【茨城】日本の伝統と新しいカルチャーを体験できるオスメスポットを紹介!
東京近郊の散策に新しい提案です。伝統的な街並みや産業の歴史が残る結城市、まるでタイムマシンで戻って日本を体験できる施設、大自然を感じるフラワーパーク……。これらはすべて、上野駅から出発して約1時間の茨城エリアにあります!
上野から直通で便利!高級着物を着てノスタルジックな通りをぶらぶら歩こう
結城紬で有名な「結城市」は、茨城県西北に位置し、上野駅から出発して約1時間の道のりです。距離的にも街の雰囲気的にも東京近郊の散策スポットとして最適です。
駅から徒歩約1分で結城市民情報センターに到着しますが、観光案内所はこの建物の1Fにあります。
こちらでは各種の観光情報を提供しており、市民情報センターではレンタサイクルのサービスを1回500円で提供しています。
Picture courtesy of yuinowa
駅から徒歩約8分のyuinowaは、元々90年の歴史をもつ呉服店でしたが、現在はリノベーションされ、シェアスペースとして地元住民と観光客が交流する場所を提供しています。イベントも頻繁に開催され、様々な方が集まります。
ここでは、地元で最も有名な織物「結城紬の羽織(HAORI)」がレンタルでき、伝統の高級織物を着て近くの観光スポットへ散歩できます。さらに味わい深く感じませんか?
駅を中心に徒歩15分以内の観光スポットの中で、特にみなさんにオススメしたい2つの場所があります。
結城紬の制作工程と歴史を紹介している「つむぎの館」と「ぱんや ムムス」です。
「つむぎの館」の館内には、結城紬の反物が展示されている「陳列館」、染め織り体験が主の「織場館」、文献と道具を観覧できる「資料館」、総合案内と商品の販売ストアを兼ねている「結の見世」があります。
その他館内の多くの建物も国の有形文化財に指定されていて、訪れる価値があります。
Picture courtesy of mums
もちろん食パン以外にも、クロワッサンや枝豆キーマカレーのパンといった、その他のパンもとても人気があり、どれもよく売れる商品です。
地元酒蔵が経営する古民家カフェ「OMI CAFE」
尾見家の建築物の中で最も古いものは江戸時代の建物で、2016年に国の有形文化財に登録されていて、2023年現在、地元酒蔵「来福」が経営するレストラン「OMI CAFE」となっています。
メニューの飲み物やスイーツには、ほんの少し日本酒が加えられているものもあり、店内にも多くの酒瓶がディスプレイとして置かれています。
Picture courtesy of OMI CAFE
食事は「酒蔵ランチセット」が一番人気で、メニュー内容は季節やお店のその日の仕込み状況によって変わりますので、ご注文前にお店にご確認ください。
昔のままの建築は、シンプルで落ち着いた雰囲気です。リノベーション後に古民家風のカフェとなった「OMI CAFE」は、結城市に隣接する筑西市の新スポットにもなっています。
晴れた日に猫がのんびりとドアのところで日向ぼっこをしている様子は親しみが湧き、長居せずにはいられなくなります。
3000年の歴史をもつ、茨城県民の信仰の中心「筑波山神社」
筑波山神社は、筑波山の中腹にあり、筑波男大神(つくばおのおおかみ)と筑波女大神(つくばめのおおかみ)を祀っています。そのため、夫婦仲や円満を祈願するカップルや夫婦が多くお祈りしに来ます。婚姻のご縁以外にも、多くの人が家内安全、出産育児のお祈りしにきます。
神社までの道のりは、車と徒歩が多いですが、そのまま男体山や女体山の山頂へ行くのなら、登山道以外にケーブルカーあるいはロープーウェイも選ぶことができます。
乗車時間はどちらも10分以内と長くなく、途中で美しい景色を楽しむことができます。
筑波山神社の拝殿の右側には1つの厄除けの石が置かれているので、購入した「厄割り玉」に力を込めて厄除け筑波石にぶつてください。玉が砕けると、悪いことやよくない運気が消えるという意味があります。
