【2025】野沢温泉の観光スポット・グルメ7選!人気の温泉旅館も紹介
長野県の北部に位置し、首都圏からアクセスしやすい「野沢温泉」の魅力を紹介しています。最近では、温泉とウィンタースポーツを楽しむために、国外からも多くの観光客が訪れています。日本の歴史的な建築や文化が色濃く残された街、野沢温泉で人気の観光スポットと地元グルメ、おすすめのホテル情報をまとめました。
野沢温泉は魅力が満載!湯めぐりにグルメを楽しもう!

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長野県北部に位置する野沢温泉は、首都圏からからアクセスしやすく、冬になると、多くのスキーヤーやスノーボーダーが良質なパウダースノーを求めて野沢温泉を訪れています。
また、温泉街での外湯めぐりや地元グルメの食べ歩き、大自然の中を散策するなど、1年を通して観光を楽しめるのも魅力です。
本記事では、野沢温泉で人気の観光スポットとグルメ、おすすめのホテルを紹介します。
野沢温泉とはどんな観光地?

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野沢温泉とは、長野県の北部にある野沢温泉村一帯を指します。
古くから温泉地として栄えきた歴史があり、江戸時代から多くの宿屋が軒を連ねていました。明治時代初期には、2万人を超える※湯治客(とうじきゃく)が訪れていたという記録もあります。
現在も30以上の源泉があり、休日には湯めぐりを楽しむ観光客で賑わいます。また、広大なゲレンデを誇る「野沢温泉スキー場」は、1998年に開催された長野冬季オリンピックでバイアスロン競技が行われたことで、その名が広く知られました。
毎年冬になると、良質な雪を求めて国内外から多くのスキーヤー・スノーボーダーが集まるなど、冬のイメージが強い野沢温泉ですが、春や夏には景色が一変し、美しい季節の花や高山植物が咲き誇る景色を目の当たりにできます。
※:湯治客(とうじきゃく)......病気を治療するために温泉宿に長期間滞在すること
長野・野沢温泉への行き方

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首都圏からアクセスしやすい野沢温泉は、日本の文化に触れながら、温泉も地元グルメも存分に楽しみたい方にぴったりな観光スポットです。
STEP1. 東京から長野(飯山駅):新幹線を使用
野沢温泉へ行く際は、最寄りの「飯山駅」まで新幹線を利用します。
首都圏から行く場合「東京駅」または「上野駅」から北陸新幹線に乗車しましょう。約1時間50分ほど乗車すると、目的の「飯山駅」に到着します。
自由席の場合、運賃は8,250円です。指定席を希望する際は、通常期・繁忙期などで料金が変わります。
STEP2. 長野(飯山駅)から野沢温泉:バスを使用
飯山駅からはバスを利用すると便利です。のざわ温泉交通が運航している直通バス「野沢ライナー」に乗車すると、約25分で野沢温泉中央ターミナルに到着します。
運賃は大人600円、子ども300円です。
券売機でチケットを購入してから乗車しましょう。ただし、現金のみの利用となるため注意が必要です。
長野・野沢温泉のおすすめ観光スポット
多彩な魅力がある野沢温泉エリアから、国内外を問わず、観光客から高い評価を得ている人気の観光スポットをまとめました。
野沢温泉街

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野沢温泉街には、昔ながらの日本らしい風情が残っています。周辺には、大正時代から営業している蕎麦屋やクラフトビールを味わえるおしゃれなカフェバーなどもあります。
また、名所や旧跡を中心に27か所の「集印所」が設けられているので、散策しながら集印めぐりを楽しむのもおすすめです。集印帳は観光案内所などで購入できます。
10か所以上の集印を達成すると、記念品として岡本太郎「湯タオル」がもらえます。
住所:長野県下高井郡野沢温泉村
公式HP:https://nozawakanko.jp/
外湯めぐり(公衆浴場)

