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東京~白馬へのバスは「スノーライナー」が便利!特徴や発着地も紹介
日本の冬はスキーやスノーボードなど、雪の上で楽しむスノーアクティビティが充実しています。なかでも長野県の白馬エリアは、国内のみならず外国人旅行客にも人気のエリアです。長野県白馬村には、世界有数のパウダースノーが楽しめるスキー場が集まっているため、毎年多くの人でにぎわっています。 東京方面から白馬エリアへ行くには、バスを使うと便利です。この記事では、東京〜白馬を結ぶ直行バス「スノーライナー」の特徴や発着地を紹介します。東京から白馬までの行き方を探している人や、白馬エリアへ初めて行く人は、ぜひ参考にしてみてください。
東京から白馬のスキー場に行く方法
東京から白馬のスキー場に行く方法は、主に新幹線を利用する場合と、バスを利用する場合の2つがあります。それぞれのメリットとデメリットを挙げながら、移動時間や費用などを詳しく紹介します。
新幹線を利用する場合
新幹線を利用する場合は、まず東京駅から北陸新幹線に乗って、長野駅まで移動します(所要時間約1時間50分)。長野駅からは特急バスに乗り換えて、白馬エリアへ向かいます(所要時間約1時間10分)。
この方法が、最短時間で東京から白馬へ行くルートです。新幹線を利用する場合は、乗り換えのリスクや、新幹線と特急バスそれぞれのチケットを購入する必要があるため、少し難易度が高いかもしれません。
時間:約3時間30分(新幹線から特急バスへの乗り換え時間を30分と想定しています。)
料金:10,010円~(北陸新幹線7,810円~+特急バス2,200円~)
メリット
- 東京から最短時間で白馬まで移動できる
- 本数が多く、どの時間帯でも利用できる
- より多くの時間を移動以外に使える
デメリット
- 大きな荷物がある場合、新幹線から特急バスへの乗り換えが大変である
- 新幹線と特急バスそれぞれのチケットを購入する必要がある
- バスを利用する場合に比べて費用がかかる
バスを利用する場合
バスを利用する場合は、東京方面から直行で白馬エリアまで移動できます。バスの出発地も東京駅やお台場エリア、羽田空港、成田空港(千葉)、横浜(神奈川)などから選べるため、新幹線に比べると利用しやすいのが特徴です。
移動時間が長く、1日あたりのバスの本数は限られていますが、乗り換える必要がありません。夜行バスもあり、初めて白馬エリアに行く人や荷物が多い人、朝からスキーやスノーボードを楽しみたい人におすすめのルートです。また、新幹線を利用する場合に比べると、料金が安いのも魅力です。
時間:約5時間(羽田空港から白馬ベースセンターまでの朝出発のバスの場合です。)
料金:8,000円~(直行バス「スノーライナー」を利用した場合を想定しています。)
メリット
- 東京方面から乗り換えなしで白馬まで移動できる
- 出発地は駅や空港などから選べる
- 新幹線を利用する場合に比べて料金が安い
デメリット
- 移動時間が長い
- 1日あたりのバスの本数が限られている
- 事故や渋滞など高速道路の状況により、到着が遅れる場合がある
スキー場直行バス「スノーライナー」とは?
