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台湾の女子大生が体験した南三陸の夏まつり
観光協会にインターンで滞在した台湾の女子大生が現地のお祭りの様子をレポートします! 宮城県南三陸町で開催された志津川湾夏祭りは、漁港から花火を見たり、地元産の海鮮が楽しめる漁師町らしいお祭りです。
日本の夏のイベントといえば、まず思い浮かべるのは夏祭りではないでしょうか。
夏祭りといえばりんご飴、チョコバナナ、たこ焼き、浴衣などを思い浮かべます。
大人は、もちろん冷えたビールも欠かせないですね。
今回参加した志津川湾夏祭りは、お酒に合う地元グルメも盛りだくさん!子どもから大人まで楽しめます。
地元の人が参加型で楽しむトコヤッサイ
志津川湾夏祭りでは、地元で昔から親しまれている踊り「トコヤッサイ」を踊り、コンテストも開催します。
南三陸ならではの振り付けと掛け声でお祭りを盛り上げます。
トコヤッサイは平成8年に誕生し、「誰でも気軽に踊れる」踊りとして震災前から多くの町民に親しまれてきました。
震災前は、「松原公園」という地区からスタートし沿道を練り歩いていたそうです。
とても人気があり、参加者が1,000名を超える大きなイベントとなっていたことも。
震災で、一時休止状態を余儀なくされましたが、子どものころから慣れ親しんできた「夏の風物詩を復活させたい!」という、当時の志津川高校生有志が立ち上がり、見事復活を果たしました。
トコヤッサイの由来は、漁師が櫓(ろ)を漕ぐ際の掛け声「ヤッサイ!」からきているという説があります。
⬆️トコヤッサイを復活させた佐藤さん・こうすけさん
今年はやっとコロナ禍が落ち着いたので、数年ぶりにトコヤッサイを再開しました!
トコヤッサイには志津川中学校、創作踊りの「黒龍会」、社会福祉協議会、南三陸署の地元4団体のほか、台湾から教育旅行で訪れている嘉義高級中学も参加しました。
それぞれの団体は、お揃いの法被などをまとい、暑さに負けず、「トコヤッサイ!ヤッサイ!ヤッサイ!」と声をそろえ、息の合った踊りを披露しました。沿道を埋めた観客から大きな拍手が送られました。
夏祭り定番の屋台を楽しむ
夏祭りといえば、屋台で食べ歩きが定番ですよね。
南三陸のキャラクター「オクトパス君」モチーフのドリンク、地元のタイ料理屋さん、夏の定番「かき氷」「チョコバナナ」、浴衣に合うお面、ヨーヨーなど歩いているだけで目移りしながら楽しみました!
漁師町らしい海からあがる花火
見どころはトコヤッサイ、屋台の以外、夏祭り最大のポイント「花火」!
定番の打ち上げ花火のほか南三陸の特産品をモチーフにした魚型、ホタテ……など。
見ているだけで、次にどんなものが見れるのだろう・・?とワクワクしました。
地元の伝統芸能である大森創作太鼓の音色に合わせてあがる花火も、他の場所で見る花火とはひと味違う日本らしい風景で素敵でした。
台湾はほとんど毎日夜市がありますが、日本では屋台が立ち並ぶ風景が珍しいようで、夏祭りは家族全員揃ってお出かけしている人が多かったのが印象的でした。
台湾では、「お祭り」として開催するものが少ないので、日本のお祭りは、食べて見て踊って、楽しめました!
おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、兄、妹、もちろん友達も誘って夏祭りに行けば、最高の思い出になると思います。
志津川湾夏祭りの詳細に関して
毎年開催している志津川湾夏祭りは、南三陸町観光ポータルサイトで情報を発信しています!
ぜひ、チェックしてみてくださいね~!
南三陸町観光協会では、観光案内所、震災伝承施設「南三陸311メモリアル」、海が見えるキャンプ場「神割崎キャンプ場」の運営を行っています。また、修学旅行や企業研修などの教育旅行の受け入れコーディネートも実施しています。仙台駅からも車で1時間半で「自然と共に生きる」を学べるまちに是非お越しください。