迫力満点の 瀬戸内伝統漁法「ごち網漁」体験
瀬戸内海に面し、古くから北前船の寄港地として栄えた岡山県倉敷市・下津井で「ごち網」という鯛の伝統漁法を受け継ぐ西田さん親子の船に乗り、迫力満点の漁を体験します!
漁師さんに挨拶して、船へ
漁船に乗り込みます。迎え入れてくださる漁師さんは、がっしりとした頼もしさがありながら目元に優しさの滲む温かい雰囲気の西田晃夫さん。父親の敏夫さんと、親子2代で毎年4月20日~9月10日頃までごち網漁をしているそうです。
いざ、漁船に乗り込み出発!
瀬戸大橋が間近に見える下津井の港から漁船に乗り込み出発します。漁船に乗るのは初めてなのでワクワクドキドキです。
ごち網漁がスタート!巨大な網とロープを海へ
しばらく進んだのち、漁師さんたちがブイとロープ、そして10cm四方ほどの網目を持った約45mの巨大な網を投げ込み始めました。船を操縦し、直径1kmにわたって海中で円を描くようにロープを張っていきます。その際、ロープに取り付けられたステンレスのパイプ同士が当たり「カランカラン」という音を出すことで、音に驚いた鯛を網へ追い込んでいきます。
お待ちかねの引き上げ!
網の投入から約15分、いよいよ網上げの時間です。
途中まではローラーで巻き上げ、最後は人の手で引き上げていきます。底部に鯛がかかっていればいるほど、最後の引き上げ部分は重くなるそう。どれくらい獲れているいるか、期待が募ります。引き上げてみると……網の底には活きの良い鯛がびっちり!
引き上げた鯛を取り込む
鯛がかかった網を全て船上に引き揚げたら、縛っていた網籠の底部分をほどき、収穫した魚を運搬用の籠に解放し、船内のいけすまで運びます。わずか15分という短時間の漁なので、魚を弱らせることなく生きた新鮮な状態のまま、陸まで鯛を持ち帰ることができるのです。通常の漁では、一回の出船で15〜16回ほどこの漁法を繰り返すそうです。
もうひとつの醍醐味 〜獲れたての鯛を刺身に!〜
帰路につく前に、なんと獲れたての鯛を漁師さんがその場で捌いて、お刺身にしてくれるとのこと!体長40〜50cmほどの真鯛と、黒鯛(チヌ)、一緒に獲れたニベを捌いて食べ比べることに。私も包丁を握り、鯛の身を三枚おろしの状態からお刺身のサイズに切り分ける体験をしました。
プリップリの真鯛に舌鼓
全ての魚を刺身サイズに切り分けたら、いよいよ待望のお食事タイムです!透明にきらめく真鯛を口に入れると、プリップリの弾ける食感と甘み、黒鯛は脂がのって味が濃く、ニベはサッパリとして刺身醤油の甘さによく合います。夢中で頬張ってしまいました。
濃厚な半日を終え、帰路へ
楽しかった海の上の冒険も、いよいよおしまい。漁師さんたちともお別れです。いつしか瀬戸大橋は遠ざかり、島影も小さくなり、港が近づいてきました。
半日間とは思えないほど濃厚でドキドキ・ワクワクに満ちた、漁師体験という非日常。ぜひかけがえのない体験をしに、下津井を訪れてみませんか。
体験動画
お申込み方法
お電話、またはメールでお申込みください。
【観光乗り合いツアー(3時間)】
・4月20日~9月10日(毎週土曜)
・大人(中学生以上)9,000円(税込)/子ども(3~12歳)6,000円(税込)
・最少催行 4名様~
★船上で鯛の刺身付き
★お土産に鯛1匹プレゼント
【貸切ツアー(7時間)】
・4月20日~9月10日(毎日)
・11万円(税込)
・12名様まで(貸切制)
★鯛の刺身、煮付け、鯛めし(米は要持参)付き
★獲れた魚は全て持ち帰り可
※実施日、料金等は事前にお問い合わせください。
岡山県は、西日本の中央に位置しており、1年を通して雨が少なくて温暖な気候から「晴れの国」と呼ばれています。京都、大阪、広島の有名観光地めぐりの中間点でアクセス便利!瀬戸大橋を経由して四国に渡る際の玄関口でもあります。 また、「フルーツ王国岡山」とも呼ばれ、瀬戸内の温暖な気候の中、太陽を浴びたフルーツは、甘さ、香り、味ともに最高品質。 白桃をはじめ、マスカットやピオーネなど、旬のフルーツが味わえます! 「岡山城」や日本三名園の「岡山後楽園」、倉敷美観地区といった、歴史、文化、アートなど世界に誇る観光スポットもあります!