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温泉街のシンボルとして親しまれている美しい湯屋の大湯(おおゆ)をはじめ、野沢温泉には無料で入浴できる13か所の外湯があります。2011年には、14番目の外湯として、麻釜温泉公園(おがまおんせんこうえん)に有料の日帰り温泉施設「ふるさとの湯」がオープンしました。
さまざまな泉質を体験できる湯めぐりは、日本の温泉文化を存分に味わいたい方におすすめです。
ただし、これらの外湯は、地域の住民によって管理・維持されているため、マナーを守って入浴しましょう。
【外湯めぐり】
住所:野沢温泉街
営業時間:施設により異なります
定休日:施設により異なります
公式HP:https://nozawakanko.jp/about/hot_spring/sotoyu/
【麻釜温泉公園 ふるさとの湯】
住所:長野県下高井郡野沢温泉村大字豊郷8734
営業時間:10:00〜19:00(入館受付18:30まで)
定休日:木曜日(祝祭日の場合は翌日が休み)
公式HP:https://www.vill.nozawaonsen.nagano.jp/www/genre/1647602423309/index.html
野沢温泉スキー場

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国内でも屈指の規模を誇るスキー場として知られる「野沢温泉スキー場」。ゲレンデの滑走距離は最長10キロ、標高差は1,085メートルあり、初級者から上級者まで楽しめます。
レールやハーフパイプなど、本格的なアイテムを有したスノ―パークや、全長652メートルを最大時速70キロメートルで一気に滑り降りるジップ・スカイライドなども設置。
ファミリー層から超上級者まで、幅広い層に人気があります。
住所:長野県下高井郡野沢温泉村豊郷7653
営業時間: 8:40〜16:00(コース・リフトによって異なります)
公式HP:https://nozawaski.com/
飯山かまくらの里

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20基以上の「かまくら」が並ぶ「飯山かまくらの里」。かまくらは、毎年、地元の人々の手によってつくられています。
夜に明かりが灯ると、辺り一面に幻想的な風景が映し出されます。
例年1月下旬から2月下旬までの約1か月間開催され、かまくらの中で味わう郷土料理、「のしろ鍋」が人気です。
2月に開催される「かまくら祭り」では、滑り台やスノーモービル体験などの楽しいアクティビティも出現。日によっては、打ち上げ花火も開催されます。
住所:長野県飯山市寿807-2
営業時間: 要問い合せ
定休日:要問い合せ
公式HP:https://kamakuranosato.net/about/
野沢温泉でおすすめのグルメ
野沢温泉には、さまざまな地元グルメがあります。その土地ならではの食材を使った料理や温泉街でこそ楽しめるグルメを楽しめます。
野沢菜

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長野県特産の野菜「野沢菜」の名前は、野沢温泉村でつくられてきたことに由来しています。
野沢菜料理の定番といえば、シャキシャキとした歯ごたえが魅力の「野沢菜漬け」です。
野沢温泉エリアには、ピザやドリアなどの洋食に野沢菜を使うなど、オリジナルメニューを展開するお店なども多く見受けられます。
野沢温泉に訪れたら、ぜひ味わってみてください。
信州そば

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長野県でつくられたそばは「信州そば」と呼ばれています。長野は米作に適さない寒冷地という理由から、そばの栽培が盛んになったそうです。
信州そばの特長は、つなぎの材料に小麦や山菜などを使うことと、食べ方のバリエーションにあります。
一般的なそば汁の他に、味噌やくるみだれなど、その地域ならではの味わい方があります。
野沢温泉に訪れたら、そばの食べ比べを楽しむのもおすすめです。
温泉たまご

外湯めぐりを楽しむ途中で、ぜひ体験していただきたいのが温泉たまごづくりです。
温泉たまごをつくるために必要な「卵と網」は、近くのお土産屋さんなどで購入できます。
湯屋に「温泉玉子」の看板を見つけたら、外湯の一部に用意された温泉たまごを作るスペースを探してみましょう。
用意した網入りの卵をお湯の中に沈めたら、温泉に浸かったり、地元グルメを楽しんだりしながら温泉たまごが出来上がるまで待ちましょう。
仕上がりまでにかかる時間は季節によって異なりますが、15分〜20分程度が目安です。
野沢温泉に泊まるならここ!おすすめホテル
野沢温泉には、源泉かけ流しの大浴場があるホテルや、絶景を眺めながらゆったりお湯に浸かれる露天風呂付きの客室があるホテルが数多くあります。観光の拠点となるホテル選びは、アクセスの良さにもこだわりたいところです。
野沢温泉ホテル

