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観て、聴いて、味わって。「Artspace&Cafe MUSA(ムーサ)」で芸術の秋を。
東京中野、西武新宿線鷺ノ宮駅から徒歩1分の地下カフェ「MUSA(ムーサ)」を紹介します。 店内にはアート作品がいっぱい。展覧会や演奏会もできます。
こんにちは、ナカノ観光レポーターの「あざらしヶ丘」です。秋といえば、食欲の秋、スポーツの秋、そして「芸術の秋」。今回はアートな地下カフェ「Artspace&Cafe MUSA(ムーサ)」をご紹介します。
東京中野の西武新宿線「鷺ノ宮駅」南口から歩いて1分。カフェだけでなく、ライブイベントや展覧会、ワークショップ、オフ会、貸切パーティーなどができます。
2013年8月29日にオープンし、夫婦で経営。金曜日、土曜日、日曜日、祝日限定の開店です。マスターの寳田祐平さんと店長の未来子さんにお話を伺いました。
―オープンしたきっかけを教えてください。祐平さん「作品展示や演奏といった表現活動も出来る場所にしたくて、それにはカフェが適していました」未来子さん「『なんで地下なの?珍しいね』ってよく言われるんですが、演奏の音が近隣への迷惑にならないように地下の店舗を探していたところ、ここを見つけて今に至ります」
店名は、美術・音楽・文芸などを司るギリシャ神話の女神「ムーサ」から。
開放的で落ち着いた店内。
音楽が趣味の祐平さん。サックスが飾られています。
美術大学卒でアートが趣味の未来子さんは、動物が大好き。
未来子さん「同級生も卒業後は就職や結婚でだんだん絵を描くことから離れていってしまって、ちょっと寂しかったんです。なので、作品展示も気軽にやってもらえたらという思いで、1人でも来やすいお店を開きました」
未来子さんの人柄が表れた優しい絵にほっこり。
カウンター席や書棚には、縄文グッズや、祐平さんが3Dプリンターで作った雑貨たち。とても楽しい空間ですね。
ランチに未来子さんこだわりの、手作りキーマカレーをいただきました。
玉ねぎとひき肉を5種類のスパイスで炒めて、トマトで煮込んだヘルシーなカレー。とってもまろやかで美味しい!辛さ控えめなので、お子さんから高齢の方まで美味しく食べられます。
食後のコーヒーは、注文を受けてから祐平さんがドリップ。深い味わいに、ちびナカノさんもまったり。
シナモンとナツメグが香るキャロットケーキ。ほかにもベイクドチーズケーキ、ガトーショコラなどがあり、ケーキ&ドリンクのセットでゆったりするのもオススメ。フードメニュー、ケーキ、コーヒーはテイクアウトもできます。
アルコールメニューに、目を引く「サギハイ」の文字が。
鷺宮にあった「らーめん 秋龍」が考案した米焼酎の炭酸割り。秋龍の閉店で、寳田さん夫婦が引き継ぎました。現在、鷺宮名物!?な「サギハイ」が飲めるのはムーサだけ。ぜひご賞味ください。
中野区初!ティラ活できるカフェ
ティラ活(ティラノ活)とは、一般社団法人日本ティラノサウルス競技連盟によると、ティラノサウルスの姿で活動すること。ムーサは、連盟の「公認ティラ店舗」でもあります。
ティラノサウルスの着ぐるみで走る「ティラノレース」も未来子さんの趣味の一つ。店内にはレースの参加証と楽しそうな写真!未来子さん「『ティラ活』は、集まってお茶するなど、室内での楽しみ方もあります。うちも事前予約が必要ですが、ティラ活の場として歓迎ですし、イベントの開催も予定しています」
ピクチャーレールやフックがある貸しスペース。ミニカウンターや棚を使った展示もできます。PAセットもあり、無観客配信ライブが開催されたことも。「ネット環境はかなり強くしました!」と未来子さん。
毎月、様々なイベントが開催中!「わんにゃんアート展」では、素敵な写真や絵を募集しています。
最後に、物販コーナーを紹介します。
名物の「カメさんクッキー」や、人気上昇中の「ティラノクッキー」。フードメニューのキーマカレーが自宅で再現できる「スパイスセット」も。
イベント出演者によるアート作品やハンドメイド雑貨も並んでいます。
「カメさんクッキー」を購入しました。とても可愛らしい形でギフトにオススメ。
カフェとして、そして芸術や音楽を楽しむ場所として、長く続いてほしいお店です。ぜひ訪れてみてください。
Artspace&Cafe MUSA
所在地:中野区白鷺2-48-6 白鷺ビルB1F
アクセス:西武新宿線「鷺ノ宮駅」南口より徒歩1分
電話:03-5327-8791
営業時間:11時から18時(土曜日は11時から21時)、イベント等で変動あり
定休日:月曜日から木曜日(祝日は営業、後日振替。詳しくはホームページをご確認ください)
中野区は、東京都23区の西部に位置しています。サブカルチャーの「聖地」と呼ばれる「中野ブロードウェイ」が特に有名ですが、それ以外にも歴史ある神社・仏閣やグルメなど、多くの観光資源を有しています。 中野駅周辺で「100年に1度」とも言われる再開発が進み、まちの移り変わりが進む一方、昔ながらの人情味あふれる商店街が賑わっているなど、中野のまちは多様な面を持っています。そんなまちの多様性が、約1.7万人、約120カ国の人が住むというまちの特徴にもつながっています。