【三重】名古屋からアクセス良好!「御在所ロープウエイ」は三重県の隠れ絶景スポット
「御在所ロープウエイ」は名古屋からアクセスがしやすく、日帰り旅行に最適です。三重県と滋賀県の県境にまたがる鈴鹿山脈のほぼ中央にある御在所岳から望む雄大な景色や、ハイキングが楽しめます。本記事では御在所ロープウエイの詳しい情報や周辺の観光スポット、グルメ、温泉について紹介します。
名古屋からバスで約1時間!隠れた名所「御在所ロープウエイ」はどこにある?
Picture Courtesy of 御在所ロープウエイ
御在所ロープウエイは三重県鈴鹿山脈の御在所岳にあります。
1959年に開通した全長約2キロメートルのロープウエイで、御在所岳(標高1,212メートル)と湯の山温泉街を結びます。片道約15分なので、ゆっくりと空中散歩を楽しめますよ。
開通当時は、世界最大のロープウエイのひとつとされており、御在所ロープウエイの支柱である白鉄塔の高さは日本一を誇ります。
名古屋駅からもアクセスしやすく、直通のバスを使えば約1時間ほどで到着できます。詳しいアクセス方法は記事の最後にまとめているので、ぜひチェックしてください。
Picture Courtesy of 御在所ロープウエイ
御在所ロープウエイは急こう配であるのも特徴のひとつです。高低差およそ800メートルを駆け上がるので、標高が上がるとともに壮大な自然の景色の変化が楽しめ、四季折々の美しさを堪能できます。
運が良ければ、特別天然記念物のニホンカモシカに出会えるかも知れません。
ロープウエイの周囲には展望台やスキー場、温泉といった観光スポットが点在しているのも魅力です。御在所岳を訪れれば、絶景だけでなく多彩なアクティビティも満喫できます。
2018年には御在所ロープウエイと台湾の猫空ロープウェイが友好協定を締結しています。現地でチケットを購入する際に猫空ロープウェイのプロモーションDMを持参すると、割引が受けられます。
御在所ロープウエイの見どころと四季折々の絶景
素晴らしい景色を望む展望台
Picture Courtesy of 御在所ロープウエイ
展望台からの景色は、ロープウエイで登るからこそ体験できる究極の魅力です。山上公園内には5つの展望台があり、それぞれ異なる絶景が楽しめます。
遠くには名古屋市の街並みが見渡せるほか、中部国際空港や伊勢湾も一望できます。天気が良ければ長野県の北アルプスや富士山も眺めることができます。
空中ブランコのようなリフト
ロープウエイの「山上公園駅」から御在所岳頂上までを結ぶリフトです。まるでブランコに揺られながら、森や野原を進むような体験ができます。
リフトはゆっくりと進んでいくので、涼やかな山風を感じながら、四季折々の美しい景色をたっぷりと楽しめます。
奇岩・珍岩
Picture Courtesy of 御在所ロープウエイ
御在所岳には、数々のユニークな奇岩や珍岩が点在しています。
中でも「地蔵岩(じぞういわ)」は、3つの岩で構成されており、中央に挟まれた四角い岩が絶対に落ちないことで有名です。そのため地蔵岩のポストカードやストラップなどのグッズが受験生に人気です。
また、「鷹見岩(たかみいわ)」「恵比寿岩」「大黒岩」は高さが際立つ岩々です。通り過ぎるとつい二度見してしまうほどの迫力があります。
四季折々の美しい風景
Picture Courtesy of 御在所ロープウエイ
御在所岳の春は少し遅れて訪れます。雪が溶けると、山麓から頂上にかけて木々が芽吹き、美しい新緑と花の季節となります。
御在所岳は主に花崗岩(かこうがん)でできているため、春を彩る代表的な花はツツジです。山上公園内に多く自生しており、最初にかわいらしいピンクの花びらが特徴のアカシオが咲きます。その後、シロヤシオやベニドウダン、サラサドウダンが順に咲きます。
Picture Courtesy of 御在所ロープウエイ
夏の御在所岳山頂は市街地よりも10度ほど涼しく、秋の虫として知られるアカトンボも避暑にやってきます。
夏休み期間中はアカトンボの行動範囲を調べるマーキング調査イベントを開催しており、毎年多くの子どもたちが参加します。
Picture Courtesy of 御在所ロープウエイ
御在所岳の紅葉は、山全体が一斉に色づくのではなく、標高差で段階的に色づいていきます。例年10月中旬から山頂付近が色づき始め、11月下旬にかけてふともの温泉街まで紅葉がおりていきます。
ロープウエイからは標高が上がるにつれ青葉から赤や黄、橙へと徐々に色づくグラデーションの紅葉を楽しむことができます。
Picture Courtesy of 御在所ロープウエイ
冬の御在所岳では、三重県唯一のオープンスキー場があり、スキーやスノーウォーキングなど、さまざまな雪山アクティビティが楽しめます。
また、気象条件が整うと、標高1,000m以上の場所で樹氷を鑑賞できるのも、冬の魅力のひとつです。冬の御在所岳も他の季節に引けを取らない美しさにあふれています。