東京方面から白馬エリアへバスで移動する場合、特におすすめしたいバスが「スノーライナー」です。夜行バスや朝出発のバスなど、白馬エリアへのスキー場直行バスプランが充実している他、次の3つが魅力として挙げられます。
乗降地が選べる
乗車地は、東京駅やお台場に加え、羽田空港や成田空港、横浜の主要エリアから選べます。東京や横浜を観光した後にスキー場へ行きたい場合や、観光をせずに空港から直接スキー場に行きたい場合など、用途に合わせて出発地を選択するとよいでしょう。
降車地は、白馬ベースセンターや八方エリア、栂池エリア、白馬乗鞍エリアなど、各スキー場やホテルのバス停を経由します。白馬エリアの目的地がそれぞれ異なっていても、「スノーライナー」に乗車すれば、希望する場所で降りられます。
料金がわかりやすい
乗車料金は、大人(12歳以上)も子ども(0歳〜11歳)も同一料金です。予約・支払い方法は、予約ホームページからクレジットカードのみの決済方法で、わかりやすいのが特徴です。(キャンセルなどの返金があった場合もクレジットカードで入金処理をします。)
ホームページに記載している価格に高速料金や座席指定が含まれていますが、乗車地によっては追加料金が発生します。また、車内トランクには、3辺の合計が120cm以内、かつ重さ10kg以内のものをお一人様1個まで預けられます。スキー板やスノーボードは、お一人様につき1個を預けられるので安心です。
シーズン中は毎日運行している
「スノーライナー」は、2023年12月15日〜2024年3月29日までの冬シーズンは毎日運行しています。また、座席に空きがあれば、出発1日前の12時までホームページで予約可能なため、スキーに行くのが直前に決まった場合でも、タイミングが良ければ乗車できるかもしれません。
予約ホームページは、日本語をはじめ、英語や中国語、韓国語にも対応しているため、外国人旅行客も利用しやすいのが特徴です。一度、ホームページを見て、希望の日程・時間にバスが運行しているか確認するとよいでしょう。
東京方面の乗車地は4ヵ所
東京方面から白馬エリアへ行くスキー場直行バス「スノーライナー」の乗車地は、次の4ヵ所です。それぞれのバス停の特徴や場所、アクセス方法などを紹介します。
東京
東京の乗車地は、東京鍛冶橋駐車場とお台場東京テレポートがあります。「スノーライナー」では、それぞれ深夜便の出発地として利用できます。
東京鍛冶橋駐車場
スキー場直行バス「スノーライナー」以外にも、多くの高速バスの乗降地になっています。日程や時間帯によっては大変混雑するため、時間に余裕を持って集合するようにしましょう。
お台場東京テレポート
りんかい線『東京テレポート駅』を出てすぐのロータリー内の1番のりばに停車します。「高速バスのりば お台場(東京テレポート駅前)」と書かれた黄緑色の看板が目印です。
羽田空港
羽田空港の乗車地は、羽田空港第3ターミナルから連絡通路を経由した複合型商業施設「羽田エアポートガーデン」1階のバスターミナル5番のりばです。
「羽田エアポートガーデン」は、カフェやレストランをはじめ、ファッションやおみやげにぴったりの日本雑貨のお店がたくさん入っています。ついつい買い物に夢中になってしまいますが、バスに乗り遅れないように注意しましょう。
成田空港(千葉)
成田空港の乗車地は、成田空港第3ターミナル1階にある6番のりばです。第1・第2ターミナルから移動する場合は、ターミナル間連絡バスに乗って、第3ターミナルまで移動してください。
また、SL131便(白馬・栂池行き)を利用する際、いったんSL181便に乗車して、途中の「お台場東京テレポート」にて乗り換える必要があります。詳しくはバスの係員や運転手に確認しましょう
横浜(神奈川)
横浜の乗車地は、「Y-CAT(横浜シティ・エア・ターミナル)」です。横浜駅から「Y‐CAT」へ行く際は、駅構内の案内板に書かれた飛行機のロゴを目印に進みましょう。まずはバス停付近の混雑を避けるため、1階の第1ロビー受付カウンターが集合場所です。バス停までの移動も考えて、出発15分前までに集合してください。
「Y-CAT」内には、カフェやコンビニエンスストア、横浜のおみやげなどが購入できる売店が入っています。なるべく早く「Y-CAT」に到着して、カフェでコーヒーを飲んだり、コンビニや売店で買い物したりしながら、バスを待つのもおすすめです。
