【2024最新】絶景と美食を楽しむ列車旅の魅力とは？関東の観光列車4選

乗車が特別な体験になる！関東の観光列車4選

いま日本各地では、移動そのものが特別な時間になる観光列車が増えています。観光列車とは、凝った内装の車内でおいしいグルメ、景色などが楽しめる列車のこと。

せっかくお出かけするなら、移動時間までスペシャルになる観光列車の旅はいかがでしょうか？　今回は、関東近辺の観光列車をご紹介します。

1. 西武鉄道：西武 旅するレストラン 52席の至福

Picture courtesy of 西武鉄道

西武鉄道が運行する食堂列車「西武 旅するレストラン 52席の至福」は、その名の通り定員52人の観光列車です。池袋や新宿から埼玉県の秩父までを運行しています。

車体のイメージは、秩父の四季。外装と内装のデザインは、長瀞渓谷など秩父の美しい自然をモチーフにし、客席の一部には、沿線の伝統工芸である柿渋和紙(※1)や木材も使用しています。

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※1：渋柿和紙……柿渋(タンニンの一種)で染めた和紙。茶色く優しい風合いが特徴。

Picture courtesy of 西武鉄道

日本の有名建築家・デザイナーの隈研吾氏が手がけた美しい内装は必見！　くつろぎや特別感をイメージしており、落ち着いた雰囲気が漂います。

Picture courtesy of 西武鉄道

料理は有名店・シェフ監修のコース料理を季節替わりで提供。こだわりのグルメを秩父の雄大な自然を眺めながらいただく、贅沢な時間を過ごせます。当日の提供メニュー、運行情報は公式HPにて公開されています。

予約は「西武 旅するレストラン 52席の至福」公式HP(英語・繁体字・簡体字・韓国語対応)から可能です。受付開始日は、乗車予定月の3ヶ月前第2木曜日の8：00〜です。運行区間と発着時間は運行日により異なります。

羊山公園　Photo by Pixta
目的地である秩父周辺には、芝桜で有名な「羊山公園(ひつじやまこうえん)」や、秩父夜祭で有名な秩父神社などがあります。夏には長瀞渓谷のライン下りもオススメです。

2. JR東日本：IZU CRAILE(伊豆クレイル) ※2020年6月に運行終了いたしました

Picture courtesy of JR東日本

Picture courtesy of JR東日本

「IZU CRAILE(伊豆クレイル)」は、小田原・熱海から下田を運行する観光列車です。海沿いの景色を眺めながら、伊豆の食材を使用したおいしい料理を堪能できると評判。料理は、人気フレンチレストランのオーナーシェフが監修しています(写真はランチセット)。

車内ではアルコールも提供しています。同行者との会話を楽しみながら、あえて"ゆっくり行く"大人の旅を楽しめますよ。

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Picture courtesy of JR東日本

4両編成の車両はひとつひとつが異なる仕様になっています。1号車は2人用のカウンター席と、4名掛けのテーブル席の組み合わせで、すべての座席から海の景色を見ることができます。

2号車は、お酒やおつまみを販売するバーカウンター&ラウンジ。3号車はグループ旅行にオススメのコンパートメント、4号車はボックスシートです。JRの駅にある旅行カウンター「びゅうプラザ」で予約しましょう。

爪木崎　Photo by Pixta
目的地の伊豆周辺には、白亜の灯台と青く澄んだ海で知られる爪木崎(つめきざき)があります。冬には300万本の水仙が咲き誇る県内屈指の景勝地です。ほかにも、温泉や黒船クルーズ、金目鯛などのグルメも楽しむことができます。

3. しなの鉄道 ろくもん

Picture courtesy of しなの鉄道株式会社

しなの鉄道が誇る観光列車「ろくもん」。かつてこの地域を統治した真田家の家紋である「六文銭」にちなんで命名されました。

Picture courtesy of しなの鉄道株式会社
デザインは、インダストリアルデザイナー水戸岡鋭治(みとおか えいじ)氏によるもの。長野県産の木材がふんだんに使われた車内は、レトロで温かみのある雰囲気です。

Picture courtesy of しなの鉄道株式会社
車内で楽しめる料理には、プランによって洋食メニュー・和食メニューがあります。いずれも信州の山の幸を堪能できます。食事の飲み物は、地ビールや日本酒、ワインから選べます。

松本城　Photo by Pixta
目的の長野周辺には、信州の名所といわれる「善光寺」があります。長野で歴史豊かな建築物を巡るのもよさそう。おやきや蕎麦などのグルメも楽しめますよ。

予約は、公式HPから(多言語サイトあり) 旅行月の2か月前の1日から7日前まで申し込みができます。このほかにも、小諸、上田、戸倉、屋代の各駅、軽井沢駅で購入可能です。

4. 富士急 富士山ビュー特急

Picture courtesy of 富士急行

富士山の麓を走る「富士山ビュー特急」は、山梨県の大月駅と富士山の玄関口である河口湖を約45分間で結ぶ列車です。東京から大月駅へ行く場合、JR新宿駅から中央線で高尾駅に行き、中央本線に乗り換えて大月駅で下車します。「あずさ」、「かいじ」などで東京と新宿から、大月駅に直接アクセスすることもできます。

Picture courtesy of 富士急行

富士山ビュー特急の特長は、なんといっても車窓から見える富士山の眺め。車窓から望む雄大な富士山の姿は、電車の旅に特別な感動をもたらしてくれます。

Picture courtesy of 富士急行

季節ごとにメニューが変わる「スイーツプラン」Picture courtesy of 富士急行

土休日限定の「スイーツプラン」では「ハイランドリゾートホテル&スパ」のパティシエが手掛けた「富士山ビュー特急特製スイーツ」を楽しむことができます。
26席の特別車両(1号車)は予約が必要で、公式HPから申し込むことができます。利用月の前月1日より受付が開始です。

観光列車で思い出作り！

「電車に乗ること自体が旅の目的」になりそうな観光列車。各地の特色を生かし、車両のデザインや食材も楽しむことができます。

いつもとは少し気分を変えて、車窓から季節ごとに移り変わる美しい景色を眺めながら、観光列車の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

In cooperation with 西武鉄道、JR東日本、しなの鉄道株式会社、富士急行
Main picture courtesy of 富士急行
※本記事は2020年月24日に公開した記事を2024年版にリライトしたものです。