鳴子温泉のまち歩き!食と文化を楽しみながら温泉街の空気を味わおう
鳴子 温泉は1100年以上の長い歴史がある東北の名湯です。古くから日本中の方々に愛され、現代でも多くの 観光客が訪れています。奥州三名湯と呼ばれるほど高い評価を得ている鳴子温泉ですが、その人気の秘密はどこにあるのでしょうか。 この記事では、鳴子温泉への旅行を検討している方に向け、鳴子温泉の歴史や食、伝統文化など選りすぐりの情報をまとめました。鳴子温泉へ行かれる際には、ぜひ参考にしてください。
鳴子温泉の食・歴史・文化
鳴子温泉の長い歴史が生み出す食や文化からは、鳴子温泉独特の風土が感じられます。はたして鳴子温泉が持つ独特の風土とは、いったいどのようなものなのでしょうか。
ここでは、鳴子温泉が持つ風土を「歴史」「食」「文化」の側面から紹介します。
鳴子温泉の歴史|多くの武将や著名人も訪れた名湯
鳴子温泉の始まりは、今から1100年以上昔の西暦837年 と伝えられています。国史『続日本後記』を紐解くと、当時のできごとが「雷響振動」「温泉流河」などの記述で残されていました。
鎌倉時代には、源頼朝公に追われて平泉へ向かう義経が道中で立ち寄ったとの言い伝えもあります。江戸前期には、松尾芭蕉の『おくのほそ道』でも「なるこの湯」と記載されています。
仙台藩統治時代には藩の御殿湯も置かれ、庶民の湯治ブームもあって大いに賑わったようです。
鳴子温泉の食|米どころ東北・温泉地ならではのグルメ満載
鳴子温泉では、栗団子やしそ巻きなど鳴子ならではのグルメがたくさん楽しめます。古くから伝わる伝統食も多いため、日本だけでなく世界中の観光客からも高い評価を受けています。
鳴子温泉エリアで作られた米や地酒も非常に美味です。温泉街を存分に楽しむなら、地酒・地ビールを片手に鳴子グルメを堪能するのもよいでしょう。
鳴子温泉の文化|木の素材を活かした味わい深い伝統工芸品
鳴子温泉は、伝統工芸品の街でも知られています。鳴子で最も有名な工芸品は「鳴子こけし」です。鳴子こけしは宮城伝統こけしの一つとして国の「伝統的工芸品」に指定されました。
鳴子漆器も国が認めた伝統的工芸品です。素朴で上品な輝きを放つ鳴子漆器は、土産品としても鳴子こけしとともに大変人気です。太鼓や臼杵といった伝統木工品、独楽や笛など、職人技を活かした工芸品も温泉街を華やかにしています。
鳴子温泉へ行ったらぜひ食べたい!定番土産「栗団子」
鳴子温泉の定番土産なら、やはり「栗団子」でしょう。大きな栗の入ったお餅としょう油味の効いた甘いみたらしあんのコラボは、素朴な味わいながら舌がとろける絶品です。
購入できる主な店舗は次の通りです。
● 餅処 深瀬
● おみやげの店「なるみ」
● 鳴子峡レストハウス
● まるよし
● まるぜん
ここで紹介していない土産品店やホテル・旅館でも、取り扱っているお店はあります。
鳴子の美食を一挙紹介!栗団子以外にも数多くのグルメがある
鳴子温泉には、栗団子以外にもグルメがたくさんあります。ここでは主なグルメ5品を紹介します。
●しそ巻き
砂糖やくるみ、七味唐辛子、ゴマなど調味料で味付けした味噌をしそで包んだ郷土料理です。おやつ、酒のツマミ、弁当のおかずなど、幅広い場面で食されています。
●ラジウム卵
鳴子の源泉で作られた温泉卵です。少し固めにゆでられた黄身は非常に味が濃く、そのままでももちろん、ラーメンやサラダのトッピングにもなります。
●くるみ豆腐
鳴子で作られた「くるみ豆」という大豆を使った豆腐です。品のある優しい甘さと素朴な味わいが特徴です。温泉水で煮た「鳴子御殿湯豆腐」が近年話題になっています。
●鳴子ゆべし
「ゆべし」と呼ばれる東北ならではのお餅を使った和菓子です。しょう油味のゆべしで、くるみ餡を包んでいます。おやつやお茶請けにぴったりで、土産品としても好評です。
●ブルーベリージャム
鳴子温泉は、ブルーベリーの栽培が盛んな地域です。街のなかにはブルーベリー園がたくさんあり、夏には摘み取り体験なども楽しめます。
鳴子温泉の伝統工芸品代表「鳴子こけし」とは
次に、鳴子温泉の代表的工芸品「鳴子こけし」の特徴や絵付け体験の紹介を次の2つに分けて紹介します。
● 鳴子こけしの特徴
● 鳴子こけしの絵付け体験ができる工房「桜井こけし」
鳴子こけしに興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
鳴子こけしの特徴
鳴子こけしの特徴は、主に次の通りです。
● 色白で優しげな表情
● 胴太で安定感がある
● 首ははめ込み式で、回すと音が鳴る
● 胴には菊模様
鳴子温泉は「こけし」が非常に有名な街です。街を歩けば、こけしのオブジェやこけしのポスト、こけしの電話ボックスなど、大小さまざまなこけしに出会えます。毎年秋には「全国こけし祭り」も鳴子温泉で開催され、街はこけし一色に包まれます。
鳴子こけしの絵付け体験ができる工房「桜井こけし」
「桜井こけし」は、江戸後期から続く伝統のあるこけし工房です。桜井こけしの工房ではスタンダードなこけしのほかに、こけしのお雛様「ひいな」や現代感覚を取り入れた「創作こけし」などが制作されています。職人の方々は、伝統を守りながら新しい風を取り入れようと日夜研究を重ねています。
桜井こけしでは、こけしの絵付け体験が利用可能です。体験プログラムは「こけし用の筆で実際に絵付けを行う」「木地を選んでろくろを回す」など、本格的な内容が組まれています。桜井こけしは鳴子温泉駅から徒歩3分 とアクセス至便なため、予定にも組み込みやすいでしょう。
絵付け体験は予約が必要で、定休日も不定休です。そのため、絵付け体験に訪れるなら公式Webサイトで事前に確認してください。
鳴子温泉で別荘気分になれる「ホテルWAMAREオニコウベ」
「ホテルWAMAREオニコウベ」は和モダンのデザインが特徴の一棟貸し旅館です。広々としたスペースのキッチンには大型冷蔵庫やシステムキッチンが用意されており、自宅で過ごすように調理が行えます。
お風呂はユニットバスと檜風呂の2つが使えるため、使いやすさや趣で好きな方を選ぶとよいでしょう。就寝は、デザインの異なる5つの和室をお好みで利用できます。
別荘のようにリラックスした非日常的空間を求める方は「ホテルWAMAREオニコウベ」の利用を検討されてはいかがでしょうか。
まとめ
鳴子温泉には、長い歴史が培った風土から生まれた伝統的な文化がたくさんあります。鳴子温泉のまち歩きで食や文化を堪能したあとは、温泉で体を休めて落ち着きのある旅館でくつろぎの時間を過ごすとよいでしょう。
温泉街の素朴で安らぎある空気を肌で感じられるに違いありません。
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