気軽にハイキングを楽しむ
Picture Courtesy of 御在所ロープウエイ
山上公園の散策路は整備されています。そのため、観光客でも歩きやすい靴を履いていれば安心してハイキングを楽しめますよ。
道中には見晴らしの良いスポットがたくさんあります。時間と体力に余裕があれば、ぜひ立ち寄ってみてください。
雲一つない穏やかな晴れた日には、まず富士見岩展望台へ。運が良ければ富士山を眺めることができます。その後、徒歩またはリフトに乗って、望湖台まで足を伸ばしてみましょう。望湖台の大岩に登れば、日本最大の湖である琵琶湖を一望することができます。
高台から見下ろす景色は迫力満点で、目を見張るほど圧巻です。
御在所ロープウエイ周辺の美味しいグルメとショッピングスポット
展望レストラン ナチュール
御在所カレーうどん 税込1,200円
「展望レストラン ナチュール」は、ロープウエイの「山上公園駅」にあります。三重県で最も標高の高い場所にあるレストランからは、素晴らしい眺めと食事やカフェを楽しめます。
たくさんあるメニューの中でも一番人気なのは「御在所カレーうどん」です。
麺は、三重県名物の伊勢うどんを使用しており、シンプルながらもちもちの食感が特徴です。程よい歯応えがあり、濃厚なカレーとも絶妙にマッチします。コラーゲンたっぷりの豚の角煮との相性も抜群です。山登りで消耗したエネルギーをしっかり補給できるでしょう。
Picture Courtesy of 御在所ロープウエイ
メイン料理だけでなく、スイーツも豊富に揃えています。特に人気なのが御在所ロープウエイのシンボルをモチーフにした「白鉄塔ソフトクリームです」。
ほかにも、御在所ロープウエイのマスコット「ブラン」と「ルミエル」がプリントされた特製パンケーキも楽しめます。
お土産ショップ ベルフォレ
お土産ショップ「ベルフォレ」は、ロープウエイの起点である「湯の山温泉駅」に隣接します。
御在所ロープウエイのオリジナル商品をはじめ、地酒や銘菓などが豊富にそろいます。またニホンカモシカをモチーフにした商品パッケージも多く、キュートで目を引いています。
アウトドア用品専門店モンベルルーム 御在所店
世界的に有名なアウトドア用品ブランド「モンベル」のショップです。
通常の店舗で販売している商品に加え、「モンベルルーム 御在所店」でのみ販売しているオリジナルデザインTシャツがお土産にも人気です。
御在所ロープウエイ周辺の温泉施設
ホテル 湯の本
Picture courtesy of 湯本飯店
ホテル湯の本は、ロープウエイ乗り場のすぐ隣にあります。温泉に浸かり、ハイキングの疲れを癒すのに最適です。
露天風呂からは、雄大な鈴鹿山脈の景色をはじめ、別の方向には名古屋市の街並みも一望できます。ロープウエイの旅とプランを組み合わせれば、充実したひとときが過ごせるでしょう。
ホテル湯の本
住所:三重県三重郡菰野町(こものちょう)菰野8497 Google Map
AQUAIGNIS(アクアイグニス)
Picture courtesy of AQUAIGNIS
アクアイグニスは御在所岳の麓にある広大な温泉複合施設です。ここでは温泉だけでなく、有名シェフが手がけるスイーツやパンなど、美味しい食事も楽しむことができます。
またいちご温室も併設されており、12月中旬から翌年6月中旬までの期間には、いちご狩りの予約が可能です。
アクアイグニスは比較的大きな複合施設なので、時間があればぜひ1泊してみてください。
アクアイグニス
住所:三重県三重郡菰野町菰野4800-1 Google Map
名古屋からの日帰り旅行には「御在所ロープウエイ」が最適!
名古屋から御在所ロープウエイまではアクセス方法がいくつかあります。
一番おすすめなのが、バスで行く方法。名古屋駅(名鉄バスセンター)から三重交通高速バスを使えば、乗り換えずに約1時間で到着でき、日帰りの小旅行にぴったりです。
電車の場合は、名古屋駅から近鉄名古屋線に乗り、近鉄四日市駅へ。ここから近鉄湯の山線に乗り換え、終点の「近鉄湯の山温泉駅」に向かいます。そこから三重交通のバスに乗り換えて「湯の山温泉・御在所ロープウエイ前」で下車すれば到着です。所要時間は1時間半ほどです。
レンタカーの場合は、名古屋中心部から約1時間でアクセス可能です。
御在所ロープウエイの景色は刻々と変わります。四季ごとにまったく異なる表情を見せるので、時期を変えて何度も訪れ、魅力をより深掘りしたくなることでしょう。
御在所ロープウエイの営業時間は午前9時から午後5時です。(ただし12月1日~3月31日は午前9時から午後4時まで。)ロープウエイの料金は往復税込2,600円です。(2024年10月時点)
友好協定を結んでいる台湾の猫空ロープウェイとの今後のコラボ企画や交流にも期待が高ります。
Sponsored by 三重交通グループホールディングス
Author:Kenko