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【東京近郊】大自然を独り占め!車なしで行ける関東のグランピング場9選
関東のグランピング施設には、車なしでも電車で気軽にアクセスできるスポットがたくさん! この記事では、筆者が実際に滞在したことのある施設も含めて、東京近郊でアクセスしやすい「関東のグランピングスポット9選」をご紹介! 富士山を眺めたり、おしゃれなテントに泊まれる人気のスポットが盛り沢山です。
車なしOK!電車・バスで行ける関東のグランピング場9選
妙義グリーンホテル/Picture courtesy of Booking.com
アウトドア初心者でも、気軽に自然と触れ合えるのが魅力の「グランピング」。
東京近郊の関東エリアには、電車やバスなどの公共交通機関だけで簡単にアクセスできるグランピング施設があります。
そこで今回は、都内から車なしでアクセスできる「関東のグランピング施設9選」をお届け! 富士山の絶景や全客室温泉付きのオススメグランピング施設などを、ぜひチェックしてみてくださいね。
目次:
1.PICA Fujiyama(富士山近郊)
2.杓子山ゲートウェイキャンプ(富士山近郊)
3.藤乃煌 富士御殿場(富士山近郊)
4.BUB RESORT-chosei village-(千葉)
5.THE FARM(千葉)
6.THE BAMBOO FOREST(千葉)
7.ビオリゾート ホテル&スパ オーパークおごせ(埼玉)
8.妙義グリーンホテル&テラス(群馬)
9.温泉グランピング シマブルー(群馬)
10.おわりに
1.【富士山近郊】特等席で富士山を鑑賞「PICA Fujiyama」
photo by prtimes
3つのオススメポイント!
・富士山が見える抜群のロケーション
・サウナがある
・自然との一体感を味わえる
5ヘクタールの広さを誇る「PICA Fujiyama(ピカ フジヤマ)」は、富士山麓に位置するアウトドアリゾート。
広大な敷地の中には3種類の宿泊施設があります。一番人気は半円型の透明テント「アメージングドーム」です。テントの中にいても常に自然が目に入るつくりで、自然との一体感を味わえます。
「アメージングドーム」にはキッチンはないため、夜はディナーコース、朝はビュッフェで食事が楽しめます(現在は新型コロナウイルス感染対策により、レストランではなくアメージングドーム内にて食事)。
その他の宿泊施設にはキッチンまたはバーベキューセットが付いているので、自分で食材を用意して調理することも可能です。
調理の手間を省きたい人は、施設内のレストランで地元の食材をふんだんに使用した食事を楽しむこともできます(休業中)。
「富士山を独り占め!山麓の秘密基地「PICA Fujiyama」でグランピング体験より」
施設周辺では、ラフティングなどの自然と戯れることができる多くのアクティビティを体験でき、宿泊以外の楽しみもたくさんです。
立地にも恵まれているため、「PICA Fujiyama」を拠点に富士登山を楽しんだり、樹海・洞窟トレッキングをするなど旅のアレンジも簡単に可能です。
「富士山を独り占め!山麓の秘密基地「PICA Fujiyama」でグランピング体験より」
【アクセス方法】
高速バスの「富士急ハイランドバス停」もしくは電車の「河口湖駅」まで行き、そこから無料観光巡回バスに乗り換えます。
【送迎】
あり(詳細はこちら)
2.【富士山近郊】人気ドラマのロケ地になった「杓子山ゲートウェイキャンプ」
Picture courtesy of Booking.com
3つのオススメポイント!
