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【釜石】漁村集落の小さなお宿交流と漁民が守りつなぐ海山体験1泊2日《東北・岩手》
東北・岩手県に位置する釜石の観光コンセプトは「オープン・フィールド・ミュージアム」。 まち全域が博物館であるとして、漁業、農業、林業など地域の人々の生業である一次産業を体験できるプログラムを豊富に取り揃えています。 持続可能な観光地を目指す取り組みが高く評価されており、世界的なサスティナブル・ツーリズム認証団体「Green Destinations」による「持続可能な観光地」TOP100に5年連続で選出されています。
あたたかな地域交流 × 環境文化の保全と継承 × 新鮮づくし地産地消ごはん
釜石市、箱崎半島の最深部。国立公園とその入口になる漁村集落「箱崎白浜地区」は、高齢化の進む小さな集落です。養殖業が盛んで民宿も連ねて営業していましたが、2011年東日本大震災の大津波で被災し、大きな被害を受けました。
過疎高齢化が進む限界集落にさらに追い打ちがかかる中、廃園した元保育所の園舎をリノベーションし、地域みんなで見守る地域型民泊「御箱崎の宿」をスタート。津波で民宿を流された女将を中心に、町内住民が協力して収穫する新鮮な海の幸と地元の郷土料理で地産地消をかなえ、サステナブルかつ高質なおもてなしと、あたたかな交流を実現しています。
また、宿での交流だけでなく、自然や文化の「活用と保全」を両立させる観光体験コンテンツも同時にお楽しみいただき、参加することで環境の保全はもちろん、漁村文化にふれ、さらに地域貢献を実現する1泊2日の内容です。
プログラムポイント
◆ 1日目 午後 ~漁民が代々守る聖地を保全しながら歩く「千畳敷」トレッキング~
漁村住民が守り続ける聖地「千畳敷」について、住民より説明を受け、森林インストラクターであり林業従事者であるガイドが、希少植物や生態系、ジオ的見所をご案内。人が入ることで山と環境が管理され守られる“管理活用”の実践を体感しながら楽しみます。
◆1日目夜 ~旧保育所を活用した「御箱崎の宿」 宿泊~
一棟貸し・人数制限・環境配慮された小さな漁村の宿にチェックイン。女将さんによる地産地消にこだわった新鮮な海の幸と手づくりの郷土料理のご夕食をお楽しみいただきます。地域のお話と大震災からの歩みや歴史などを聞きながら、交流を深めます。
◆ 2日目午前 ~漁師さんと漁船に乗り養殖見学・守りつなぐ断崖の神社を参拝~
三陸リアスの特徴である小型漁船を活用し、伝統的な養殖業の現場を目の前で見学。普段は見えない海の幸の文化にふれ、さらに断崖にある神社と口承される物語を聞きます。
お申込みについて
◆対象
小・中学生, 高校生, 大学生, 社会人, 海外の方
◆料金
21,000円(お一人様あたり)最小催行人員 2名
◆持ち物
動きやすい服装、スニーカーもしくはトレッキングシューズ、長靴、手袋(長靴、手袋はレンタル可)
◆集合場所
御箱崎の宿(URL:https://ohakozakinoyado.jp/)
◆お支払い方法
当日、現地にて精算。 クレジットカード対応可。 請求書払い可。
◆宿泊施設
箱崎白浜漁村宿泊施設「御箱崎の宿」(〒026-0303 釜石市箱崎町第3地割6番地1)
◆お申込み・お問い合わせ
0193-27-5455(根浜海岸観光施設「根浜シーサイド」にて受付、担当:佐藤)
nebamacamp@dmo-kamaishi.com
釜石市全体を屋根のない博物館と見立てて、世界遺産である近代製鉄の歴史や、東日本大震災からの復興まちづくり、震災時に賞賛された児童生徒の避難行動を紐解く「防災学習」、漁業や林業、農業の1次産業の体験を提供しています。地域DMOのかまいしDMCでは、これらの観光資源をもとに、博物館への展示物を磨き上げて、皆様にお届けしております。