【2026年5月】岐阜県西美濃を代表するお祭り「大垣まつり」に行こう!
名古屋から電車で30分のアクセス抜群な城下町・岐阜県大垣市。 そんな大垣市に初夏の訪れを告げるのが『大垣まつり』。 色鮮やかに飾られた13両の軕(やま)が城下町を練り歩く姿は圧巻!大垣まつりの見どころを紹介します。
岐阜県美濃地方を代表するおまつり『大垣まつり』とは?

毎年5月中旬の土日に、大垣八幡神社を中心に開催される『大垣まつり』。
大垣藩主から賜った軕と町衆の軕が併存する希少な形態を持ち、東日本のからくり芸と西日本の踊りという東西の祭礼文化が融合した全国的にも珍しいお祭りです。
平成27年に国重要無形民俗文化財に指定、平成28年にはユネスコ無形文化遺産に登録されました。
露店が並び、地域の子どもから大人まで参加してにぎわう、城下町大垣に初夏を告げる風物詩です。
【5月9日(土) 試楽】市役所前で披露される掛芸に注目!

初日の見どころは、大垣市役所前での掛芸披露。かつては大垣藩主が城内で上覧したことに由来し、今では市長がその役を担っています。
観覧席が設けられており、座ってじっくり各軕のからくり芸や祭囃子を楽しむことができます。軕ごとに趣向を凝らした芸が披露されるので、見比べながら鑑賞するのもおすすめです。
夜宮も必見!

夜は、提灯をつけた軕が大垣八幡神社前を巡る「夜宮」。19時に一斉点灯される光景は幻想的で、城下町を温かい光で包み込みます。
【5月10日(日) 本楽】13両の軕が城下町を巡行

二日目の本楽では、13両の軕が大垣八幡神社前で奉芸を行った後、新緑に映える城下町を巡行します。巡行ルートは「東回り」と「西回り」が隔年で交代し、今年は西回り。約8.8kmにわたり、軕と観客の熱気が街全体を包み込みます。
夜には再び「夜宮」が行われ、昼とは違う幻想的な雰囲気を楽しむことができます。
日程
5月9日(土) 試楽
| とき | ところ | 内容 |
| 8:15 〜 8:30 | 大垣八幡神社前 | 神事:祭りの安全を祈願します |
| 8:30 〜 10:45 | 大垣八幡神社前 | 奉芸:各軕が順番にからくりやおどりなどの芸を奉納します |
| 9:30 〜 12:00 | 大垣市役所前 | 掛芸:各軕が順番にからくりやおどりなどの芸を披露します |
| 12:00 〜 18:00 | 市内周辺一帯 | 各軕は市内一帯を自由に巡行します |
| 19:00 〜 21:00 | 大垣八幡神社前 | 夜宮:19:00になると各軕は提灯を一斉に点灯。大垣八幡神社前で芸や軕の回転をした後、初日が終了します |
5月10日(日)
| とき | ところ | 内容 |
| 8:30 〜 10:35 | 大垣八幡神社前 | 奉芸:各軕が順番にからくりやおどりなどの芸を奉納します |
| 10:35 〜 16:00 | 市内周辺一帯 | 出軕巡行:新緑の城下町を13両軕が一堂に揃って巡行します。道順は東回り・西回りの年次交代で、2.2里(約8.8km)を巡行します。 |
| 16:30 〜 17:20 | 新大橋交差点 〜 大垣八幡神社 | 大垣まつり行列:神輿と13両の軕による大垣まつり行列を行います。 |
| 19:00 〜 21:00 | 大垣八幡神社前 | 夜宮:19:00になると各軕は提灯を一斉に点灯。大垣八幡神社前で芸や軕の回転をして、曳き別れとなります |
アクセス情報
大垣まつりの中心・大垣八幡神社は、JR大垣駅から徒歩10分。公共交通機関でのアクセスが便利です。
名古屋駅からはJR東海道本線に乗って、直通で約30分です。料金は780円です。
また、お車でお越しの方向けに、無料臨時駐車場もご用意しております。無料臨時駐車場からはシャトルバスでお送りしますので、ぜひご利用ください。
まとめ
城下町の風情と初夏の賑わいを存分に楽しめる『大垣まつり』。
2026年は5月9日(土)・10日(日)の開催です。ぜひ歴史と伝統に彩られた大垣の春を体感してみてください。
詳しくは大垣観光協会の公式ページへ
岐阜県の西部、西美濃の中心に位置するまちで、古くから「水の都大垣」と称されるほど、豊富な地下水に恵まれています。 俳人松尾芭蕉の紀行文「奥の細道」のむすびの地として知られ、関ケ原合戦の際に西軍石田三成の本拠地となった大垣城や、豊臣秀吉が一夜で築いたとされる墨俣一夜城などもあります。 3月下旬から5月には、舟下りやたらい舟、2016年にユネスコ無形文化遺産にも登録された大垣まつりが開催されます。