三重県松阪市のソウルフード!地元民に愛される松阪鶏焼き肉とは?
「お肉のまち」として有名な三重県松阪市。松阪牛が有名ですが、網焼きの鶏肉を味噌だれに付けて食べる「鶏焼き肉」が親しまれているのをご存ですか?この記事では、松阪の鶏焼き肉の特徴や定義について紹介。
-
目次
- 三重県松阪市の人気グルメ「鶏焼き肉」を紹介!
- なぜ松阪で鶏肉が食べられるようになった?
- 鶏焼肉の特徴と魅力
- 部位によって味わいが異なる!希少部位が楽しめることも
- ごはんにもビールにもぴったりな松阪鶏焼き肉を味わってみて
三重県松阪市の人気グルメ「鶏焼き肉」を紹介!
三重県の中央に位置する松阪市。豊富な自然や歴史的な街並みが魅力的ですが、有名な松阪牛やB級グルメなど、実はおいしい食べ物もたくさんあるんです!今回はそんな松阪市の名物を7回に渡ってご紹介します♪第2回は地元の人に愛されている、鶏焼き肉の特徴や食べ方について解説します。
鶏焼き肉は人気漫画でその後ドラマにもなった「孤独のグルメ」でも取り上げられた、松阪市のソウルフード!ぜひチェックしてみてください。
なぜ松阪で鶏肉が食べられるようになった?
松阪市の郊外では、昔から採卵鶏(卵を産ませるために飼育される鶏)を飼っている農家が多く、産卵期を終えた鶏を七輪で焼いて食べるという習慣がありました。それが松阪鶏焼き肉のルーツとされています。
昭和40年代後半になると、牛肉だけでなく鶏肉を専門に扱うお店が市内に増加。各家庭でもより安価で手軽な鶏焼き肉を楽しむようになったといわれています。それから現在に至るまで、鶏焼き肉は多くの市民に愛され、親しまれているんですよ
近年ではご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」で複数回の入賞を果たし、テレビ取材・グルメ番組の紹介などを経て全国的に有名に。今では “松阪市のソウルフード” といわれるほど、人気のグルメとなりました。
鶏焼肉の特徴と魅力
鶏焼き肉はひと口大に切った鶏肉に味噌だれを絡ませ、網で焼いたのち、さらに味噌だれに付けて食べるのが一般的。味噌だれは “赤味噌(豆味噌)×にんにく” の組み合わせが基本です。
濃厚で甘辛いたれは白いごはんやビールとの相性が抜群!専門店ではさまざまな部位がメニューに並んでいて、味・食感の違いが楽しめますよ。
松阪鶏焼き肉店の定義
- “味噌だれ” で食べること
- 網焼きであること
- 鶏焼き肉を専門に置いていること
松阪鶏焼き肉店の定義は上記の3つ。味わいの肝となる「味噌だれ」を使い、鉄板ではなく網で焼くこと、そしてメニューに鶏焼き肉が掲げられていることが条件です。
専門店が提供する味噌だれの味わいは千差万別で、多くの場合レシピは門外不出!店舗ごとに異なる味わいが楽しめるので、いろいろな味を求めて鶏焼き肉店を食べ歩く方もいるんですよ。
部位によって味わいが異なる!希少部位が楽しめることも
鶏焼き肉専門店では定番のもも肉・むね肉のほか、せせりや皮など、さまざまな部位がメニューに並んでいます。なかには希少部位や、若鶏と親鶏の食べ比べを楽しめるお店もありますよ。
若鶏のもも肉は弾力があり、むね肉はさっぱりとした味わい。親鶏のお肉は “ひね” と呼ばれ、食べ応えがあり旨味が凝縮しています。
弾力ある食感とジューシーな味わいが楽しめる希少部位 の“くび(せせり)” や、くさみのない“肝(レバー)”などもおすすめです♪
ごはんにもビールにもぴったりな松阪鶏焼き肉を味わってみて
松阪市の鶏焼き肉は、こだわりのお肉と味噌だれが堪能できる絶品グルメ。地元の方からも長く愛されてきたソウルフードで、一度は食べてみたい名物です。ぜひ一度松阪まで食べに来てください。
【関連記事】
三重県松阪市は日本のほぼ中央に位置し、世界に誇るグルメ・松阪牛、豊かな歴史文化、美しい自然を楽しめます。江戸時代、お伊勢参り(日本最高位の神社への巡礼)の最後の宿場町であった松阪は、多くの人やものが行きかう交通の要衝として栄え、多数の豪商を輩出しました。これらの商人たちが、江戸で松阪もめんなどの商いに成功し、松阪に繁栄をもたらしました。