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初めて長崎県に行く人でも安心!この記事では、長崎県の1月〜12月ごとの平均気温と、その時期にベストな服装をまとめています。さらに、それぞれのシーズンの見どころについても触れていますので、旅行や観光を検討中の方はぜひ参考にしてください。
長崎県は九州の北西部に位置するため、東シナ海からの暖かい海流の影響で、比較的温暖な気候が特徴です。
年間を通して寒暖差が小さく過ごしやすいといえるものの、北部地域は冬の季節風が強く、日本海型の気候に近くなります。
また、内陸部や島原半島では昼夜の寒暖差が大きく、夏は暑く冬は冷え込みがやや厳しくなる傾向にあります。
中でも、対馬や壱岐では、朝鮮半島などからの季節風の影響で、冬は低温が続くなど地域によっても違いがみられます。
気象庁による2024年のデータによると、長崎の最低気温は0.2℃(1月)、最高気温は36.7℃(9月)でした。
年間を通して温暖な気候ではあるものの、気温には地域差があり、対馬や壱岐では冬の気温がより低くなる傾向にあります。
また、降水量については、梅雨の時期や台風シーズンにまとまった雨が降ります。
Photo by AC
1月〜3月の長崎では、コートやダウンジャケットなどの防寒着が必須です。マフラーや手袋、帽子などもあると良いでしょう。
なお、この時期の観光の見どころは、冬の澄んだ空気の中で楽しめる夜景や「長崎ランタンフェスティバル」のような冬のイベントです。寒さ対策を万全にして、冬ならではの長崎の街を堪能しましょう。
1月の長崎は、年間で最も寒さが厳しくなる時期です。特に、朝晩は冷え込みが厳しくなるので、コートやダウンジャケットがあると便利です。
また、この時期の特徴として、北西からの季節風が挙げられます。季節風が強い日は、風を通しにくい素材のアウターやマフラー、手袋などの防寒グッズを活用しましょう。
アウターの中は、インナーやセーターなどを活用したり、足元には厚手の靴下を履いたりするなど、しっかり防寒してください。
2月の長崎は、日中に日差しを感じる日があるものの、まだまだ防寒が欠かせません。
服装は、ニットの上に厚手のブルゾンやフリースなどを重ね着するのがおすすめです。マフラーや手袋なども着用し、気温の変化に対応できるようにしてください。
3月の長崎は、春の訪れを感じ始めるとともに、日中は比較的過ごしやすくなります。
服装は、薄手のジャケットやカーディガンなど、重ね着できる服装がおすすめです。
日中は暖かくても朝晩は気温が下がるので、脱ぎ着しやすい服装を心がけましょう。
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4月から6月の長崎は、春から初夏へと移り変わる時期です。気温は徐々に上昇し、日中は暖かく感じますが、天候によっては肌寒さを感じる日もあります。
また、梅雨の時期に入るため、雨具の準備が必要です。折りたたみ傘やレインコートがあると、急な雨にも対応できます。
なお、この時期は新緑が美しい季節となり、各地で花々が咲きます。観光ではぜひ長崎の自然を満喫してみてください。
4月の長崎は、春の陽気が心地良く感じられる時期です。穏やかな天候の日が多く、観光やお出かけに最適な時期といえます。
加えて、桜が見頃を迎える時期でもあるので、長崎の各地ので美しい花見を楽しめるでしょう。
服装は、長袖のシャツやブラウスにプラスして、カーディガンなどの羽織りものを組み合わせるのがおすすめです。ただし、春の嵐と呼ばれる急な天候の変化には注意が必要です。
5月の長崎は、新緑が目に鮮やかな過ごしやすい季節です。日中は汗ばむ陽気の日も増えていきますが、朝晩は爽やかな風を感じられるでしょう。
服装は、薄手のシャツやブラウスがぴったりです。
紫外線対策として、帽子や日焼け止めも準備しておくと安心です。
6月の長崎は、梅雨入りを迎えて雨の日が多くなる時期です。湿度が高くなることで不快感を抱く日もありますし、梅雨の晴れ間には気温が上がるため、熱中症対策も必要です。
服装は、半袖のシャツやブラウスなど、通気性の良い素材の衣類が良いでしょう。
雨対策として、折りたたみ傘や撥水加工が施されたアウターがあると便利です。足元は、濡れても滑りにくい靴を選びましょう。
