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飛騨高山の主な見どころをすべて見て周るモデルコースです。お店が並ぶ古い町並(ふるいまちなみ)、飛騨の里(ひだのさと)や高山陣屋(たかやまじんや)など飛騨高山の歴史が学べる場所、朝市など地元らしい風景が楽しめる場所など…盛りだくさんのコースです。
2日間
JR高山の駅「高山駅」。駅の前には観光案内所があり、各言語の地図をもらえます。近くにコインロッカーがあるので荷物を預け、歩いて移動します。
746年に創建された飛騨国分寺(ひだこくぶんじ)。大きな銀杏の木はその当時に植えられたと伝わっており、樹齢1,200年を超えています。三重塔が見事です。お寺の本堂は室町時代(約600年前)に建てられました。価値のある仏像が飾られています。飛騨随一の古刹です。
市を貫く宮川(みやがわ)に沿った通りで、毎朝開かれている朝市。毎日7時~12時まで開いています。1,862年頃から始まりました。何回か場所を変え、60年ほど前から今の場所で開かれるようになりました。
農家の作った野菜や果物、花や、飲み物や食べ物、雑貨を売っています。冬になるとお店の数は少なくなります。
通りから河川敷に降りる階段があります。ベンチに腰掛けて川を眺めながら、朝市で買った新鮮な食べ物を食べるのもいいですね。
1,879年に建築された建物です。飛騨高山は冬に雪が多く降るため、重い積雪にも耐えられるよう、堅牢な造りになっています。隣り合う吉島家(よしじまけ)住宅とともに明治以降の町家(まちや)建築として、初めて重要文化財に指定されました。
飛騨高山は山中にあり、歴史的に木工や建築において優れた職人を多く生み出してきました。古代には、税を納める代わりに卓越した技術を持つ大工が都へ派遣され、重要な建物の建築に関わりました。
この日下部民芸館と隣の吉島家住宅は、飛騨に伝統的に継承された建築技術の集大成とも言えます。
377年頃の創建と伝わります。1,875年に飛騨高山に大きな火事があり、神社の建物も多くは焼失しました。現在の建物は1,900年頃に建てられたものです。
飛騨高山で行われる大変有名な2つの祭の内の1つ、「秋の高山祭(たかやままつり)」はこの神社が主催するものです。
「秋の高山祭」の見どころは11台の屋台(やたい)です。黄金の飾りや豪華な刺繍の見送り幕(タペストリー)、精巧な彫刻に飾られた豪華な屋台を見に、日本のみならず世界中から多くの見物客が押し寄せます。この神社の中にある「高山祭屋台会館」(たかやままつりやたいかいかん)では、この屋台を常時3台入れ替えながら展示しており、きらびやかな高山祭の雰囲気を知ることができます。
館内には1950年代の日本の町並みが再現されています。日本の高度経済成長期にあたるこの時代、様々に新しい製品が生み出され、町は活気に溢れていました。古い日本映画に見るような、古く、しかし目新しい景色を体感することができます。
飛騨高山の観光、また買い物が楽しめる場所。飛騨高山の基礎は約500年前に作られました。当時に商人の町として作られた地域が今も観光、商業の中心となっており、「古い町並」(ふるいまちなみ)と呼ばれています。
約150年前に建てられた建物が並ぶこの「古い町並」で、飛騨高山で生産される彫刻や漆塗りなどの工芸品を手に取って買うことができます。また、歴史のある日本酒の酒蔵が7軒あり、中には400年前から酒造りをしているところもあります。すべての酒蔵では試飲をすることができ、この地域でしか味わえない銘酒を味わうことができます。
高山駅の隣にバス乗り場があります。バス乗り場から市内の観光地を巡回するバスが発着しています。
高山陣屋(たかやまじんや)の前でも朝市が開かれています。農家だけが参加しているこの朝市では、観光客が好む雑貨より農作物の方が多く売られており、より地元らしさを知ることができるでしょう。
昔は高山城主の屋敷の一つでした。約100年に渡る城主の支配の後、徳川幕府が直接飛騨高山を治めるようになり、幕府の役人がこの高山陣屋で政治を行いました。このような役所は陣屋と呼ばれており、昔は数多く日本にありましたが、現在残っているのはこの高山陣屋だけで、非常に貴重な史跡です。
飛騨高山の中心を貫くように流れる宮川(みやがわ)。この川にかかる赤い橋は飛騨高山の代表的な風景の1つです。春には桜、夏には新緑、秋には紅葉、冬には雪景色と四季折々の美しい景色を楽しむことができ、観光に訪れた人の写真スポットとなっています。
飛騨高山やその周辺の伝統的な建物を移築し、内部を公開している野外博物館です。飛騨高山の代表的な見学施設の1つです。建物の数は約30軒、野山の風景によく合い、昔の農村集落のような風景となっています。それぞれの民家で、昔の生活用具を展示しているほか、用具の作り方を実演していることもあります。
敷地の広さを利用して音楽祭も毎年開かれ、大変盛り上がりを見せています。
飛騨高山独特の焼物「小糸焼」(こいとやき)。4代目の当主が作り出す陶器は少しざらざらした質感で、使う内になめらかになり、色も変化していくのが特徴。青い陶器は生み出すことが難しく、日本中で作陶しているのはこの「小糸焼窯元」だけです。希望すれば工房を見学することもできます。
飛騨山脈(北アルプス)に代表される雄大な自然に囲まれ、江戸時代の面影を残す古い町並や、春と秋の高山祭など、歴史と伝統文化が息づく町「飛騨高山」。飛騨高山温泉や奥飛騨温泉郷などの温泉と、飛騨牛や日本酒などのグルメも充実しています。 特に春と秋に行われる高山祭は絢爛豪華な屋台(山車)を中心に、精巧な動きをみせるからくり人形や絵巻物の再現のような祭行列が特徴で、国内外より多くの方々が見物に訪れます。 東京からは約6時間、大阪からは約4時間の道のりです。周囲には白川郷や上高地、金沢など日本有数の観光地があり、飛騨高山を中心として様々な土地へ訪れることができます。 欧米型のホテルや伝統的な旅館、家庭的な民宿や長期滞在に向いたホステルなど、さまざまなタイプの宿泊施設が混在しており、利用者の需要に応えられるキャパシティがあります。 自然・歴史・伝統・文化・美食、様々な分野に携わる飛騨の人々は素朴で温かく、訪れる人々を心からもてなします。