旅の準備はじめよう
あしかがフラワーパークで楽しむ藤の絕景
”春の花”といえば、みなさんは何を思い浮かべますか? 桜やツツジ、梅、桃など、春にはさまざまな花が見頃を迎えます。 その中でも、藤は日本古来の花とされており、その美しさは万葉集でも詠われています。 古くから日本人に愛されていた藤は、現代の私たちにとっても趣を感じさせる魅力的な花です。 栃木県足利市にあるあしかがフラワーパークでは、春になるとうす紅色、紫、白、黄色と4色の藤が見頃を迎えます。 今回は、その見どころをたっぷりご紹介します。
あしかがフラワーパークとは?
「あしかがフラワーパーク」は、栃木県足利市に位置する花のテーマパークです。
1年を8つのテーマに分け、四季折々のお花をお楽しみいただくことができます。
最も有名なのは、今回ご紹介する「ふじのはな物語」というイベントです。
350本以上の藤の花が楽しめる人気のイベントで、開催期間中は夜間のライトアップも開催します。
藤の種類と見頃の時期
藤の花は4月中旬から5月中旬に見頃を迎えますが、その時期は種類によって異なります。
あしかがフラワーパークでは、うす紅、紫、白、黄色の順番で4色・5種類の藤が見頃を迎えます。
「ふじのはな物語」という名前の通り、約1カ月間、まるで絵巻物のように藤の花の色が移りかわっていく様子をお楽しみいただけます。
その種類と、それぞれの見頃の時期を見ていきましょう!
うす紅藤:4月中旬~4月下旬
一番最初に見頃を迎えるのが、かわいらしい桜色の花びらが特徴の「うす紅藤」です。
藤棚の下にベンチが設置されているので、ゆったりと藤を楽しんでいただくことができます。
そよそよと春風に揺られるうす紅藤を眺めていると、時間が経つのも忘れるほどうっとりしてしまいます。
大藤:4月下旬~5月上旬
4月下旬に見頃を迎えるのは、あしかがフラワーパークのシンボル・大藤です。
栃木県指定天然記念物にも指定されている大藤は、樹齢160年、広さ1000㎡を誇ります。
その美しさから、CNNが選ぶ「2014年 世界の夢の旅行先10選」に日本で唯一選出されました。
8万房の優雅な紫の花が空から降りそそぐ「世界が息を呑んだ美しさ」に、ぜひ会いに来てください。
八重黒龍:4月下旬~5月上旬
こちらは「八重黒龍藤」。現存する藤では珍しい八重咲きで、栃木県指定天然記念物に指定されています。
たくさんの花びらからなるお花は、まるでたわわに実った葡萄のよう。なんとも愛らしいですね。
白藤:5月上旬頃
栃木県指定天然記念物「白藤」は、長さ80mの白藤のトンネルをつくっています。
白藤は他の藤と比べて香りが強いのが特徴です。トンネル内は、白藤の爽やかで甘い香りに包まれます。
きばな藤:5月上旬~5月中旬
「ふじのはな物語」を締めくくるのは、鮮やかな黄色のきばな藤。
きばな藤は、ヨーロッパ原産のため高温多湿地域での生育は難しいとされています。
あしかがフラワーパークではスタッフの徹底した管理や環境保護のもと、きばな藤のトンネルをお楽しみいただけます。
鮮やかな黄色い花は青空との相性抜群!見ているだけで元気がもらえます。
ライトアップされた藤の花はさらに神秘的に!
「ふじのはな物語」期間中は、夜のライトアップを開催します。
夜のライトアップは幻想的で、その美しさは日本夜景遺産にも認定されています。
昼間とは姿を変えた夜の藤の姿に、きっとあなたも圧倒されるはず。
5,000株以上のツツジも咲き誇る
藤とほぼ同時期に見頃を迎えるのが5,000株以上のツツジの花です。
明るい陽差しの中、鮮やかなツツジが豊かに咲き誇る姿は必見!
インフォメーション
期間:例年4月中旬~5月中旬(お花の咲き状況により変動いたします)
電車でのアクセス:JR両毛線あしかがフラワーパーク駅より徒歩3分
車でのアクセス:【東北自動車道】佐野藤岡ICより約20分
【北関東自動車道】出流原スマートICより約15分、佐野田沼ICより約17分
公式サイト:https://www.ashikaga.co.jp/fujinohana_special2023/jp/index.html
あしかがフラワーパークは、栃木県の南部に位置する花と光の楽園です。 首都圏から車で90分、日光や鬼怒川温泉、伊香保温泉などの観光地へも90分と非常にアクセスが便利です。 約100,000㎡の園内では1年を8つのステージに分け、それぞれの季節の主役となる花々がお楽しみ頂けます。 園のシンボルとなっているのは、約1000平方メートル、樹齢160年におよぶ大藤です。藤が見頃を迎える4月中旬~5月中旬には「ふじのはな物語」というイベントを開催し、夜間のライトアップも実施します。 毎年10月中旬から2月中旬にはイルミネーション「光の花の庭」を開催しています。日本三大イルミネーションに認定されるほどの壮大なスケールと、光で表現される花をモチーフにした作品が幻想的な世界を演出します。