国宝でめぐる『源氏物語』の世界!京都で50年ぶりの大特展
国宝『源氏物語絵巻』をはじめ、華麗な源氏絵や能面が京都に集結!千年愛される物語の世界と、京都限定展示の見どころを紹介します。
京都国立博物館で特別展「源氏物語 王朝のかがやき」開催
京都国立博物館では、2026年10月6日(火)から11月29日(日)まで、特別展「源氏物語 王朝のかがやき」を開催しています。
京都国立博物館で『源氏物語』をテーマとした大規模な特別展が開催されるのは、約50年ぶりです。
会場では、国宝「源氏物語絵巻」をはじめ、『源氏物語』の場面やモチーフを表した絵画、工芸品、写本、注釈書、伝統芸能に関連する作品などを紹介します。
京都展の終了後は、2027年1月19日(火)から東京国立博物館へ巡回する予定です。
世界最古級の長編小説『源氏物語』とは

「源氏物語絵巻(盛安本) 葵」(部分)江戸時代・17世紀、京都国立博物館蔵[通期展示・巻替あり。この場面は前期展示]。特別展「源氏物語 王朝のかがやき」京都会場
世界最古級の長編小説のひとつとされる『源氏物語』は、平安時代に誕生してから千年以上にわたり読み継がれてきました。
紫式部によって著された物語は、華やかな宮廷社会を舞台に、主人公・光源氏をはじめとする登場人物たちの恋愛や人生を繊細に描いています。
『源氏物語』は平安時代の貴族文化を伝える文学作品であるだけでなく、後世の日本絵画や工芸、伝統芸能などにも大きな影響を与え、日本文化の重要な源泉となりました。
絵画・工芸・写本から『源氏物語』の世界を紹介

国宝「源氏物語関屋澪標図屛風」俵屋宗達筆、江戸時代・寛永8年(1631年)、東京・静嘉堂文庫美術館蔵[前期展示]
本展では『源氏物語』の文学的な内容だけでなく、物語から生まれた多彩な芸術文化を紹介します。
会場には、物語の場面やモチーフを描いた絵画や工芸品のほか、歴代の写本や注釈書、能や江戸時代の大衆文化に関連する作品が集結します。
異なる時代の芸術表現を見比べながら、『源氏物語』が文学の枠を越えて日本文化に与えてきた影響をたどることができます。
必見の国宝「源氏物語絵巻」

国宝「源氏物語絵巻 柏木一」平安時代・12世紀、愛知・徳川美術館蔵[2026年10月6日~18日展示]
本展の大きな見どころが、現存する最古の源氏絵として知られる国宝「源氏物語絵巻」です。
徳川美術館と五島美術館に分蔵されているこの作品は、日本の絵巻を代表する最高傑作のひとつとされています。
緻密に構成された画面と繊細な色彩、精妙な線描により、物語の登場人物が抱える感情や場面の空気が豊かに表現されています。
徳川美術館所蔵の国宝「源氏物語絵巻 柏木一」は、2026年10月6日(火)から18日(日)まで展示されました。
国宝「源氏物語絵巻」は約2週間ごとに展示場面が替わるため、来館時期によって異なる作品を鑑賞できます。
重要文化財「源氏物語画帖」と近世の源氏絵

重要文化財「源氏物語画帖 若紫」土佐光吉・長次郎筆、安土桃山~江戸時代・17世紀、京都国立博物館蔵[通期展示・帖替あり。この場面は前期展示][京都会場のみ]
安土桃山時代以降、『源氏物語』を題材とした「源氏絵」が数多く制作されるようになりました。
色紙や絵巻、扇面のほか、大画面の屛風や襖絵にも物語の場面が描かれ、空間を華やかに飾る作品として発展していきます。
近世には『源氏物語』が婚礼や長寿を祝う、おめでたい画題としても捉えられるようになりました。
また、江戸時代には『源氏物語』を当時の風俗に置き換えた浮世絵や、翻案小説『偐紫田舎源氏』などが人気を集め、作品の世界がより幅広い層へと広がっていきました。
※一部の作品は京都会場のみで展示されます。また、前期・後期および作品ごとに展示期間が異なります。
京都会場限定!能と『源氏物語』の関係を紹介

