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東京オリンピックの感動を再び!「国立競技場ツアー」が2024年3月まで開催
コロナ禍により、2021年夏に無観客で行われた東京オリンピック。しかし、今回も、私たちに多くの物語と勇気を与えてくれました。その感動を再びかみしめたい人は、日本スポーツ振興センターが2022年4月から開催する「国立競技場ツアー」に参加しましょう。
東京オリンピックのメインスタジアム「国立競技場」
展望スポットから壮観な眺め
世界的な建築家、隈研吾がデザインした東京オリンピック2020のメインスタジアム「国立競技場」。
客席数は全部で68,000席。外観の軒庇(のきびさし)には、日本47都道府県から調達した、森林認証材のスギなど(沖縄県はリュウキュウマツ)を使用しています。
世界最大の木造建築のひとつとして、入場すると偉大なその迫力を肌で感じられます。
「国立競技場ツアー」とは?
Picture courtesy of 独立行政法人日本スポーツ振興センター
2022年4月にスタートした「国立競技場ツアー」では、内部の展望台から国立競技場の全貌を眺めたり、実際に選手が走ったトラック競技のレーンに入ったりできる体験プログラムが用意されています。
あの表彰台に登り、東京オリンピックの感動を再びかみしめることができるのは、貴重な体験ですね。
・予約開始日:3月28日〜(毎月中旬に翌月の予約を開放)
・開催期間:2022年4月1日~2024年3月31日
・実施時間:11:00〜18:00 ※時期により変動
・予約サイト:https://kokuritu-tours.jp/
・金額:大人1,400円/中学高校生以下800円
・所要時間:約60分間
・アクセス方法:都営地下鉄大江戸線国立競技場駅A2出口徒歩5分でE入口の外苑門。
チケットは事前予約がオススメです。参観の時間帯に空席があればその場でチケットを買うことができます。
「国立競技場ツアー」で見られる内容
筆者が実際にツアーに参加して体験した内容を、いくつか紹介します。
競技場&競技トラックのレーン
選手たちが疾走した競技トラックのレーンに立ち、ここしか見られない景色を楽しめます。
フラッシュインタビューゾーン
選手とコーチが試合前後にメディアのインタビューを受けるエリアで、選手入場の待機場所でもあります。
天井板には、隈研吾が行燈をイメージしてデザインした照明が掛けられていて、「ANDONホール」と呼ばれています。
選手更衣室
ここは当初、選手のみが入れる更衣室・控え室でした。木の質感が、暖かい雰囲気をもたらしています。
楕円形の空間デザインはユニークで美しい一方、この中にいると選手が試合前にどれほど緊張していたかも想像できるよう。かたわらには選手たちが使っていた洗面台などの衛生施設も見えます。
表彰台
表彰台は再生プラスチックを使用し作られています。
そして、なんとその表彰台に登り、記念写真を撮ることができます! こちらには多くの自撮り台が設置されているので、一人で来てもきっと良い写真が撮れるはず。
聖火トーチ
2021年3月25日より、オリンピック聖火は福島県から出発し、日本47都道府県および大小の市町村を通過しました。
その日本をあちこち奔走した聖火トーチは、ここで見ることができます。近くで見ると、このトーチのに緻密な彫刻が施されていることに気づきます。日本の工芸技術には感服しますね。
サインウォール
実はここ、競技場の周りの車道なんです。大型バスが入ってきて、ここで乗客が乗り降りします。
この壁にサインをしたのは、試合が終わった後の陸上競技選手たち。応援に対する感謝など、選手たちからのメッセージが書かれています。ぜひ、母国の選手のサインを探してみては?
勝利サイン体験
選手たちがカメラに向かってサインをしている光景に見覚えはありませんか? これは、筆者がもっともおもしろいと思った体験です。
約30秒間、レンズにサインし、撮り終わったあとはQRコードを使ってアニメーションをダウンロードできます。どのような内容を書くか事前に考えておくとスムーズです。
聖火台
場外に置かれている聖火台は、1964年の第1回東京オリンピックの聖火台です。旧国立競技場が取り壊された後、こちらに移されました。
最新テクノロジーを感じられる東京オリンピック2020の新聖火台も今後、国立競技場の外に置かれる予定です。これらは、入場券を買わずに鑑賞できます。
ツアーは2024年3月まで
ツアーは2024年3月までの予定です。実際に体験すると、入場料1,400円以上の価値があると感じるでしょう。東京オリンピックの感動をかみしめに、国立競技場へ体感しに行きませんか!
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台湾台北市出身。京都府北部の舞鶴市でインバウンドに携わりながら、ブロガーとして日本の観光情報を発信してきました。MATCHAには2019年10月に参加。
趣味は旅、電車を見ること、オシャレなスイーツ・カフェ巡り、御朱印集め、ミュージカル観劇、写真撮影など。幅広過ぎて、自分でも不思議に思っています。