【東京散歩】築地・勝どき・月島　隅田川沿いを歩いて下町を体感しよう！

重要文化財・勝鬨橋から美しい景色を見よう

築地市場のアーケードを通り抜けると大きな道路・晴海通りにぶつかります。その晴海通りを右に進むと見えてくるのが、隅田川とレトロな佇まいが気きなるこちらの橋。国の重要文化財に指定されている勝鬨橋(かちどきばし)です。

勝鬨橋は1940年に建設された跳開橋で、当時の最先端技術を集結し、日本人技術者の力で建造されました。完成当時は跳開橋として東洋一の規模を誇っていましたが、隅田川を航行する船の減少、交通量の増加などによって、1970年の開閉を最後に、現在では開かずの橋となっています

橋が開閉して船を通していた当時の様子を伺えるモチーフが、防護柵にデザインされています。橋を歩きながら探してみてください。

橋を渡る際は、築地側から見て右側を渡るのがオススメ。隅田川を往来する観光船と築地市場、さらに遠くに東京タワーを目にすることができますよ。

勝鬨橋
住所：東京都中央区築地6丁目

東京オリンピック選手村予定地の勝どきエリアを散策

橋を渡れば高層マンションが並ぶ、勝どきエリアです。ここは2020年の東京オリンピックの選手村予定地になっており、現在は開発のまっただ中です。

橋を渡って最初の信号で道路を横断して勝鬨橋方面に戻り、隅田川沿いの道を少し歩くと、ビルの隙間から東京スカイツリーを見ることができます。

勝どきにはコンビニエンスストアやスーパーもありますので、飲み物を買って隅田川を眺めながら少し休憩するのもよいでしょう。

月島で美味しいもんじゃ焼きを食べよう

先ほどの信号まで戻り、今度は左折しましょう。そのまま進むと小さな川にかかる橋の上から、屋形船や水門を目にすることができます。

さらにまっすぐ進むと、「月島もんじゃストリート」にたどり着きます。「もんじゃ焼き」とは、小麦粉を水でゆるく溶いてウスターソースを加えた生地に、キャベツなどの具を入れた月島の名物料理です。この商店街には、もんじゃ焼きが食べられるお店がたくさん並んでいます。

もんじゃ焼きイメージ

もんじゃは現在では食事として楽しまれることが多いですが、もとは「おやつ」としても食べられていました。散策をして小腹がすいたら、ここで休憩しながらおやつ代わりにもんじゃを味わってみるのもオススメです。もちろん、昼食や夕食にもぴったりですよ。

月島もんじゃストリート
住所：東京都中央区月島

月島駅にて散策終了

もんじゃストリートを抜けると、ゴールの月島駅が見えてきます。月島駅には、東京メトロ有楽町線、都営大江戸線が通っており、新宿や池袋、銀座へも乗り換えなしで行くことができます。

歩いて下町を体感しよう

築地市場駅、勝どき駅、月島駅は都営大江戸線の隣接した駅です。電車に乗れば数分で移動できる範囲ですが、歩くことで隅田川の美しい風景やそこに暮らす人々の様子を見ることができます。

晴れた日には歩きやすい靴を履いて、東京の下町に繰り出してみませんか？　きっと歩いたからこそ出会える景色は、深く思い出に残るはずですよ。