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「野沢温泉ホテル」は、野沢温泉スキー場のゲレンデまで、動く歩道を使って徒歩5分ほどの便利な場所にあります。
ウィンタースポーツを楽しみに訪れる方や、ファミリーやご夫婦で温泉やトレッキングを満喫する際の拠点にも最適です。
源泉かけ流しの大浴場に加え、3つの露天風呂もあるので、ホテルでのんびり温泉を楽しめるのも魅力です。
提供している食事は、地元の山菜を使用した会食膳。女将が漬けた自家製の野沢菜漬けも味わえます。
駐車場:あり
アクセス:北陸新幹線 / 飯山線「飯山」駅から野沢温泉行き直通バスで約25分
住所:長野県下高井郡野沢温泉村豊郷7923-3
チェックイン / アウト:14:00 / 11:00
野沢温泉 村のホテル 住吉屋

天然記念物に指定されている「麻釜熱湯噴湯(おがまねっとうふんとう)」の近くには、1869年創業の老舗旅館「住吉屋」があります。
湯めぐりを楽しむ方や伝統的な日本文化に触れたい方など、幅広い年齢層に人気がある宿泊施設です。
美術画廊のような館内には、版画や工芸品などのさまざまな作品が常設展示されているので、特別なひと時を過ごせます。
客室数が11と小規模ながら、部屋ごとに眺望や趣が異なるので、何度訪れても異なる雰囲気が味わえます。
敷地内の2箇所から自噴(じふん)する純度の高い源泉をかけ流しで楽しめるので、観光疲れをその日のうちにしっかり癒したいという方におすすめです。
駐車場:あり
アクセス:北陸新幹線 / 飯山線「飯山」駅から野沢温泉行き直通バスで約25分 野沢温泉バス停から徒歩約5分
住所:長野県下高井郡野沢温泉村豊郷8713
チェックイン / アウト:13:00 / 11:00
狸 tanuki nozawa

野沢温泉の中心部に位置する「狸 tanuki nozawa」は、ファミリーやカップル、グループ旅行での宿泊に最適なホテルです。
3棟の建物内には、ホテルタイプの客室以外にアパートメントタイプの客室もあるので、長期滞在する際も快適に過ごせます。
伝統的な日本の雰囲気とモダンなデザインが融合した館内には、カフェ・レストラン・バー・鉄板焼・寿司などのお店がそろっていて、地元の食材を使用した美味しい料理を味わえます。
また、併設されたセレクトショップでは、厳選された価値あるものを購入できるので、旅の思い出になるお気に入りの一品を探してみてはいかがでしょうか。
駐車場:あり
アクセス:北陸新幹線 / 飯山線「飯山」駅から野沢温泉行き直通バスで25分
住所:長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9285
チェックイン / アウト : 15:00 / 10:00
空室検索(Booking.com)
野沢温泉で心も体も温まろう!
野沢温泉は人気なスキースポットとして知られていますが、日本の歴史や文化を感じられる温泉街としての側面もあります。
贅沢な源泉かけ流しの大浴場や、大自然を一望できる露天風呂付きのホテルが多いので、ぜひ野沢温泉へ足を運んでみてください。
Written by Cakutama editorial team
台湾台北市出身。京都府北部の舞鶴市でインバウンドに携わりながら、ブロガーとして日本の観光情報を発信してきました。MATCHAには2019年10月に参加。
趣味は旅、電車を見ること、オシャレなスイーツ・カフェ巡り、御朱印集め、ミュージカル観劇、写真撮影など。幅広過ぎて、自分でも不思議に思っています。