旅の準備はじめよう
大山能狂言を体感!伊勢原市能楽殿で能・狂言を観覧&体験
伊勢原に江戸時代より、300年以上の伝統を誇る神事芸能として今に引き継がれている大山能「観世流」と大蔵山本家による狂言を大山阿夫利神社社務局の能楽殿で実演される特別公演の観覧と能体験をお見逃しなく!
能とは
謡(歌・セリフ)と囃子(楽器)に合せて演じられる歌舞劇で、能面をつけているのが特徴です。登場人物は人間の他、神や鬼、妖怪や幽霊などこの世のものではないものも登場し、簡素な動きで感情を表していきます。
狂言とは
中世の庶民の日常生活を描いた、セリフが中心の喜劇です。面をつけずに演じられ、笑いを通して人間の普遍的なおかしさを描きます。
特別公演で予定されている大山能の題目「船弁慶」のみどころとは
誰もが知る義経や弁慶、静御前が登場します。弁慶を中心とした物語で
この曲の前後のシテ(主役)は、白拍子と怨霊という、まったく異なった役柄となっています。前場には優美な舞が、後場では薙刀を振るう荒々しい舞働が用意されており、変化に富む大変劇的な曲です。
また、舞台が大物の浦の船宿から大海原へ展開していく様子は、作り物の舟だけで見せていますが、嵐が始まってからの棹さばきなどは、本当に荒れ狂う海が見えるかのような所作が見られます。
伊勢原・大山で特別な体験ができるツアーはこちら
江戸時代、年間20万人もの参拝者が訪れ江戸庶民の信仰と行楽の地とされた「大山詣り」。首都近郊に残る豊かな自然とふれあいながら歴史を巡り、山頂から眼下に広がる景色を目にしたとき、大山にあこがれた先人の思いと満足を体感できる。