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九州最の南端「鹿児島県」ってどんな所? ー自然編ー
日本有数の南国・鹿児島県って一体どんなところ?この記事では、鹿児島県の地理的側面にフューチャーし、その魅力を紹介しています。
日本列島は縦に長く、北は北海道から南は沖縄県まで、47の都道府県に分かれています。
そして各都道府県がそれぞれ地域特有の自然・慣習・料理を持ち、豊かな日本文化を構成しているのです。
今回は、九州地方のもっとも南に位置する鹿児島県に注目。南国ならではの独自文化を築いてきた鹿児島県の魅力を「自然」という視点からご紹介します。
まずは知っておきたい、鹿児島の自然と気候
鹿児島県の持つ独自の慣習や歴史・文化を知る前に、まず知っておかなければならないのは、そうした文化を育てた地域特有の地形・気候・自然のこと。
鹿児島県に行ったらどんな自然に触れられるのか、旅行に適した季節はいつなのか、旅行者の悩みに答える情報をお伝えします。
1.日本で3番目に活火山が多い県
鹿児島県のシンボルと言えるのが、中心街の背後に雄大にそびえる「桜島」です。桜島は現在でも定期的に小規模な噴火を繰り返す活火山で、噴火のないときでも、火山灰が降ることがあります。
活火山と聞くと怖くなる方もいるかもしれませんが、桜島には現在も5000人もの人々が暮らしており、普段の生活や観光に支障はありません。
もちろん火山の活動が激しい時には観光を自粛する必要もありますが、その場合も防災情報に注意して行動すれば、被害を避けることができます。
ちなみに桜島へは鹿児島市内からフェリーで簡単に渡ることができます。
このほかにも鹿児島県内には宮崎県との県境に位置する霧島山(きりしまやま)や、火山の噴火によって生まれた口永良部島(くちのえらぶじま)など、たくさんの活火山があるのです。
鹿児島には火山があるからこそ生まれたいくつもの「温泉」、火山灰を利用して育てる特産物(桜島大根、桜島小みかん)があります。鹿児島の人々の生活は、いつでもこれらの火山と共にあったと言ってもよいでしょう。
2.日本初の世界自然遺産"屋久島"
「屋久島(やくしま)」とは、鹿児島県の沖に浮かぶ、県内で2番目に大きな島のこと。
世界有数の豊かな自然とその自然が育む島独自の生態系は世界的に知られ、1993年にはユネスコ世界遺産に登録されています。
島内には実に多くの植物が生い茂っており、なかでも代表的な植物が「屋久杉(やくすぎ)」です。
スギ自体はもともと日本の固有種ですが、500mを越える山地に生えているという点、樹齢2000年を越す巨木も存在するという点で、屋久杉は世界的に大変貴重な樹木と言えます。
そんな魅力たっぷりの島・屋久島へ向かうときの注意点は、その移動距離と時間のこと。
鹿児島県内から屋久島へ向かう場合、フェリーまたは飛行機を使う必要があります。所要時間は、フェリーで約4時間半、高速船で約2時間、飛行機で約35分であり、旅行の計画・予算に合わせた移動が必要です。
3.「3つの気候帯」が交差する、豊かな生態系に触れられる場所
北海道や沖縄以外の日本のほとんどの地域は、四季が豊かで農業に適した温帯に属しています。
鹿児島県も県内の多くが温帯に属してはいますが、一部亜熱帯気候の地域も含みます。なお、屋久島には冷温帯も見られるなど、3つの気候帯が属するとも言われています。
そんな鹿児島の年平均気温はおよそ18度、さらに夏場は30度近くに達するなど、まさに南国そのもの。
降水量は6月から8月の夏場に多い一方、冬場にかけては降雪もほとんどないなど、はっきりした気候を有しています。
多種多様な気候を有する鹿児島県では、クスノキの自然林のほか、古くから日本の生活に欠かせない竹林、更にはマングローブといった実にバラエティ豊かな自然を楽しむことができます。
また、海岸では産卵を控えたウミガメが多数上陸するほか、奄美諸島では、世界で唯一アマミノクロウサギが生息するなど、世界的にも大変珍しい生き物がたくさん。
これら植物・動物たちは国の財産として天然記念物に指定されているほか、世界で類を見ない生態系を持つものも多数生息しています。
3つの気候を有し、バリエーションに富んだ気候が鹿児島の豊かな生態系・緑の源流なのです。
4.600を超える島々を持つ日本有数の「島の県」
日本は四方を海に囲まれた島国であり、世界の数ある島国のなかでも、特に多くの島々を有する国でもあります。
そのなかで、鹿児島県に含まれる島々の数はおよそ605に及び、都道府県別のランキングでは全国で第2位に位置しています。
実際に人が生活している島は50前後と言われています。時間に余裕のある方は、鹿児島市内から少し足を伸ばし、日本人でもなかなか訪れる機会のない鹿児島の島々を訪れてみてはいかがでしょう?
5.夏場は台風に注意! 鹿児島観光にオススメな季節は?
日本の中でも南方に位置する鹿児島県には、夏から秋にかけて台風が頻繁(ひんぱん)に訪れます。その一方、温暖な気候のため春は桜の開花も早く、県内各地で美しい桜を眺めることができます。
このように、鹿児島は日本国内でもいち早くお花見が楽しめる県でもあるのです。
また冬は、日中の平均気温が15℃を超えることも多い温暖な気候で、積雪が少ないことも特徴。それでいて温泉などにはぴったりの時期ですから、鹿児島観光を存分に満喫できる季節の一つです。
いつ来ても楽しめる鹿児島ですが、季節ごとの魅力・注意点をあらかじめ知っておくと、より充実した旅を過ごすことができるでしょう。
Information
鹿児島県
住所:鹿児島県鹿児島市鴨池新町10−1 ※鹿児島県庁の住所です。
営業時間:−
定休日:−
Wi-Fi環境:−
クレジットカードの有無と種類:−
言語対応レベル: −
他言語メニューの有無:−
最寄り駅:鹿児島空港
アクセス:東京・羽田空港から飛行機でおよそ1時間30分
価格帯:−
宗教情報:−
電話番号:099-286-2111 *鹿児島県庁 代表の電話番号となります。
公式HP:鹿児島県/KagoshimaTravel Guide
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