復原能装束を用いた「源氏能」の舞台再現展示。特別展「源氏物語 王朝のかがやき」京都会場
京都会場では、日本の伝統芸能「能」と『源氏物語』の関係にも焦点を当てています。
『葵上』『野宮』『夕顔』『源氏供養』など、『源氏物語』から生まれた演目は「源氏能」と呼ばれ、現在も上演されています。
会場には、復原能装束を用いた能舞台を再現。『葵上』を前期、『玉鬘』を後期に紹介します。この舞台再現は京都会場限定です。
重要文化財「能面 泥眼」

重要文化財「能面 泥眼」金春家伝来、「天下一河内」焼印、東京国立博物館蔵[通期展示][京都会場のみ]
重要文化財「能面 泥眼」は、能の演目『葵上』などで用いられる面です。
『葵上』では、光源氏への強い思いから生霊となる六条御息所の物語が描かれます。
目や歯に施された金色の表現が、女性の内面に秘められた執着や激しい感情を伝えます。文学とは異なる、能ならではの表現から『源氏物語』の世界に触れられる作品です。
京都会場限定グッズも登場

特別展「源氏物語 王朝のかがやき」京都会場限定グッズ
会場内の特設ショップでは、特別展に関連したオリジナルグッズも販売されています。
京都会場限定の商品には、菓子缶や刺繍ハンカチ、コラボレーション茶などがあり、『源氏物語』の優雅な世界を日常でも楽しめます。
【限定商品購入時の注意事項】
- 一部の商品には、1人あたりの購入数制限が設けられる場合があります。
- 商品の取り置きや事前予約はできません。
- 会場内の特設ショップを利用するには、本展の観覧券が必要です。
- 商品は売り切れになる場合があります。
京都国立博物館「源氏物語 王朝のかがやき」開催情報
| 項目 | 開催情報 |
| 展覧会名 | 特別展「源氏物語 王朝のかがやき」 |
| 会期 | 2026年10月6日(火)~11月29日(日) |
| 主な展示替え | 前期:2026年10月6日(火)~11月1日(日) 後期:2026年11月3日(火・祝)~11月29日(日) |
| 会場 | 京都国立博物館 平成知新館 |
| 住所 | 京都府京都市東山区茶屋町527 |
| 開館時間 | 9:00~17:30(最終入館17:00) 金曜日は9:00~20:00(最終入館19:30) |
| 休館日 | 月曜日、2026年10月13日(火)、11月24日(火) ※10月12日(月・祝)と11月23日(月・祝)は開館 |
| 公式HP | 京都国立博物館 特別展公式HP |
※会期中、一部の作品は前期・後期以外にも展示替えが行われます。
観覧料金
| 区分 | 当日料金 | 前売・団体料金 |
| 一般 | 2,200円 | 2,000円 |
| 大学生 | 1,200円 | 1,000円 |
| 高校生 | 700円 | 500円 |
| 中学生以下 | 無料 | 無料 |
※団体料金は20名以上に適用されます。前売券の販売は2026年10月5日で終了しました。
※大学生・高校生は学生証を提示してください。中学生以下は年齢を確認できる証明書が必要です。
※障害者手帳などを提示した本人と介護者1名は無料です。
※キャンパスメンバーズ加盟校の学生・教職員は、学生証または教職員証の提示により各種当日料金から500円引きとなります。当日、南門チケット売場のみで販売され、ほかの割引とは併用できません。
2027年は東京国立博物館へ巡回
京都展の終了後、特別展「源氏物語 王朝のかがやき」は東京国立博物館へ巡回します。
京都会場限定の作品があるほか、展示替えも行われるため、京都展と東京展では異なる構成や作品を楽しめます。
| 項目 | 東京展情報 |
| 会期 | 2027年1月19日(火)~3月14日(日) |
| 会場 | 東京国立博物館 平成館 |
| 住所 | 東京都台東区上野公園13-9 |
| 公式HP | 東京国立博物館 特別展公式HP |
※一部の作品は京都会場のみで展示されます。東京展の展示内容、開館時間、休館日、観覧料金などは公式HPで最新情報を確認してください。
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本記事は、FASHION PRESSをもとに編集・転載しています。
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