【食文化】日本が誇るソウルフード「ラーメン」を深掘ろう!

お客様からのお食事のご要望に必ずといっていいほどリクエストされるラーメン。今や日本のソウルフードとなっています。本日はラーメンの起源から現代までの歴史を辿り、ラーメンがどのように日本の食文化に根付いていったのかを探っていきます。
Gold-Guideは株式会社JR西日本コミュニケーションズが運営するガイドマッチングプラットフォームで、訪日旅行者と優秀な通訳ガイドをマッチングさせて、ガイドツアーを提供しています。
ラーメンの起源

ラーメンの起源はいくつか説がありますが、一般的には1868年から1926年にかけて、中国からの移民によって日本に持ち込まれた小麦粉を使った麺料理が起源だと言われています。1870年に横浜に日本初の中華料理店が開店したことを契機に、続々と中華料理店がオープンし、「南京そば」や「支那そば」と呼ばれる麵料理が周辺に住む中国人の間で人気となったそうです。
日本初のラーメン専門店
日本初のラーメン専門店は、1910年東京・浅草に開店した「来々軒」。創業者はこれまでの塩味ベースで油の味が強かったラーメンを日本人好みの醤油味にアレンジして出したところ、大ヒット!繁忙期には1日に2,500人から3,000人のお客様が訪れる超人気店になったそうです。残念ながら1976年に閉店してしまいますが、現在新横浜ラーメン博物館にて当日のラーメンのレシピを再現したラーメンを食べることができます。100%完全な再現とは至っていないようですが、調査で得られた証言や史実などを元に再現しており、スープは豚・鶏・野菜・煮干しを使用しています。
ラーメンの発展(ラーメンを構成する5大要素)

昭和初期、ラーメンは横浜や東京の街角にある屋台や小さな食堂で提供され、次第に庶民的な食文化として広がりました。この時期に、日本独自の味やスタイルが確立されたと言えます。ラーメンには決まったレシピはなく、麺、ダシ、タレ、脂/油、具材の5つの要素を自由に組み合わせて作られます。その中でも、スープの味付けや具材のバリエーションにおいて、日本ならではの進化が見られました。最初は醤油ベースが主流でしたが、味噌や塩ラーメンも登場し、急速に大衆に広まりました。そして、戦後の復興とともにラーメンはさらに普及し、現在の形が形成されました。
インスタントラーメンの誕生

終戦後の闇市で、一杯のラーメンを求めて屋台に長い行列を作る人々の姿を見たインスタントラーメンの産みの親、安藤百福は、この行列に大きな需要が隠されていることを感じました。それから約10年後、「お湯さえあれば家庭ですぐ食べられるラーメン」の開発へ向けて、一歩踏み出し、1958年に満を辞して世界初のインスタントラーメンである「チキンラーメン」が発売されます。インスタントラーメンの5大原則は①美味しいこと②簡単に調理できること③長期保存できること④手頃な価格であること⑤衛生的で安全であることです。インスタントラーメンが誕生した地は、大阪府池田市にある安藤百福の自宅裏で、この地にはインスタントラーメンの歴史を学べる
「CUP NOODLE MUSEUM」 があります。
ラーメンの種類
ラーメンは、そのスープの種類によって大きく分類されます。また、地域ごとに特徴的なラーメンがあるため、種類は約200種類にも上ると言われています。一般的にラーメンは主に次の5種類①醤油②豚骨③塩④味噌⑤鶏白湯に分けられ、その中でも、地域によって特徴をもつラーメンがあります。特に有名なラーメンとして「日本三大ラーメン」と言われているのは、北海道の「札幌ラーメン」、福岡の「博多ラーメン」、そして福島の「喜多方ラーメン」です。どれもその地域を代表するラーメンで、各地の特産品や食文化を反映した独自の特徴があります。
ラーメンは知れば知るほど奥が深く、種類も豊富なので必ずあなた好みのラーメンに出会えることでしょう。
Gold-Guideのガイドツアー
Gold-Guideには経験豊富な通訳ガイドが在籍しております。特に食についてはガイド自身が実際に足を運んで味を見て、お客様にご紹介しているケースが多く、ラーメンについても例に洩れません。Gold-Guideのガイドツアーは基本的に食事は自由です。ガイドにリクエストいただければおすすめの場所にご案内します。ツアー予約後にリクエストがあれば是非ガイドにご相談ください。
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