【福井県】長寿のパワースポット、氣比神宮で歴史と文化を感じる旅

氣比神宮は福井県敦賀市にある歴史のある神社です。このエリアで最も格式の高い神社であり、長寿のパワースポットとして知られています。日本三大木造大鳥居の一つがあり、その大きさは立派なものです。山車(やま)が巡行する「敦賀まつり」も有名です。
氣比神宮とは
氣比神宮は、福井県敦賀市にある神社です。神社の歴史は古く、702年に創建されたと伝わっています。北陸道の守り神として、地元の人から信仰されてきました。地元の人は「けいさん」と親しみを込めて呼んでいます。
敦賀市があるエリアは、昔、越前という国でしたが、氣比神宮は越前の国の一の宮です。一の宮とは、そのエリアの中で最も格式の高い神社のことです。

1689年には、江戸時代前期の俳諧師である松尾芭蕉が訪れ、月の光が照らす境内の美しさを読んでいます。そのため、日本百名月にも認定されています。境内には、松尾芭蕉の像と句碑があります。

日本三大木造大鳥居のひとつ
1645年に建てらた木造の鳥居は、国の重要文化財に指定されています。鳥居とは、神社において神の住む世界と人間が住む世界を区画するものであり、神への世界への入口を示すものです。
赤く塗れられた大鳥居は、高さが約11mもあり、ぜひ見ていただきたい建築物です。その大きさと歴史から、奈良県の春日大社や広島県の厳島神社と並ぶ、日本三大木造大鳥居のひとつです。1945年の第二次世界大戦で起きた敦賀空襲では、神社の建物の中で唯一、その戦火から免れています。

氣比神宮のその他の見所
氣比神宮にはその他にも貴重な歴史遺産を見学することができます。
氣比の長命水
702年に、氣比神宮を建てている時に、突然、一つの水場が涌き出しました。氣比神宮の大岩から流れ落ちる『長命水』は、そのようにして始まったと伝えられています。由来は定かではありませんが、御祭神が無病息災や延命長寿の神であることから、その名前がつけられたのは間違いないでしょう。
この水を飲めば、長生きのご利益があると言われており、近年ではパワースポットとして人気があり、氣比神宮の名所となっています。

角鹿(つぬが)神社
境内にある角鹿(つぬが)神社は、都怒我阿羅斯等命(つぬがあらしとのみこと)という神様を祀っています。都怒我阿羅斯等命(つぬがあらしとのみこと)は額に角があったと伝わり、朝鮮からこの地へやってきたと言われています。
都怒我阿羅斯等命(つぬがあらしとのみこと)は敦賀の地名の由来とされ、敦賀が大陸との交流の要地であったことを象徴的に物語っています。
ユーカリの木
境内には、1936年に植えられたとされるユーカリの大木があります。北陸の寒冷地に育つことは大変珍しく、敦賀市の天然記念物に指定されています。
2度の台風被害で折れてしまいましたが、幹からは再び若葉が芽吹き出し、長寿の木として人気を呼んでいます。その長寿にあやかろうと、多くの参拝客がお参りをしたり、記念写真を撮ったりしています。

敦賀まつり
毎年9月の初めに開催される「敦賀まつり」は、北陸地方で大きな祭りの一つです。前夜祭では、「宵山(よいやま)」という山車(やま)の上で、子供たちが踊りを奉納し、笛や太鼓などの賑やかなお囃子と共に市内を巡行します。
例大祭では、まつりのシンボルとして長い歴史を持つ6基の山車(やま)が揃います。敦賀の山車(やま)の特徴は、等身大の人形に本物の能面や甲冑を飾り付け、戦国時代の合戦における武将の勇姿を表現しています。
敦賀まつりの期間中は、境内に露店が立ち並び、カーニバル大行進や民謡踊りなどが催され市内外から多くの人が訪れます。

氣比神宮への行き方
東京駅から敦賀駅への行き方(電車)
JR東京駅からは、北陸新幹線「かがやき」号で約3時間20分、JR敦賀駅に到着します。
大阪駅、新大阪駅、京都駅から敦賀駅への行き方(電車)
JR大阪駅、JR新大阪駅、JR京都駅からは、特急「サンダバード」号でJR敦賀駅に到着します。
JR大阪駅、JR新大阪駅からは約1時間25分、JR京都駅からは約55分で、JR敦賀駅に到着します。
敦賀駅から氣比神宮への行き方
(1)JR敦賀駅からコミュニティバス「松原線」で約4分、「気比神宮前」停留所で下車してください。
(2)JR敦賀駅から 「ぐるっと敦賀周遊バス」で約3分 、「氣比神宮」停留所で下車してください。
(3)JR敦賀駅からタクシーで約5分です。
近畿の北側「丹波」「但馬」「丹後」「若狭」の魅力を伝える、任意の観光団体です。 北近畿の味覚は、冬の海の味覚の代表格「カニ」だけに終わらず「カキ」「ブリ」「フグ」、夏の「とり貝」「岩ガキ」「白いか」とそして、山の味覚は「丹波栗」「丹波黒豆」や夏のフルーツ「砂丘メロン」と、年中グルメが楽しめるエリアです。 そんな、広い北近畿を何度も訪れ、線の旅ができる情報発信が出来ればうれしいです。