・南アルプス、富士山の絶景を望むロケーション
・人気ドラマの撮影地として話題
・眺めのよい貸切露天風呂がある
正面には壮大な富士山、その彼方には南アルプスが望める最高のロケーションに位置するのが「杓子山(しゃくしやま)ゲートウェイキャンプ」。空を遮るものがないため日が沈む前後の瞬間の美しいグラデーションが空に見られ、まさに都会では味わえない雰囲気と言えるでしょう。
「杓子山ゲートウェイキャンプ」は、人気俳優、川口春奈、横浜流星、向井理ら主演の日本ドラマ『着飾る恋には理由があって』のグランピングをするシーンでのロケ地としても採用され、注目を浴びました。
Picture courtesy of Booking.com
ドーム型のテントは断熱性のある二重構造で、エアコン完備。オールシーズン快適に過ごせます。食事は持ち込んだり、食材を自分たちで用意してバーベキューを楽しむこともできますが、専属フードディレクターが提案する食材を現地で調達するのもあり。
朝食も持ち込みは可能なものの、パンや季節のスープが詰まった朝食セットを注文して、目の前の富士山を眺めながらピクニック気分を味わうのが人気の楽しみ方です。朝の爽やかな空気とともに味わえば美味しさも格別です。
Picture courtesy of Booking.com
【アクセス方法】
「富士山駅」からタクシーで約10分。「富士山駅」までは東京駅から電車や高速バスを利用して行くことができます。
【送迎】
なし
3.【富士山近郊】プライベート空間で非日常を堪能!「藤乃煌 富士御殿場」
Picture courtesy of Booking.com
3つのオススメポイント!
・プライベートを確保できる完全独立型キャビン
・富士山の絶景ビュー
・ジェットバス、焚き火、ハンモックで非日常体験(※一部客室)
富士山を望む抜群のロケーションにある「藤乃煌(ふじのきらめき) 富士御殿場」は、プライベート空間で自然を満喫したい方にオススメのグランピング施設です。
この施設の特徴は、各客室にベッド、シャワーブース、アウトドアデッキなどを完備した完全独立型キャビンであること。
Picture courtesy of Booking.com
全てのキャビンは自然との一体感が感じられる造りで、なかでもアウトドアデッキでは、富士山の絶景とともに楽しむジェットバス、焚き火、ハンモックなど、非日常感たっぷりなアウトドア体験を堪能できます。
Picture courtesy of Booking.com
夜の食事は、グランピングムードを盛り上げてくれるBBQもしくは、グランピングスタイルのコース料理のどちらか好きな方を選びましょう。朝も食事が用意され、飲み物も現地購入することができるので、食材の心配は不要です!
Picture courtesy of Booking.com
アクティビティ体験も充実しており、富士山周辺でアクティブに楽しめるネイチャーアクティビティをはじめ、「藤乃煌 富士御殿場」の施設内でマイペースに楽しめるクラフト体験などもありますよ。
【アクセス方法】
JR新宿駅よりJR御殿場駅まで行き、送迎車で約10分(事前予約制)。
【送迎】
あり(詳細はこちら)
4.【千葉】予約・追加料金不要のアクティビティ「BUB RESORT長生」
Picture courtesy of Booking.com
3つのオススメポイント!
・約30種のアクティビティが無料
・親子で楽しめる季節のイベント開催
・地元食材を使ったBBQ&フリードリンク
“思い切り遊べる、大自然に泊まれるテーマパーク”がコンセプトの「BUB RESORT長生(ちょうせい)」。約30種用意されているアクティビティは、追加料金、事前予約不要! その日の気分で自由に選んで遊ぶことができます。
アクティビティごとの定員人数もないので、ゆるく気軽に参加できる点も魅力です。火起こし体験やスイーツピザ作りなどのほか、季節のイベントに合わせたアクティビティが盛りだくさんです。
Picture courtesy of Booking.com
食事料金は宿泊料金の中に含まれていて、それぞれのテントの前で本格グリルBBQを楽しむスタイル。おしゃれなテントやコテージに泊まりながら、自然の素晴らしさを思う存分堪能してください。
【アクセス方法】
JR外房線「八積駅」から徒歩15分、「上総一ノ宮駅」からタクシーで約10分(車の場合、東京駅から約90分。駐車場30台完備)
【送迎】
あり(詳細はこちら)
5.【千葉】ワンランク上のグランピングなら「農園リゾート ザファーム」
3つのオススメポイント!
