旅の準備はじめよう

千葉県・御宿町は、童謡『月の沙漠』発祥の地として知られています。本記事では、御宿町のきれいな海岸を中心に堪能できるよう、月の沙漠記念公園からメキシコ記念公園、月の沙漠記念館などを散歩しながら歴史がわかるお散歩モデルコースを紹介します。
所要時間は、3時間
普段とは違う景色や潮風の匂いを感じながら、ゆっくりと海の町を散歩してみませんか。
千葉県の南東にある御宿町(おんじゅくまち)。太平洋に面している海岸は、およそ2kmにわたって真っ白な砂浜が広がり、毎年多くの海水浴客で賑わいます。
アクアラインの入り口である「浮島IC」からは、1時間半ほどで到着するため、日帰り観光にもうってつけのスポットです。
また、御宿町イセエビの名産地としても有名。新鮮な伊勢えびを使った料理や海産物も食べられるグルメな町としても注目を集めています。
童謡「月の沙漠」は御宿の海岸がモデルとなりました。
大正中期より昭和前期にかけて活躍した詩人・抒情画家「加藤まさを」作詞の童謡「月の沙漠」に登場するラクダに乗った王子と姫の像が公園内に設置されています。
御宿中央海岸に設置されているONJUKUモニュメント
御宿に来た思い出を御宿の海とモニュメントで記念に残してみませんか。
上に乗るのは禁止ですが、色々なバリュエーションで撮影できます。
※お昼ごろは太陽が真上にあり、顔に影が落ちてしまうので要注意。撮影者の方に太陽がある時がベスト
日本・メキシコ・スペインと三国の交通発祥の地
1609年(慶長14年)フィリピンからメキシコへと向かう途中だったサンフランシス号が御宿町にある田尻海岸で沈没をし、地域の人々が援助をしました。このことから日本・メキシコ・スペインとの交流が御宿町から始まりました。これを記念して作られたのが、日・西・墨三国交通発祥記念之碑(通称:メキシコ記念塔)です。
童謡「月の沙漠」の作詞者「加藤まさを」関連の作品や資料の展示。
月の沙漠記念館は1990年7月8日にオープン。1階は企画展示室と売店、2階に「加藤まさを」展示室がございます。 展示室には御宿の海岸がモデルとなっている童謡『月の沙漠』をはじめとする加藤まさをのさまざまな作品、遺品が展示されています。
徒歩 1分
月の沙漠記念館での見学、お土産を買ったら、最後に御宿の余韻に浸ろう。目の前の月の沙漠海岸通りには、ベンチが設置されているので、ここへ座って帰る前に御宿の海の景色を目に焼き付けていこう!また、違った海の景色に癒されますよ。
ここからは公共交通機関を利用して、東京から御宿までアクセスできる2つの方法をご紹介。予算や所要時間なども詳しく解説します。
バスでのアクセス方法
1つ目の手段は、東京発着の直行バスを利用する方法です。バスターミナル東京八重洲からは、所要時間2時間15分~30分ほどでアクセス可能。料金は、片道大人1人2,100円~2,500円ほどと、リーズナブルな価格です。
電車でのアクセス方法
2つ目の手段は、JRの「特急わかしお」に乗って移動する方法です。
特急わかしおとは、東京、蘇我駅から乗車できる特急列車のこと。東京駅の京葉線ホームが始発となっており、東京駅から御宿駅までは1時間30分ほどでアクセスできます。
東京から御宿駅までの片道の料金は3,560円。特急わかしおは、2024年3月から全席指定席に変更になったため、必ず指定席券を購入してから乗車してくださいね。
御宿町は、千葉県の南東、房総半島の東に位置する小さな町です。 気候は、年間を通じて温暖。海岸には約2kmに渡る真っ白な砂浜が広がり、毎年多くの海水浴客が訪れる房総を代表する海岸があり、童謡『月の沙漠』発祥の地として知られています。 また、今から約400年前の西暦1609年、岩和田村の田尻沖にサン・フランシスコ号の船が嵐に遭い座礁しました。岩和田村の村民は総出で救助にあたり、凍えた乗組員を素肌で温め、衣服や食料を惜しみなく提供し、乗組員373人のうち317人の命を救ったと伝えられています。