神奈川の美しい風景と日本の文化に出会う旅 ~東海道 GREEN旅~

2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)が、神奈川県の横浜で開催されます。 その横浜を起点として、自然や美しい風景、日本の文化を感じることができるモデルルートを紹介します。
本掲載内容は、株式会社JTBが関東運輸局より委託を受け、制作しています
モデルルート紹介
今回、ご紹介する神奈川のモデルルートにおける主要なエリアを紹介します。
横浜
横浜は1859年の開港以来、日本の近代化を象徴する国際港湾都市として発展しています。洗練された街並みと国際色豊かな雰囲気が特徴で、伝統と革新が融合した独自の文化を育んでいます。アクセスの良さと多彩な観光資源で、国内外の旅行者に人気の観光都市です。

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大山(おおやま)
大山は、豊かな自然に恵まれ、丹沢大山国定公園内に位置します。都心や神奈川県内からのアクセスも良く、新宿から大山エリアの伊勢原までは、電車で約60分でアクセスできます。伝統的な豆腐料理や地酒、大山こまなどの工芸品が楽しめます。宿坊街や参道には歴史的な風情が残り、日本の自然と文化を凝縮して体験できるパワースポットです。

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小田原
小田原は、神奈川県西部の歴史豊かな街です。東京から新幹線で約30分とアクセスが良く、箱根や湯河原にも近い観光の拠点です。江戸時代には東海道の宿場町として栄え、小田原城を中心に歴史的スポットが点在します。日本の伝統と現代が調和した街並みで、充実した文化体験ができる魅力的な観光地です。

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自然や美しい風景、日本の文化を感じる1泊2日旅をたどってみましょう!
横浜駅からタクシーで約30分
三溪園

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三溪園は、横浜にある175,000㎡の広大な日本庭園です。起伏ある地形を活かし、京都や鎌倉から移築された三重塔や茶室などの歴史的建造物が巧みに配置されています。四季折々の花々や木々が、これらの古い建築物をさらに引き立て、日本の伝統的な美しさを堪能できる空間となっています。
2007年2月には、この庭園全体が国の名勝に指定されました。これは、三溪園が日本の数多くの庭園の中でも、学術的・芸術的に特に価値が高いと評価されたことを示しています。

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三溪園の魅力は、その美しさだけでなく、日本文化を体験できる機会にもあります。
特に外国人観光客向けに、着物を着て庭園内で写真撮影ができるプランが人気です。このプランでは、ホテルで着付けをした後、専用車で三溪園に向かいます。英語対応のカメラマンが同行し、庭園内の美しいスポットで写真撮影を行います。


さらに、茶道体験も含まれており、日本の伝統文化を深く味わうことができます。

茶道が初めての方も心配いりません。専門の日本茶インストラクターが丁寧にレクチャーしてくれます。

この体験は、単なる観光以上に日本文化に触れる貴重な機会となります。美しい庭園を背景に、着物姿で撮影された写真は、日本旅行の素晴らしい思い出となるでしょう。三溪園は、日本の伝統的な美と文化を一度に体験できる、横浜の中でも特別な観光スポットです。
夜は大山に移動。(タクシーで約60分)宿坊に滞在します。
大山の宿坊でキャンドルヨガ
宿坊は、寺社の参拝者向けの宿泊施設です。元々は僧侶や参拝者の心身を清める場でしたが、現在は一般観光客も広く受け入れられています。寺社文化体験や充実したサービスを提供し、神社やお寺に泊まる独特の旅を楽しめます。観光ニーズに応える新しい形の宿泊施設として人気を集めています。
今回宿泊するのは、古宮旅館。

ここからは、古宮旅館での宿泊プランをご紹介します。
大山詣り(おおやままいり)の伝統は「講」と「先導師」によって受け継がれ、参道には宿坊が点在しています。古宮旅館は400年以上の歴史を持つ老舗宿坊で、「とうふ坂」に面しています。館内には神殿や「板まねき」があり、大山の伝統と歴史を体感できます。和室でくつろぎ、名物の大山豆腐を味わえる、歴史ある宿泊体験を提供しています。

ゆばを自分で作って食べます。

豆腐は様々な料理でアレンジされて出てきます。どれも本当においしい。
食事の後は幻想的なナイトキャンドルヨガを体験。
静寂の中、心と体を落ち着かせるプログラムです。
大変な動きはなく、食後でも気持ちよく参加できます。


