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山梨県にある「わに塚の桜」はとても美しく、富士山と写真が撮れることでも人気の桜スポットです。春になると樹齢約330年の一本桜が見事な花を咲かせます。この記事では、例年の見頃や開花状況、ライトアップ情報について詳しく解説していきます。
Picture courtesy of AC
わに塚の桜は、山梨県韮崎市(にらさきし)にある一本桜で、日本の桜の名所100選に選ばれています。
このエドヒガンザクラは樹齢約330年とされています。わに塚の桜は、満開時には甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳を背景に美しい風景が広がります。
夜間にはライトアップも行われ、昼夜を問わず多くの観光客がわに塚の桜を見に訪れます。
富士山と桜のコラボレーション写真の撮影もできることから写真スポットとしても人気です。
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わに塚の桜は、例年4月上旬から中旬にかけて見頃を迎えます。この時期は満開の桜と共に甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳を背景にした風景がとても人気です。
特に早朝や夕方は、光の角度によって異なる景色を楽しむことができ、写真家には絶好の撮影スポットとなります。わに塚の桜はかなりの巨木ですので、人と一緒に撮影しその巨木さを実感できる写真もおすすめです。
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わに塚には、桜とのコラボレーションが楽しめるおすすめのスポットがあります。
わに塚ならではのおすすめスポットを3つご紹介します。
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わに塚には、富士山を背景に写真がとれるスポットがあります。
綺麗に撮るためには桜の南側や東側から撮影するのがおすすめで、特に桜の背後に富士山が見える構図が人気。背景に雄大な富士山が広がり、満開の桜と雪化粧の富士山が織りなす絶景を楽しめます。
また、朝焼けや夕焼けとのコラボレーションが特に美しく、多くのカメラマンを魅了する撮影スポットです。望遠レンズを使用すると、富士山を大きく写し込むことができ、桜との迫力あるコントラストが生まれます。
春の晴天時がベストタイミングで、混雑を避けたいのであれば平日や早朝がおすすめです。
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八ヶ岳は桜の背後に広がる雄大な山並みで、特に春の晴天時には青空とのコントラストが美しく映えます。
わに塚の桜と八ヶ岳を一緒に写真に収めるためには、桜の北側や西側からの撮影がおすすめ。
広角レンズを使用すると、桜の全体像と八ヶ岳の広がりを同時に収められ、風景の壮大さを表現できます。逆に、望遠レンズを使用すると、八ヶ岳が大きく写り、桜とのバランスを強調した印象的な写真が撮れます。
早朝や夕方には、柔らかな光が桜と山々を包み込み、立体感が際立つため、特におすすめです。混雑を避けるため平日や観光客の少ない時間帯を狙うと、ゆっくりと撮影が楽しめます。
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わに塚の桜周辺では、春に咲く水仙とのコラボレーションも楽しめます。
水仙は桜の根元や近くの畑に植えられており、黄色い花が満開の桜と美しい対比を生み出します。
撮影する際は、桜の足元から水仙を前景に配置し、奥に桜を捉える構図が特におすすめ。足元の水仙を踏まないよう注意し、立ち入り禁止エリアを守ることが大切です。
水仙と桜の最適な開花時期は例年3月下旬から4月上旬で、訪問前に開花情報の確認をおすすめします。
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まつりは例年、桜の見頃に合わせて3月下旬から4月上旬に開催されます。
期間中は地元の特産品や飲食物の販売、伝統芸能の披露など、多彩なイベントが行われ、地域の文化に触れられる機会となっています。2024年のイベントでは、各日100名様限定で有料観桜席(500円)が用意され、わに塚の桜を特等席で見上げることができました。さくら茶と和菓子を堪能することもできるので、ゆっくりお花見気分を味わいたい方におすすめです。
ライトアップは例年、日没から21時頃まで実施されます。夜間に浮かび上がる桜の幻想的な姿は、昼間とは違った魅力を楽しめます。
イベントの詳細や日程は天候や開花状況により変更される場合があるため、韮崎市観光協会の公式HPを事前にチェックすると良いでしょう。(※2025年1月24日時点では、2025年度の本イベントの開催情報は発表されていません。最新情報は公式HPをご確認ください。)
また、期間中は混雑が予想されるため、公共交通機関の利用が望ましいです。臨時バスの運行情報なども公式HPで確認できます。
桜の保護と他の来訪者のため、立ち入り禁止区域、ゴミの持ち帰りなどマナーを守って楽しむようにしましょう。
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わに塚の桜へのアクセス方法をご紹介します。
中央自動車道を利用し、韮崎ICから国道20号を案内標識に従って約15分(約5km)進みわに塚の桜へ。
イベント期間中は臨時駐車場が設けられます。桜付近だけではなく、近隣の公共施設も臨時駐車場として開放され、無料または数百円程度の協力金を求められる場合があります。
台数には限りがあり、また使用できる期間が決まっているため事前に、韮崎市または韮崎市観光協会の公式HPなどで確認が必要です。
満開時、イベント開催時はとても混雑するため付近の道路も渋滞が予想されます。混雑時は駐車場も満車になる可能性が高いため、早めの到着がおすすめです。
電車を利用する場合の最寄り駅は、JR中央本線「韮崎駅」になります。韮崎駅から徒歩約40分またはタクシーで約10分でわに塚に到着です。
バスを利用する場合、韮崎市営バス円野線に乗車し、バス停「武田八幡入口」下車後徒歩5分でわに塚に到着です。
開花シーズンには韮崎駅からわに塚の桜までの臨時バスが運行される場合があります。詳細は韮崎市または韮崎市観光協会の公式HPなどで確認が必要です。
わにづかのさくらです。
あります。詳しくは韮崎市観光協会公式HPをご覧ください。
「わに塚」の名の由来は、日本武尊(やまとたけるのみこと)の王子・武田王の墓という説や、その形が「わに口(仏具の一種)」に似ているからなど諸説あります。こんもりと盛り上がった塚の上に立つ一本桜で、平成元年に韮崎市の天然記念物に指定されました。
わに塚の桜は一生で一度は見てみたいほどの美しい一本桜です。
樹齢330年という木の生命力と美しい景色をぜひお楽しみください。
ライター
広告・観光・英会話・英語学習に関する記事をこれまで執筆してきました。企画営業として広告代理店に約8年勤めてきましたが、第3子の出産を機に退社、現在はフリーランスとして広告業・ライター業を行っています。趣味はピアノ、バレエ鑑賞、歴史、観光、自然巡りです。海外在住経験があることより、国際交流、訪日外国人へのサポートボランティアにも携わっています。訪日外国人へのお手伝いがしたい想いよりMATCHへ参加いたしました。