総延長398メートルの回廊!?桃太郎伝説のモデル!?【吉備津神社】
桃太郎(鬼退治)伝説の原型となったとされる吉備津彦命(きびつひこのみこと)と温羅(うら)にまつわる伝説が残っている神社をご紹介!
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目次
- 「桃太郎伝説」の生まれたまち おかやま ~古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語~ (2018年の日本遺産認定)
- 季節の花々が楽しめる名所
- 見どころ➀国宝(本殿・拝殿)
- 見どころ②全長約400mの廻廊
- 見どころ③『鳴釜神事(なるかましんじ)』
- 祈願・お守りの購入にもおすすめ
「桃太郎伝説」の生まれたまち おかやま ~古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語~ (2018年の日本遺産認定)
「桃太郎さん♪桃太郎さん♪」童話でおなじみの「ももたろう」。桃太郎伝説のルーツは岡山にあります。岡山市の西部から倉敷市・総社市にまたがる吉備路。このエリアには、桃太郎にまつわる逸話や遺跡が数多く残されており、日本遺産に認定されています。
桃太郎のモデルとなった大吉備津彦命をお祀りし、境内には鬼として有名な温羅の首が埋められたとされる御竃殿も現存しています。吉備津神社は西暦300年ごろに創建されたとも言われており、江戸時代には、香川県の金刀比羅宮へお参りする「こんぴら参り」とともに、全国から参拝者が訪れ、当時から信仰と歴史がある場所となっています。
季節の花々が楽しめる名所
春は桜、初夏は紫陽花、秋は紅葉を楽しむことができ、多くの観光客が訪れます。写真撮影スポットとしても人気です。
見どころ➀国宝(本殿・拝殿)
【上:国宝の本殿・拝殿 下:比翼入母屋造】
神社の見どころは、3つ。
1つ目が、『比翼入母屋造』の本殿・拝殿(国宝)。全国でも珍しい建築を見ることができます。
見どころ②全長約400mの廻廊
2つ目が、廻廊です。全長約400mの廻廊は、自然の地形をそのままに、しなやかに一直線に続いています。
神様のお供え物を運ぶ道とされ、戦国時代までは今の約3倍の長さがあったのだとか。
見どころ③『鳴釜神事(なるかましんじ)』
3つ目が『鳴釜神事』です。「音が大きく豊かに聞こえたら吉。途切れたり、聞こえなかったら凶」
大吉備津彦命に敗れた温羅は、首だけになっても唸り続けました。その温羅の首が埋められたとされる御竃殿では、吉凶を占うことができます。
【壁や柱、天井が煤で黒くなった御竃殿】
釜で燃える木が勢いを増し、部屋中が煙に包まれます。突然、部屋全体に牛が鳴くような「ぶぉーん」という音が響き渡ります。鮮明に、はっきりと聞こえてきます。「太く安心感のある音」、「もっと聞いていたい」、「聞こえなかった」など、聞く人の心にどう響くか、その感じ方で吉凶を占います。
【戦国武将の黒田官兵衛も、鳴釜神事に祈願したとされる】
吉備路にはいろいろな桃太郎伝説のお話が残されています。古代のロマンに思いをはせる旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
※鳴釜神事の様子は、撮影禁止です。特別に許可をいただいて撮影しています。
祈願・お守りの購入にもおすすめ
交通安全・家内安全・合格祈願・・・・様々な祈願にもおすすめです。
神社には桃太郎にまつわるものがたくさんあります。桃太郎が描かれたおみくじボックスや、桃鈴のお守りもあります。昔から、桃には厄除けの力があるとされてきました。 旅の思い出やお土産にもおすすめです。
岡山県は、西日本の中央に位置しており、1年を通して雨が少なくて温暖な気候から「晴れの国」と呼ばれています。京都、大阪、広島の有名観光地めぐりの中間点でアクセス便利!瀬戸大橋を経由して四国に渡る際の玄関口でもあります。 また、「フルーツ王国岡山」とも呼ばれ、瀬戸内の温暖な気候の中、太陽を浴びたフルーツは、甘さ、香り、味ともに最高品質。 白桃をはじめ、マスカットやピオーネなど、旬のフルーツが味わえます! 「岡山城」や日本三名園の「岡山後楽園」、倉敷美観地区といった、歴史、文化、アートなど世界に誇る観光スポットもあります!