講師:Yukieさん
(アメリカ生まれの、セルフヒーリングダンスプログラムNia(ニア)の認定講師。高校生から80代まで幅広い年齢層の方にレッスンを行っています。)
翌朝は、いよいよ大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)に向かいます。
大山モーニングヨガ
大山モーニングヨガは、神奈川県伊勢原市にある大山で体験できる、独特な文化と自然を融合させたプログラムです。標高1252mのこの霊山は、美しいピラミッド型の山容と四季折々の自然美で知られ、絶景を望むことができます。
このプログラムは、古くからの「大山詣り」という伝統を現代風にアレンジしたものです。参加者は豊かな自然の中を歩きながら、大山阿夫利神社下社まで登ります。登山は約90分の所要時間です。


登山中は様々な場面に出くわすことも。
到着後の景色。達成感と絶景で心が満たされます。

神社の境内でヨガを楽しみます。疲れた体に、ストレッチで癒します。


講師:TAKAさん
(格闘家からヨガインストラクターに転身した異色の経歴の持ち主で、「ヨガで地域振興」をライフワークとしています。)
このプランは、宿泊プランと日帰りプランがあり、宿泊する場合は前夜に古宮旅館(宿坊)に泊まり、夜にはキャンドルナイトヨガも体験できます。翌朝早くから山歩きを始め、日帰り参加者と合流します。
日本の伝統的な山岳信仰と現代的なヨガを見事に組み合わせたユニークな体験です。
美しい自然の中で心身をリフレッシュし、日本文化を深く味わうことができます。
初心者でも参加しやすく設計されており、日本の精神性と健康法を一度に体験できる貴重な機会となっています。宗教的な意味合いは無いので、ご安心ください。
自然、文化、そして健康を求める旅行者にとって、忘れられない思い出となるでしょう。
ヨガの後は、小田原へ向かいます。
小田原の曽我梅林まではタクシーで約60分または電車とバスで約1時間半です。
小田原(梅まつり)
小田原梅まつりは、日本の春の訪れを告げる美しい伝統行事として、毎年多くの人々を魅了しています。今年で第55回を迎えるこのお祭りは、毎年2月に開催されます。春の訪れを祝う重要なイベントとなっています。
第55回小田原梅まつり
開催期間:2025年2月1日(土)~24日(月・休)
メイン会場となるのは、富士山や箱根を背景に約35,000本の梅が咲き誇る曽我梅林と、小田原城址公園です。小田原城址公園では、天守閣や銅門、常盤木橋を背景に約250本の梅が咲き、歴史的な景観と自然の美しさが融合した絶景を楽しむことができます。

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2025年の開花は例年よりも10日ほど遅れ、開園式の時点では早咲きの品種「十郎」が一部咲く程度。

しかし、この遅れは梅の花を楽しむ期間が長くなることを意味し、より多くの人々が美しい梅の景色を堪能できる機会となるでしょう。

梅の花は日本文化において特別な意味を持ち、その香りと美しさは古くから愛されてきました。小田原梅まつりは、ゆっくりと散策しながら日本の春の美しさと伝統を体験できる貴重な機会です。開花時期は天候により変動しますが、2月中旬から下旬が見頃となる予想です。広がる梅の木の下で春の訪れを感じながら、ゆっくりと花を満喫してください!

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都心からもアクセスが良い自然や風景、日本の文化の魅力について
東京から少し足を延ばすだけで、心身をリフレッシュできる素晴らしい自然や風景が広がっています。緑豊かな庭園、パワーみなぎる霊峰、絶景ポイント、富士山の眺望、そして梅の花で有名な城下町など、多彩な魅力にあふれた場所が待っています。
特に大山は、悠久の歴史を持つ美しい山として知られています。変わることのない端麗な姿で、人々の心を魅了し続けてきました。江戸時代、東京が江戸と呼ばれていた頃から、多くの人々が参拝とレジャーを兼ねてこの地を訪れ、その絶景を楽しんできました。
そして、秋には美しい紅葉も見られます。

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また、小田原は江戸時代に重要な役割を果たした五街道の1つである東海道の宿場町です。東京(江戸)から京都までの約500キロの道のりを歩く旅人たちの休息地として栄えました。今でもその歴史的な雰囲気を感じることができます。

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このように都心から少し離れるだけで、緑に囲まれた庭園、パワースポットとして知られる山々、息をのむような絶景、そして日本の歴史と文化、風情を体感できます。これらの場所を訪れることで、心と体を癒し、新たな活力を得ることができるでしょう。日本の自然と文化が織りなす、この特別な空間で、忘れられない思い出を作ることができます。
国際園芸博覧会に関する情報は下記よりご確認ください!
本掲載内容は、株式会社JTBが関東運輸局より委託を受け、制作しています
関東エリアは、国内外を代表するゲートウェイである成田空港と羽田空港にあわせ、鉄道や港湾、高速道路等の交通インフラも十分に整備されていることから、その地域特性を生かしながら、国際観光を積極的に推進、各地域の共創による魅力ある観光地づくりを支援しています。