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手つかずの自然が残る島、「屋久島」トレッキングを疑似体験!
手付かずの自然が残る島として、日本人のみならず海外の方からも絶大な人気を誇る鹿児島県「屋久島」。1993年に日本初の世界遺産として登録されています。そんな屋久島のトレッキングコースをストリートビューで探索してみたいと思います。
手付かずの自然が残る島として、日本人のみならず海外の方からも絶大な人気を誇る鹿児島県「屋久島」。1993年に日本初の世界遺産として登録されてから、その人気はさらに増しています。
そんな屋久島ですが、実はGoogleのストリートビューでトレッキングコースが公開されていることをご存知でしょうか。登山口から始まり、目玉である縄文杉までもを見ることができます。今回は、神秘的な魅力溢れる屋久島をストリートビューで探索してみたいと思います。
屋久島の場所
屋久島は、九州最南端にある佐多岬から南南西に約60キロの位置に浮かんでいます。東京からは約1000キロ離れたところに位置しており、面積は約500平方キロメートルと非常に小さい島です。
屋久島の歴史は約1500万年前にさかのぼります。中生代の終わり頃の地殻変動をきっかけとして、今の屋久島の原形が造られました。人の定住は約7000年前から始まり、今では13000人程度の人々が屋久島で生活を営んでいます。
自然豊かな屋久島には、数々の山脈や美しい滝、海がありますが、今回はこの島の代名詞ともいえる「縄文杉」に至るまでのトレッキングコースを散策したいと思います。
トロッコ道
スタートしてからしばらくは、昔トロッコが走っていた軌道、通称「トロッコ道」を歩きます。この道がずっと山の奥まで続いています。
画面の中をクリック&ドラッグしてみてください。画面が変化し、実際にトロッコ道を歩いているような気分を味わえます。
トロッコ道は元々、伐採した屋久杉を里に運ぶ役割を果たしていました。現在でも、登山客のために設置されているトイレやその他施設の管理に必要な物資の輸送に利用されることがあるそうです。実際にトロッコが走っている光景を見られる機会はなかなか無いそうなので、見ることができた人はとてもラッキーです。
しばらく進むと、橋が見えてきます。川のせせらぎを聞きながら歩くトロッコ道は、とても気持ちがよさそうです。見渡す限りの山々に心が洗われます。
トレッキングコースの約3分の2を占めるトロッコ道の終点からは、木の根の間を進む険しい道のりに変わります。
まだ春を迎えてない時期に撮影したストリートビューは、あたり一面雪景色へと一変し、ウィルソン株が現れます。
ウィルソン株
樹齢3000年、屋久島最大の切り株です。アメリカの植物学者であるE.H.ウィルソンが屋久島の調査に訪れた際に、この切り株を発見しました。その後、彼が世界中に広く紹介したことから、「ウィルソン株」という名が付けられたのです。
画面中央に見える大きな空洞が「ウィルソン株」の入口。油断すると見落としてしまいそうな入口ですが、近くに標識があるので安心です。左方向に180度回転してみると、ウィルソン株を眺める観光客の姿を捉えることができます。それでは、実際に中に入ってみましょう。
実際に見てみると身をもって分かりますが、ウィルソン株の内部は巨大な空洞になっています。清らかな泉が湧いており、空洞の中に小さな水流を作っています。
空洞の中に入り上を見上げると、その切り口がハートの形に見えることでも有名です。ストリートビューの画面をグルグルと回して、ハートの形を探してみてください。
縄文杉
画面中央にそびえ立つのが、屋久島の一番の名所「縄文杉」です。 縄文杉の周りには、保全のために作られた柵があるため近づくことができません。そのため、観光客は木のデッキからその姿を眺めることになります。デッキからだと、少し分かりにくいかもしれませんが、画面をズームしてみると太い幹の縄文杉を見ることができると思います。
縄文杉に辿り着くまでには5時間以上の道のりを歩かなければなりません。生の縄文杉を見る感動は、ひと際大きいものになりそうですね。この記事を読んで興味が湧いた方は、ぜひ屋久島のトレッキングに挑戦してみてください。
Information
屋久島
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町
営業時間:-
定休日:-
Wi-Fi環境:-
クレジットカードの有無と種類:-
言語対応レベル:-
他言語メニューの有無:-
最寄り駅:屋久島空港、宮之浦港、安房港
アクセス:
【飛行機】
大阪から約90分
福岡から約65分
鹿児島から約30分
【フェリー】
鹿児島港から約4時間(高速船なら1時間45分〜2時間50分)
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