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河口湖の年間の気温は?富士山観光のシーズンも解説
富士山のふもとに広がる河口湖は、東京から車でわずか2時間の距離にあり、美しい風景が魅力です。桜や紅葉を楽しむためのベストな時期や、気温に合わせた服装選びも気になるポイントです。この記事では、河口湖の気温や天気、服装に関する情報をまとめてご紹介します。
目次
河口湖エリアの天気の特徴
Photo by Pixta
富士五湖エリアの1つである河口湖周辺は、標高約800~900mの高地に位置し、年間平均気温は11℃とされています。東京の平均気温16.4℃と比べると、かなり涼しく快適な気候です。
また、河口湖エリアの夏は短く暖かく、湿度が高いのが特徴で、曇りがちで急な雨が降ることがあります。一方、冬は寒く雪が降りやすいですが、晴れの日が多いです。1年間の気温の変化は、最低気温-7℃〜最高気温26℃までで、-11℃以下や29℃以上になることは稀です。
このように快適な気候で観光にも適しています。ただし、山間部に近いため、1日の中で天気が変わりやすく、寒暖差も大きいです。そのため、季節に合った服装を準備するだけでなく、上着や帽子などを持参することをおすすめします。
おすすめの観光ベストシーズン
河口湖の7月下旬から9月上旬の気候は温暖で、アウトドアに適しています。
しかし、上昇気流の影響で雲や雨が発生しやすいため、富士山を見ることが難しいことがあります。冬は寒いですが、晴れた日には雪をかぶった美しい富士山を見ることができ、これが河口湖の最大の魅力の1つです。
河口湖の四季の天気完全ガイド
河口湖の春の天気(3~5月)
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河口湖では、3月でも雪に覆われた富士山を見ることができ、平均気温は約2℃、最低気温は-2℃になることもあります。
そのため、寒さ対策が必要です。4月に入っても、平均最低気温は3℃程度で、依然として寒い日が続きます。この時期には、ダウンコートや厚手のジャケットを着ることをおすすめします。
4月中旬のゴールデンウィークが終わると、最高気温は18℃に達し、富士五湖周辺では富士山とともに桜やチューリップ、芝桜などの花々が満開を迎え、美しい景色を快適に楽しむことができます。
しかし、春は昼夜の気温差が大きく、夜間は気温が10℃以下になることもあるため、軽いジャケットを持参するのがよいでしょう。
河口湖の夏の天気(6~8月)
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河口湖の夏の平均最高気温は21°Cを超え、特に7月と8月が1年でもっとも暑い時期です。この期間の平均最高気温は26°C、最低気温は17°Cです。天気は変わりやすく、降水量が多いため、雨具を持参することをおすすめします。
6月はまだそれほど暑くなく、平均気温は約18°Cです。この時期にはラベンダーやアジサイなどの花を楽しむことができますが、突然の雨が降りやすく、雨後は気温が急に下がることがあるので、雨具と薄手のジャケットを持っていると安心です。
7月と8月は、キャンプや湖畔でのレジャー活動が盛んな季節で、各湖では花火大会も開催され、とても賑やかです。平均最高気温は約28°Cとなるため、短袖や帽子、日焼け対策として傘を持参するのが最適です。
河口湖の秋の天気(9~11月)
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河口湖の初秋は、平均気温が14~22℃で快適な気候です。湖畔周辺の美術館を訪れたり、芸術の秋を楽しむのに最適な時期ですが、9月の降水量は梅雨時期に匹敵するため、雨具を持参することをお勧めします。
9月下旬には気温が下がり始めるので、長袖や長ズボン、少し厚手のジャケットを用意すると良いでしょう。
10月以降は、富士山に初雪が降ることもあり、気温が急激に低下します。平均最低気温は8℃以下になり、紅葉の時期には最高気温が11℃程度まで下がり、夜間は3℃以下になることもあります。紅葉狩りにはセーターやコートなどの暖かい服を着ることをおすすめします。
特に夜の紅葉を楽しみたい方は、防寒対策をしっかりと行いましょう。
河口湖の冬の天気(12~2月)
冬の河口湖周辺では、最低気温が氷点下に下がり、最高気温も約5℃程度になります。この時期は雪が降りやすく、地面が凍結することもあります。そのため、雨傘に加えて滑りにくい靴やブーツを履くことが大切です。
しかし、冬の空気は澄んでおり、晴れた日は風景が非常に美しく、太陽の下では体感温度がそれほど寒く感じません。富士山の全景もはっきりと見ることができます。
河口湖を訪れる際は、寒さ対策をしっかりと行いましょう。ヒートテックやセーター、ダウンジャケットが基本的な服装です。また、マフラーやイヤーマフ、手袋、帽子、カイロなどの小物も忘れずに持っていくようにしましょう。
富士山と桜・紅葉を楽しむベストシーズンはいつ?
日本には四季がはっきりと感じられるため、さまざまな美しい自然の景色が楽しめます。特に、毎年訪れる桜の季節や紅葉の季節は非常に人気です。
観光地では、宿泊施設や交通機関のチケットが取りづらくなることもあります。例えば、河口湖では、富士山とともに美しい花々や草木の景色を楽しむことができるため、多くの観光客に愛されています。
もっとも美しい景色を楽しむためには、いつチケットを手配するのがベストなのかを紹介します!
河口湖の桜
河口湖エリアの桜の見頃は、毎年4月中旬から下旬です。主に人気の染井吉野桜が咲き誇ります。特におすすめなのは、河口湖の北岸で、富士山と湖を背景にした美しい桜の景色を楽しむことです。ピンクと白の桜が一面に広がり、息をのむような美しさです。
湖畔の遊歩道を歩きながら桜を鑑賞でき、桜のシーズンには桜祭りも開催されます。昼間はさまざまな食べ物や商品が並び、夜になるとライトアップされた幻想的な夜桜を楽しむことができます。
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河口湖の紅葉
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河口湖畔には約400~500本の紅葉の木があり、毎年10月下旬から11月下旬にかけて紅葉が最盛期を迎えます。
美しい紅葉が湖面に映り込み、周辺ではさまざまなイベントも開催されます。中でももっとも人気のあるスポットは「紅葉回廊」で、毎年開催される富士河口湖紅葉まつりでは、紅葉のライトアップが楽しめます。
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富士山を訪れる前に!河口湖周辺の天気予報をチェックしよう
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冬は富士山を観賞するのに最適な季節とされています。この時期は気候が安定し、富士山が見られる確率が一年で最も高くなります。
特に10月から2月の間、山頂に積もった雪が景色に美しさを加えます。また、冬の間は「ダイヤモンド富士」や「パール富士」など、幻想的な景色を見ることができ、観光客やカメラマンがその瞬間を捉えるために長時間待つこともあります。
また、毎朝8時前は富士山がもっともよく見える時間帯です。特に早朝は湖面に船がなく、富士山の美しい倒影「逆富士」を撮影しやすくなります。
おわりに
今日紹介した河口湖の天気予報は過去の平均情報をもとにしていますが、天気は予測が難しいため、旅行の際には必ず最新の天気予報を確認してください。
河口湖の15日間や30日間の天気予報を事前にチェックして、万全の準備をしましょう。また、天候によっては予備の計画を立てて、柔軟に対応できるようにしておくと、旅行中に天気の影響を受けずに済みます。
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Tweets by matchantravel この記事は2024年7月の情報に基づいて作成しました。