成田、水戸で自然や風景、文化を満喫 ~成田街道 水戸街道 GREEN旅~

国内を代表するゲートウェイ成田空港を起点に、江戸時代からの伝統文化や、季節の花や農業体験など、街道周辺の日本の自然や風景、文化等の魅力を多角的に楽しむことができる旅をご紹介します。地域の文化を探求し、自然を楽しみたい旅行者にぴったりです
本掲載内容は、株式会社JTBが関東運輸局より委託を受け、制作しています
日本の旅行スタイルは多種多様ですが、今回は「歴史・文化・自然」を融合した深みのある旅行ルートをご紹介します。
この旅は、歴史とつながるだけでなく、田園風景の中でゆったりとした時間を過ごし、関東近郊の美しい景色を満喫できるものです。地域の文化を探求し、自然を楽しみたい旅行者にぴったりの旅となるでしょう。
江戸街道の紹介——成田街道と水戸街道

日本橋を起点とする五街道と、その枝道として整備された水戸街道や成田街道等の脇往還(五街道と脇往還を合わせて「江戸街道」という)は、各地を結ぶ街道として重要な役割を果たしてきました。
成田街道
成田街道は、日本橋から成田山新勝寺へと続く参拝道で、信仰心の厚い江戸の人々によって開かれました。参拝文化の発展とともに、沿道には商店や宿場町が発展し、今でも江戸時代の雰囲気を感じることができます。
水戸街道
水戸街道は、江戸から水戸藩(現在の茨城県水戸市)へと続く主要街道でした。水戸藩は徳川御三家の一つであり、深い歴史を持つ場所です。この街道には数々の文化財や歴史的建造物が残り、訪れる価値があります。
成田・水戸のモデルルート
この旅では、さまざまな自然や文化体験を通じて、より深くこの地を知ることができます。
成田:農園から寺院巡りまで
- JAL Agriport(JAL アグリポート):旬のいちご狩りを体験し、甘くてジューシーないちごを味わえます。
- 房総のむら:江戸時代の城下町の町並みや農村風景と再現した歴史体験施設。伝統工芸のワークショップも体験可能
- 成田山新勝寺:千年以上の歴史を持つ寺院。写経体験や祈願、四季折々の成田山公園の散策が楽しめます。
水戸:伝統工芸と四季の美しさ
- 水府提灯作り体験(鈴木茂兵衛商店):水戸伝統の和紙提灯作りを体験し、オリジナルの提灯を作れます。
- 弘道館:水戸藩の学問所で、武士文化を学べる歴史スポット。
- 偕楽園:日本三大名園の一つで、特に春の梅まつりが有名。
成田周辺
JAL Agriport(JAL アグリポート)



成田は国際空港があるだけでなく、豊かな農業資源も持つ地域です。JAL Agriportでは、空港の滑走路をイメージした場内で、いちご狩りを体験でき、新鮮で甘くジューシーないちごを自分の手で摘み取ることができます。親子や友人と一緒に楽しむのにぴったりの体験です。
住所:千葉県成田市川上245-219
アクセス:成田空港からタクシーで約15分
房総のむら


これは、江戸時代の城下町の町並みや農村風景をテーマにした歴史文化体験施設で、当時の生活の様子が再現されています。ここでは、千代紙を使ったろうそく作りや、伝統的な紙すき技術を体験でき、日本の伝統工芸の魅力を直接感じることができます。
住所:千葉県印旛郡栄町龍角寺1028
アクセス:成田空港からタクシーで約20分
成田山新勝寺



成田山新勝寺は、千年以上の歴史を持ちます。参拝後は写経を体験したり、護摩法要に参加したりすることができ、さらに成田山公園を散策しながら四季折々の風景を楽しむことができます。
住所:千葉県成田市成田1
アクセス:成田空港からタクシーで約20分、または京成電鉄「成田駅」から徒歩10分
水戸周辺
水戸へ向かう前に、途中で立ち寄れるおすすめスポットを紹介します。
国営ひたち海浜公園 —— 四季折々の花々で知られ、特に春のネモフィラや秋のコキアの絶景が見どころです。
下記は、4月中旬~5月上旬のネモフィラの写真です。

Photo by AdobeStock
住所:茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
アクセス:JR勝田駅からバスにて約15分
水戸のおすすめスポットを紹介します。
水府提灯作り体験(鈴木茂兵衛商店)



水戸に来たらぜひ体験してほしいのが、水府提灯の制作体験です。これは日本の伝統的な手工芸の一つで、和紙を使って提灯を作り、自分で模様を選ぶことができます。ひとつひとつが唯一無二の思い出となる特別な体験です。
住所:茨城県水戸市袴塚1丁目7-5
アクセス:JR水戸駅からタクシーで約15分
弘道館&偕楽園
弘道館

Photo by Adobestock

弘道館も梅の名所で、取材をした日は残念ながら満開ではありませんでしたが、見ごろは下の写真のようになります。

Photo by AdobeStock
偕楽園(好文亭)

偕楽園(好文亭)からの景色

偕楽園の梅

Photo by AdobeStock
弘道館は、江戸時代末期に地元の武士の子弟のための学校として使われていました。”文武を学ぶ場所”です。
一方、”楽しむ場所”として弘道館と一対の施設として創設された偕楽園は、日本三名園の一つで、特に梅の名所として知られています。毎年春の梅まつりには、多くの観光客が訪れ、見事な梅の花を楽しみます。
弘道館
住所:茨城県水戸市三の丸1-6-29
アクセス:JR水戸駅からタクシーで約10分
偕楽園
住所:茨城県水戸市常磐町1-3-3
アクセス:JR水戸駅からタクシーで約15分
このルートは、日本を何度も訪れた旅行者に特におすすめです。都会の喧騒から離れ、成田や水戸のゆったりとした雰囲気の中で、じっくりと日本の文化や風景を楽しめます。
自然を満喫したい方:成田の農園体験や水戸の偕楽園で、都市近郊の自然を楽しむ。
文化探求が好きな方:房総のむらの伝統工芸や、弘道館での武士文化に触れる。
心をリフレッシュしたい方:成田山新勝寺で写経や祈願を体験し、心を整える。
また、同じ関東エリアでは、2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)が、神奈川県の横浜で開催されます。詳細については下記より是非ご覧下さい。
本掲載内容は、株式会社JTBが関東運輸局より委託を受け、制作しています。
関東エリアは、国内外を代表するゲートウェイである成田空港と羽田空港にあわせ、鉄道や港湾、高速道路等の交通インフラも十分に整備されていることから、その地域特性を生かしながら、国際観光を積極的に推進、各地域の共創による魅力ある観光地づくりを支援しています。