【2025年版】現代の相撲の原型!伝統行事「ネッテイ相撲」10月13日開催
養父市奥米地の水谷神社で行われる「ネッテイ相撲」は、平安時代から朝廷儀式として行われていたもので、四股を踏むことで悪霊を鎮めるとされる相撲神事です! この記事では「ネッテイ相撲」の詳細・イベント日程・アクセス方法をご紹介します!
「ネッテイ相撲」とは?
養父市奥米地の水谷神社で行われる「ネッテイ相撲」は、平安時代から朝廷儀式として行われていたもので、四股を踏むことで悪霊を鎮めるとされる相撲神事です。

五穀豊穣の感謝と祈願の祭礼が行われた後に笹踊りが行われます。水谷神社本殿の横にある田和神社の前で行います。
12人の男性が袷の着物姿で篠竹をもち、丸く並んで左隣の人の下駄の上を順に歩きます。
最後に元の位置にもどって笹で地面を三度打ちます。豊作を感謝して災いを祓う行事です。
1839年(天保9年)に出石の伊福部神社で奉納された記録がありますが、現在は養父市奥米地だけでしか見られない珍しい伝統行事です。

その後、水谷神社本殿前にて青色の裃姿の舞い手男性二人が、木太刀で一連の所作を行ったあと、相撲が奉納されます。上半身裸になり、「ヨイ、ヨイ、ヨイ」の掛け声で四股を踏み地を固め、手を振り下ろすことにより、天地が荒ぶれるのを鎮めます。

お互いの首をとって三度跳び上がり、元の位置に戻れるかどうかで豊凶を占います。当地では何度も繰り返すことを「練って、練って」といい、相撲の所作で行われる何回も足踏みを繰り返すことから「ネッテイ相撲」と言われるようになったとされています。

古くから伝わるこの「ねっていすもう」は、今の相撲の原型ともされ国選択無形民俗文化財、県指定文化財に指定され、地元の人たちが大切に守り続けています。
「ネッテイ相撲」の詳細(日程・アクセス情報・お問合せ)
イベント日程
2025年10月13日(祝・月)13時~
神事、笹踊りの後にねっていずもうが奉納されます。
アクセス情報
〇水谷神社
〒667-0121 兵庫県養父市奥米地235
八鹿氷ノ山ICより車で25分
※専用の駐車場はないため、付近のスペースに自己責任で駐車してください。
お問い合わせ
ネッテイ相撲の詳しい歴史等につきましては
養父市教育委員会歴史文化財課までお問い合わせください。
TEL:079-664-1628(平日9:00~17:00対応)
E-mail:shakaikyouiku@city.yabu.lg.jpまでお問い合わせください
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