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【愛媛|島旅】超ディープ!上島町にある神秘的な漫画&アートの島
愛媛県の北部に浮かぶ、25の島々が集まってできた上島町。ここにはまだ広くは知られていない、神秘的な島が眠っています。今回は、1日4便しか運航していない定期船に乗って、アートを楽しめる島を2島ご案内します。
高井神島(たかいかみじま)|人気漫画の壁画が点在する漫画好き必見の島
高井神島には2023年7月時点で7人の島民が暮らしています。島おこしの一環で、有名な漫画家たちに協力を依頼し、島内の住居の壁に漫画のイラストを描いたことから、「漫画アートの島」と呼ばれるようになりました。熱烈な漫画ファンは、一度は目にしたいと思う全国的に見ても珍しいスポットです。
「Dr.コト―診療所」の作者である山田貴敏先生に、高井神島の島おこしについて相談したところ、快く描き下ろしイラストをプレゼントしてくれたことがきっかけに、今では20点近くの漫画アートが島の建物に描かれています。
今後も作品数を増やしていく予定だそうです。
「民宿 なたおれの木」に宿泊もできる
島内には空き家をリフォームした、民宿もあるので宿泊することもできます。1泊大人3,500円、子ども1,500円(事前予約制)。
島民の居住地は島の一角に集まっており、山道に入るとイノシシに遭遇する可能性があるため島を訪れた際には十分注意しながら楽しんでください。
豊島(とよしま)|期間限定でオープンする無人島の美術館
現在無人島となっている豊島に行くには、朝と夕方の1日2便(17時57分最終便)の船だけ。この島にはアート好きなら一度は訪れたいと話す、美術館があります。
竹林の中に静かに佇む大きな箱のような建物。この建物の中には、ドイツの有名な芸術家、ゲルハルト・リヒター氏が手掛けた『14枚のガラス/豊島』が展示されています。
ゲルハルト・リヒター作『14枚のガラス/豊島』
誰もいない豊島に、ただ光のもとでイメージを生み続ける14枚のガラス。リヒター氏は、この作品に「永遠に」という想いを込めたのだそうです。
中の作品を観賞できるのは、9月の土・日曜、祝日(8時45分~18時)のみ。
限られた期間しか公開されない作品を一目見たいと、世界中から多くの人が訪れています。
高井神島・豊島へのアクセス
●ニューうおしま(土生港・中央桟橋から魚島港まで約60分)
土生港・中央桟橋(因島)⇒弓削港⇒豊島港⇒高井神港⇒魚島港
※1日4便のみ
※豊島は2便のみ
※乗用車の乗船不可
引用元:タウン情報まつやま2023年8月号「上島町特集」
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