厄割り玉はお守りを販売しているところで買うことができ、1つ200円です。
有名なアニメ制作会社「WIT STUDIO」が協力するアニメ制作体験ワークショップに参加
Picture courtesy of つくば観光コンベンション協会
(一社)つくば観光コンベンション協会は、昨年12月から筑波山麓にある筑波山ゲートパーク内「つくばジオミュージアム」を会場として、人気アニメ『SPY×FAMILY』をテーマとしたイベントを開催しています。
今回、アニメ制作会社「WIT STUDIO」が協力するアニメ制作体験ワークショップ(第1回:2023年12月23日開催)に参加しました。
「WIT STUDIO」は、「進撃の巨人」、「SPY×FAMILY」といった人気作品を手掛けるアニメスタジオ。2017年つくば市内に茨城スタジオを開設した縁で今回のイベントに協力することになりました。
これらのイベントは、アニメの紹介だけでなく、ジオパークについても一緒に学べる教育と観光振興を目的とした企画となっています。
謎解きゲームのように、アニメの登場人物と一緒に、施設内でのゲーム、学習を通して、つくばの自然文化をより深く理解することができます。
Picture courtesy of つくば観光コンベンション協会
アニメ制作体験イベントはは今後も開催(第2回:2024年3月2日)を予定しており、キャラクターの作画など貴重な体験ができます。
ワークショップは参加費と事前抽選が必要ですが、アニメが好きな方は申し込んでみてください。
今回参加したアニメ制作体験は、『SPY×FAMILY』企画の中の一つです。主催する協会は、今後もアニメコンテンツの活用をはじめ地域と連動したイベントを企画しており、つくばエリアの観光をさらに充実したものにしてくれることでしょう。
五感で四季の花や自然を体感する「いばらきフラワーパーク」
Picture courtesy of いばらきフラワーパーク
1985年に開園し、2021年にリニューアルオープンした「いばらきフラワーパーク」は、花と自然あふれる世界です。
園内最多の花種は茨城県の県花「バラ」で、その種類は900品種にものぼります。とくに、春と秋には花が咲き誇ります。
園内の施設は、地域の魅力を取り入れてデザインされており、特にインフォメーションでは茅葺きや銘石「筑波石」「稲田石」を使ったインテリアなども必見です。
また、植物に関するさまざまな体験アクティビティが一年を通じて開催され、来場者が気軽に地域の自然に親しみ、楽しめるようになっています。
園内のレストラン「ROSE FARM HOUSE 」は、明るく広々としていて、大きな窓からは外の景色を見渡すことができます。
お料理はランチセットのほか、軽食や総菜パンなど様々なメニューを提供しています。使用する食材のほとんどが八郷産で、「食」の部分からも地域の良さを感じることができます。
「束 (TABA) 」セットは内容が最も豊富な5品セットで、花束に見立てた前菜のサラダに使用されている野菜はすべて地元八郷産の野菜を使用し、主食に使用されている豚肉や米も八郷産と、地産地消な内容です。
フランス料理店出身のシェフが腕を振るう料理は、見た目の美しさだけでなく、嗅覚や味覚にも深く満足できるもの。大自然に囲まれた空間でゆっくりと食事をするのは、本当に贅沢です。
ノスタルジックな建築通り、広大で花が溢れるフラワーパーク、古い歴史と自然が共存する観光スポットは、都内では満喫できない魅力を思う存分堪能できます。
1時間程度の道のりで、刺激的で新鮮な世界へと行くことができます。茨城県の観光スポットは、東京の観光スポットのような知名度はまだありませんが、日本旅行の地図を広げたいのであれば、東京と隣り合っていて、アクセスも便利な茨城県から始めてみてはいかがでしょうか。
Author by Kenko
Sponsored by 茨城県