・滑り台、ボルダリング付きのコテージ
・野菜の収穫体験ができる
・露天風呂やサウナが楽しめるスパ施設
関東地方で最も早くグランピングを取り入れた「農園リゾート ザファーム」は、滑り台やボルダリングのついたテント、リバーサイドに佇むテントなどがそろう場所。
プライベートサウナ付きのコテージや1日3組限定の高級コテージもあり、ワンランク上のグランピングを体験したい人にもってこいです。
園内には農園があり、1年を通じて野菜の収穫体験をすることも可能(別途料金)。採れた野菜をBBQでその日の新鮮なうちに味わうこともできます。
サウナや露天風呂が楽しめるスパ施設「かりんの湯」や、ハーネスを装着しワイヤーを滑るフランス生まれのアクティビティ「ジップライン」体験も見逃せません。
農園で採れた野菜は、施設内にあるカフェや、BBQなどで味わうことが可能。また、モーニングブッフェでも新鮮野菜を存分に楽しむことができます。コスパのよさは、筆者がグランピングで泊まったことのある中でも一二を争うと言えるでしょう。
【アクセス方法】
千葉交通高速バスで「栗原バス停」から無料のシャトル便(1日3便運行)で約15分。「栗原バス停」までは東京駅からの高速バスが便利です。
【送迎】
あり(詳細はこちら)
6.【千葉】動物園の隣でグランピング「THE BAMBOO FOREST」
3つのオススメポイント!
・動物園の中にあり、動物と触れ合える
・まるでジャングルの中にいるかのような空間
・キリンと一緒に朝食が食べられる
「THE BAMBOO FOREST(ザ・バンブーフォレスト)」は、動物園「ANIMAL WONDER REZOURT(アニマル ワンダー リゾウト)」内にあるグランピング施設。少し先にはキリンやラクダなどの動物が生活していて、ジャングルの中にいるかのような気分になれます。
動物自体はテントから少し離れた場所にいるものの、柵越しに動物を観察することも可能。夜になれば動物の鳴き声が聞こえ、普段は聞けないリアルな動物の鳴き声を耳にすることができるかもしれません。
宿泊施設は竹林の中に佇み、朝から晩まで神秘的な世界観を味わえるでしょう。ツリーハウスやドームテント、海外でも人気の玉ねぎ型のロータスベルテントなど個性的なテントが備わります。夜はライトアップされ、エキゾチックな雰囲気満載です。
バスルームスペースは共有ですが、シャワールームは各客室専用となっているので、ほかの人とシャワールームを取り合う心配はありません。施設内では無料でボードゲームの貸出もしています。
また「THE BAMBOO FOREST」に来たら、絶対に体験して欲しいのがキリンを目の前にしてキリンと一緒に朝食をとれるサービスです(別料金、人数制限有り)。子どもはもちろん、大人も大興奮してしまうこと間違いなし。朝食後には専門のガイドとともに、動物に触れ合うこともできます。
【アクセス方法】
東京駅または羽田空港から高速バスに乗り、「市原鶴舞バスターミナル」で下車。そこから無料送迎バスで10分程度(無料送迎バスは事前予約制)。
【送迎】
あり(詳細はこちら)
7.【埼玉】北欧の雰囲気に浸れる「BIO-RESORT HOTEL&SPA O Park OGOSE」
3つのオススメポイント!
・北欧にいるかのような空間
・サウナと水風呂付きの客室がある
・約8000冊の漫画や雑誌、卓球で自由に遊べる
埼玉県に「ムーミンバレーパーク」がオープンしたことで、日本で増えつつある北欧風の施設。その1つがこの「BIO-RESORT HOTEL&SPA O Park OGOSE(ビオリゾート ホテル&スパ オーパークおごせ)」です。
期間ごとにさまざまなイベントが行われ、ワインピクニックや北欧で人気のスポーツが楽しめる貴重な体験もできます。施設内には約8000冊のコミックや雑誌が自由に読めるライブラリやキッズスペース、卓球台が完備され、滞在中は無制限で利用可能です。
Photo by PR TIMES
客室は全部で9種類。北欧にいるかのような気分を味わいたいならムーミンの雑貨やアイテムに囲まれた客室「ムーミンスペシャルルーム」や、北欧家具が並ぶ「空中グランピングドーム」がオススメ。
フィンランドのファブリックデザインメーカー「フィンレイソン」とコラボレートした特別ルーム「サウナスイートキャビン」はフィンランド名物のサウナと水風呂が備わり、ちょっとしたフィンランドの日常を楽しむことができます。
Photo by PR TIMES
【アクセス方法】
JR八高線・東武越生線「越生駅」から車またはタクシーで約10分
【送迎】
あり(詳細はこちら)
8.【群馬】芝生に囲まれた贅沢な時間「妙義グリーンホテル&テラス」
3つのオススメポイント!
