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横浜港に象が出現。潮風に吹かれ「象の鼻パーク」でのんびり
横浜の「象の鼻パーク」は、歴史とアートが融合する魅力的なスポット。象の鼻の形をした防波堤が特徴で、絶景の横浜港を眺めながら散策が楽しめます。イベントやカフェも充実し、地元の文化と触れ合える場所として人気で、夜には幻想的なライトアップも。観光やデートに最適な都会のオアシスです。
横浜港に面して広がっている「横浜みなとみらい21」。もともと工業地帯だった場所を再開発して作られ、横浜ランドマークタワーや高層ビルなどが立ち並ぶエリアです。みなとみらい21地区の近くにあるのが「象の鼻パーク」。
港町と象って何の関連性があるの?と思わず首をかしげてしまいますが、まずは園内へ入ってみましょう。
「象の鼻パーク」とは
「象の鼻パーク」は、2009年の横浜開港150周年を記念して作られた、横浜のなかでも新しいスポットです。実はこの辺りは17世紀初頭の江戸時代から徐々に広まっていった窓口として賑わい、現在の日本の近代化を進めた長い歴史を持つ開港場でもあるんです。
全体の広さはそこまで大きくありませんが、横浜港を見渡せる広場やカフェなど、ゆったりと横浜を楽しめる場所です。
潮風を感じる、開放的な公園
ここ象の鼻パークは横浜港に面して作られているので、海を眺めながらの散歩にはうってつけ。とにかく晴れた日に海の香りを感じながら歩くのが気持ちいい!
ここは「開港の丘」という広場。芝生が敷かれた開放感溢れるスペースで、一列に並んだ石にカップルや家族連れが座り、それぞれがゆったりした時間を過ごしています。
少し行くと「ピア象の鼻」と呼ばれる桟橋があります。ここは水上バスや遊覧船などが出港準備を行う場所。みなとみらいや横浜ベイブリッジを巡る約1時間のクルージングを楽しめるクルーズの乗り場にもなっています。
船に乗って横浜港を楽しみたい人はここから乗ってみましょう!
そしてさらに進むと「象の鼻防波堤」が。
そもそもなぜ象の鼻なのか?
それは少し曲がったように作られたこの防波堤が、上から見ると象の鼻に似ていることから付けられたとのこと。確かにそう言われれば、象の鼻に見えなくもない……。
象づくしの「象の鼻テラス」へ
象の鼻パーク中央には、ガラス張りのカフェがあります。名前の通り店内が象一色になっているのが面白いです。
店内はテーブル席が多くあり、公園で遊び疲れた子供たちや、お年寄りにもありがたい空間になっていますが、いつもお客さんでいっぱい。
ちなみに、カフェ一番人気は「ゾウノハナソフトクリーム」! 文字通り、ここでしか食べることができないアイスです。訪れた時も、たくさんのお客さんが注文していました。
店内では定期的に象にまつわるイベントも開催されています。
そして店内の端っこには象の鼻テラスのシンボルが。アイスなどでかわいらしい象さんを見たかと思えば、こういうカッコいいシルエットの象さんも出現するのですから見ているだけでたのしいです。
開放感ある象の鼻パークは、家族連れやカップル、友達同士など、誰とでも楽しめるスポットになっています。晴れた日の横浜港を散歩したい方、また特に象が好きな方には、ぜひとも訪れてほしい場所です。
※本記事は2014年5月26日に公開した記事をリライトしました。
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