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7月から9月の長崎は、夏本番を迎えて日差しが強く、気温も高くなるため熱中症対策が必須となります。こまめな水分補給はもちろん、日傘や帽子、日焼け止めクリームを活用し、紫外線対策も徹底しましょう。
服装は、吸水速乾性のある素材を選ぶと快適に過ごしやすいです。一方で、室内では冷房が効いている場所も多いので、薄手の羽織りものがあると役立ちます。
なお、観光の見どころは、海水浴や「ながさきみなとまつり」などのイベントです。海辺でのレジャーや花火大会など、夏の風物詩を存分に楽しめます。
7月の長崎は、本格的な夏の到来を告げ、気温が上昇する時期です。日中は厳しい暑さとなります。
強い日差しが照りつけるので、紫外線対策が必須となるほか、台風の影響を受けることもあるので天候の変化に注意が必要です。
服装は、通気性の良いTシャツや吸水速乾性のある衣類が良いでしょう。日焼け対策として、帽子やサングラス、日焼け止めクリームなども活用してください。
8月の長崎は、年間で最も暑さが厳しくなる時期です。昼夜ともに蒸し暑さを感じますし、熱中症警戒レベルが非常に高くなるため対策が欠かせません。
屋外で活動するときや外出の際は、屋内での休憩をこまめにとるようにしましょう。
服装は、ノースリーブや半袖など、できるだけ涼しい格好を心がけてください。紫外線対策も忘れずに行いましょう。
9月の長崎は、まだまだ暑さを感じる時期です。
台風の影響を受けやすい時期でもあり、秋雨前線の影響で雨の日も多くなるので、外出時は折りたたみ傘があると便利です。
服装は、半袖と長袖のシャツを組み合わせるなど、体温調節がしやすい服装が良いでしょう。
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10月から12月の長崎は、秋から冬へと季節が移り変わる時期です。気温は徐々に下がり、12月は本格的な寒さを感じるようになります。
服装は、長袖のシャツや薄手のニットにジャケットなどを羽織り、気温にあわせて着脱できるようにすると良いでしょう。
なお、長崎の秋は「雲仙の紅葉(雲仙市)」や、逆さ紅葉で知られる「寿福寺(佐世保市)」など紅葉が美しい時期です。
10月の長崎は、過ごしやすい秋の気候を楽しめる時期です。
服装は、シャツにカーディガンやジャケットなどを羽織るのが良いでしょう。その日の気温にあわせて、脱ぎ着しやすい服装を心がけることをおすすめします。
また、天候が変わりやすい日もあるので、折りたたみ傘があると便利です。
11月の長崎は、冬が近づいてくる時期です。日中でも少し、肌寒く感じる日が増えていきます。
服装は、長袖のシャツやセーターにジャケットやコートなどの羽織りものを組み合わせると良いでしょう。
重ね着をすることで、気温の変化にも対応できます。
12月の長崎は、寒さが厳しくなる時期です。特に、朝晩は冷え込みが強まり、防寒が必須となります。
さらに、この時期は北西からの季節風が強く吹くため、風を通しにくいアウターが役立ちます。
厚手のコートやダウンジャケットなどを着用し、首元をマフラーやスカーフで温めるのがおすすめです。手袋や帽子も活用して、しっかりと防寒しましょう。
気象庁による2024年のデータによると、長崎県の冬は平均最高気温が12℃以上、平均最低気温が4℃前後となり、氷点下になる日はありませんでした。
長崎県で最も寒さが厳しくなるのは1月です。平均最低気温は4.9℃となり、季節風の影響で体感温度がさらに低く感じられる日もあります。
長崎県の2月は、平均最高気温が14.3℃、平均最低気温が7.4℃です。服装は、セーターやニットに厚手のブルゾンやフリースを重ね着するスタイルおすすめです。マフラーや手袋なども着用し、気温の変化に対応できるようにしてください。
長崎県には、異国情緒あふれる観光スポットが数多く存在します。代表的なのは「平和公園」や「グラバー園」、「大浦天主堂」などです。世界新三大夜景に選ばれた長崎の夜景も注目のスポットといえます。
長崎は比較的温暖な気候に分類されますが、季節によっては温度調節できる服装で訪れるのがおすすめです。
また、長崎は観光地をはじめ見どころが多い県です。過ごしやすい服装とともに、長崎旅行をぜひ楽しんでください。
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