・「日本のホテル100選」に入選
・妙義山を望む天然温泉がある
・ゴルフが楽しめる
2018年にオープンした「妙義(みょうぎ)グリーンホテル&テラス」は、もともとホテルとゴルフ場のある敷地内にオープンしたため、一面に芝生が広がるちょっと贅沢なグランピング施設です。
室内から妙義山を望むことができる「ラグジュアリーテント」やキャンピングトレーラースタイルのグランピングが楽しめる「エアストリーム」など、個性溢れる客室が揃います。
テラスから徒歩約15分の場所には自家源泉の天然温泉があり、お湯に浸かりながら妙義山を眺めるひとときはまさに究極の時間。施設内ではゴルフもでき、幅広い年齢層の人が楽しめるでしょう。
【アクセス方法】
東京駅からJR長野新幹線/上越新幹線で高崎駅まで行き、シャトルバスで約10分(事前予約制)
【送迎】
あり(詳細はこちら)
9.【群馬】四万温泉を専用風呂で独り占め!「温泉グランピング シマブルー」
Picture courtesy of Booking.com
3つのオススメポイント!
・客室専用風呂で温泉が楽しめる
・上信越国立公園内にある自然豊かな環境
・ネイチャーアクティビティに参加できる
「温泉グランピング シマブルー」は、群馬の名湯「四万温泉」を各客室にある専用風呂で独り占めできる贅沢なグランピング施設です。
ここは、四万十川が流れる上信越国立公園内にある施設。手付かずの豊かな自然の中には、趣が異なる7つのキャビン、貸切サウナ、カフェ(休業中)などが点在しています。
Picture courtesy of Booking.com
Picture courtesy of Booking.com
全てのキャビンは、四万温泉の景勝地「楓仙峡(ふうせんきょう)」に面しており、春から夏は木々の緑、秋には紅葉の景色が広がる開放感抜群のプライベート空間で、温泉やウッドデッキでのBBQなどが楽しめます。
さらに自然を満喫したい方なら、青く美しい四万湖でのカヌー&サップツアーや、滝を間近に体験できる四万リバートレッキングなどのネイチャーアクティビティなどに参加するのもオススメです。
【アクセス方法】
東京駅から上越新幹線で高崎駅まで行き、JR吾妻線へ乗り換えて中之条駅で下車。そこからバスで「中之条駅南」から「四万温泉バ」まで行き、徒歩約12分で到着。
【送迎】
あり(詳細はこちら)
よくある質問
関東のグランピング施設が安くなる時期は?
どの時期が安くなるかは施設によって異なりますが、通常のキャンプ同様、冬の時期や、6月の梅雨の時期は閑散期となる施設も多くあるようです。
一方で、グランピングは冬でも快適に過ごせる場所が多いので、冬の時期で探してみるのがオススメです。また、休日よりも平日で探してみてください。
グランピングにオススメの季節は?
一般的には春・秋など、野外で過ごしやすい時期が人気です。しかし、例えば天体観測や焚火を楽しむといったことで、冬を選ぶ人もいるようです。
グランピングとキャンプの違いは?
グランピング(glamping)は、「グラマラス(glamorous)」と「キャンプ(camping)」を組み合わせた言葉です。グランピングでは、キャンプでありつつも豪華な施設で快適に過ごせます。
おわりに
キャンプよりも気軽に、そして贅沢な自然体験が楽しめるグランピングは、日本でじわじわと人気が高まっています。
本記事では、車がなくても、電車やバスなどの公共交通機関だけでアクセスできる関東のグランピングスポットをご紹介しました。
ぜひ、この機会にグランピングにハマり、大自然で心を思いっきり解放させる心地よさを味わってみてください。
本記事は、2022年3月10日に公開された記事をリライトしたものです。
7年間台湾を離れ、東京へとうっかりやって来た。最初は慣れなかったが、徐々にこの瞬く間に変化する大都市に惹かれ、同時に伝統文化を残す姿に気持ちを寄せるようになった。子供の世話をしながらも、自分の時間を作り、駅から徒歩15分程度の場所で、人口密度が約30%のところで一息つくのが好きだ。食べ物にこだわりはあるが、美味しいものを探すことに熱心で、料理を愛し、人に食べさせることも愛している。自分はポテトチップス協会のメンバーだと自称している。
Contact :annielin99@gmail.com