冬の高野山~まるで別次元の銀世界~
高野山は弘法大師空海によって開かれた真言密教の聖地です。桜や紅葉の季節は絶景ですが、実は冬の雪に包まれる白銀の景色も格別です。今回は冬の高野山の魅力をご紹介します。
高野山は冬季も参拝できるの?
冬季も「金剛峯寺」や「壇上伽藍(だんじょうがらん)」、「奥之院」などに参拝いただけます。
11月の紅葉が終わり、12月以降より一層気温が下がる高野山では雪が積もることもしばしば。
木々や寺院が雪に覆われた光景からは決して他の季節では見ることができない幻想的な雰囲気を体感することができます。
※上記スポットについても拝観時間は時期によって変更されていることがありますので各施設にお問い合わせください。
※高野山内の宿坊や飲食店ごとに、冬の営業状況が異なります。事前に各施設にお問い合わせの上観光されることをお勧めします。

壇上伽藍(御影堂)
冬の高野山の見どころ
それでは、高野山の中でも特に雪景色が映えるスポットを3つご紹介しましょう。
金剛峯寺
高野山真言宗の総本山である「金剛峯寺」。
金剛峯寺前駐車場から境内に入ってくるとき、最初にくぐられる門を「正門」といいいます。昔はこの門を正面から出入りできるのは、天皇や皇族、高野山の重職だけでした。国の重要文化財にも指定されている正門に雪が積もる光景は、春の桜が咲き誇る華やかなイメージとは一変して、冬の荘厳な雰囲気を感じることができます。

金剛峯寺 正門
壇上伽藍(だんじょうがらん)
弘法大師空海が高野山を開創した際、真っ先に整備へ着手した場所がこの「壇上伽藍(だんじょうがらん)」で、古来より奥之院と並んで信仰の中心として大切にされてきました。中でも多くの人を魅了し続けてきた根本大塔は、雪の白さがより一層朱色を引き立て、白と朱色のコントラストが美しく輝きます。

壇上伽藍(根本大塔)

壇上伽藍(御影堂)
奥之院
高野山の信仰の中心であり、弘法大師空海が835年から今もなお世界平和と人々の幸福を願い瞑想を続けている「御廟(ごびょう)」がある聖地が「奥之院」です。正式には一の橋から参拝しますが、一の橋から御廟まで約2キロメートの道のりには、おおよそ20万基を超える墓石や、記念碑、慰霊碑の数々が樹齢千年に及ぶ杉木立の中に立ち並んでいます。

奥之院(御廟)

奥之院
冬の高野山での服装は?
標高が800mほどある高野山は、例年12月末~2月にかけて積雪があります。
特に1月、2月の気温は最高でも4度前後で、最低気温は氷点下になる日が多いです。
そのため、ダウンジャケット、セーター、手袋、マフラー、耳当て、帽子を着用するなど、温かい服装で参拝しましょう。また、雪が降る日に備えて滑りにくい靴もおすすめです。
冬の高野山、交通手段は?
積雪があるこの時期、高野山へ行かれる際は電車の利用がおすすめです。
南海なんば駅から極楽橋駅へは電車で、極楽橋駅からケーブルカーに乗り換えると高野山駅に到着します。
高野山へ行かれる際には電車往復(ご利用可能駅限定)+高野山内バスフリー2日乗車券+9施設で利用可能クーポンがついたおトクなデジタルきっぷが便利です!
皆さんも、高野山へ行かれる際はぜひご利用ください!
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