白馬の降車地は主に4エリア
白馬エリアのスキー場直行バス「スノーライナー」の降車地は、主に次の4エリアです。それぞれのバス停の特徴や周辺情報などを紹介します。
白馬ベースセンター(五竜エスカルプラザ)
「白馬ベースセンター」は、白馬行きの「スノーライナー」のほとんどが最初に停車する降車地です。「白馬ベースセンター」の五竜エスカルプラザは、飲食店をはじめ、白馬エリアで最大級の広さを誇るおみやげ店をはじめ、スポーツ用品店、スキー板やスノーボードのレンタルショップ、日帰り温泉、仮眠ルームなど、1日中スキーを楽しむために必要な施設がそろっています。
隣接する白馬五竜スキー場で、スキーやスノーボードを楽しみたい人は、「白馬ベースセンター」で降りましょう。
八方エリア
八方エリアでは、「ジャムジャムライナー専用バス停」と「樅ノ木ホテルビジターセンター」に停車します。
ジャムジャムライナー専用バス停
名前の通り、「スノーライナー」などのジャムジャムライナー専用のバス停です。周辺には、白馬アルパインホテルや白馬パノラマホテル、白馬八方温泉 八方の湯などがあります。
JNTO認定の外国人案内所でもある「八方インフォメーションセンター」(白馬八方バスターミナル)だと思って降りる人がいますが、このバス停とは違う場所になるので、注意してください。
樅の木ホテルビジターセンター
白馬樅の木ホテル前の降車地です。ビジターセンター内には、スキーやスノーボードの有名ブランドを取り扱う「Rhythm Japan」があり、販売やレンタルをしています。また、白馬特有のスノーパウダーに備えて、ワックスがけやチューンナップもできます。
目の前の白馬樅の木ホテルは、森の中にたたずむ北米調のリゾートホテルです。格調高いアンティーク家具で統一されたロビーは、大自然を眺めながら、ゆったりと寛げる贅沢な時間が楽しめます。
栂池エリア
栂池エリアでは、「栂池高原A」・「栂池高原B」・「栂池高原C」の3ヵ所に停車します。
栂池高原A(親の原駐車場)
栂池高原スキー場前の降車地です。栂池高原スキー場は、最長滑走距離5,000mもあり、初心者から上級者、子どもから大人まで幅広い層が楽しめるスキー場です。また、国際ライセンスを取得したインストラクターが指導するインターナショナルスキースクールもあります。英語・中国語で、スキーやスノーボードのレッスンが受けられます。
栂池高原B(サンプラザ栂池)
ホテルサンプラザ栂池前の降車地です。ホテルサンプラザ栂池は、栂池高原の中心に位置する全77室の大型リゾートホテルです。特に、ミネラルたっぷりの白馬姫川温泉を利用した大浴場が自慢で、サウナも併設しています。きっとスキーやスノーボードで疲れた体を癒してくれるでしょう。
地下には板やブーツを乾かす乾燥室があります。乾燥室の出入口から栂池高原スキー場の「親の原ゲレンデ」につながっています。
栂池高原C(グランジャム栂池)
ホテルグランジャム栂池前の降車地です。ホテルグランジャム栂池は、2019年12月に開業した新しいホテルです。地産地消にこだわった和会席が自慢で、信州ならではの食材が楽しめます。素泊まりプランもあり、朝から夜まで思いっきりスキーやスノーボードを満喫したい人におすすめです。
白馬乗鞍エリア
白馬乗鞍エリアは、白馬アルプスホテル前が降車地です。「スノーライナー」の最終到着場所の場合が多く、最初の白馬ベースセンター(五竜エスカルプラザ)からは約50分かかります。白馬アルプスホテルは、白馬乗鞍温泉スキー場に隣接しています。ホテルの横には、子どもたちが遊具やそり遊びで楽しめる無料の「キッズパーク」があります。
「スノーライナー」を使って白馬に行こう!
東京方面から白馬エリアへ高速バスで行くメリットや、スキー場直行バス「スノーライナー」の特徴について、紹介しました。
白馬エリアは、世界でも人気のある日本のパウダースノーを求めて、毎年多くの人が集まります。12月中旬から本格的に冬のシーズンが始まるので、普段からスキーやスノーボードを楽しんでいる人はもちろん、初めてスノーアクティビティに挑戦する人も、ぜひ「スノーライナー」を使って白馬エリアへ出かけてみてください。
羽田・成田空港から各スキー場への直行バスを運行してます。 https://spur.jamjamliner.jp/