大洲の隆盛を象徴する煉瓦建築 おおず赤煉瓦館
おおず赤煉瓦館は1901年に大洲商業銀行の本店として設立された建物で、大洲城や臥龍山荘に並ぶ大洲のシンボルの一つでもあります。 現在は観光の拠点として親しまれており、1階は大洲市や愛媛県内のお土産を集めたショップ、2階はアンティークな雑貨に囲まれたカフェになっています。
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大洲の隆盛を象徴する煉瓦建築「おおず赤煉瓦館」
おおず赤煉瓦館は1901年に大洲商業銀行の本店として設立された建物で、大洲城や臥龍山荘に並ぶ大洲のシンボルの一つでもあります。
当時の大洲は養蚕や木蝋、製糸業、船運による流通の拠点として隆盛を極めており、おおず赤煉瓦館からも当時の大洲の文化水準の高さを感じることができます。
また「文明開化」のもとに西洋文化が取り入れられている時代背景もあり、和洋折衷の造りになっているところも見どころの一つです。
おおず赤煉瓦館は時の流れとともに、大洲商工会事務所などに役割を変え、現在は観光拠点として親しまれています。
中庭や駐車場では時折イベントも開催され、当時の賑わいを感じることができます。
和洋折衷の煉瓦建築
大洲の中でも一際存在感を放つおおず赤煉瓦館は本館と別館の2棟の建物で構成されており、2棟の間には中庭が設けられています。
もともと手前の本館は事務室として、奥の別館は倉庫として使われていました。
別館のほうが大きく作られているのですが、これは前述の通り大洲は養蚕業が栄えていたため、お金をかりる際に繭を担保として借りており、それを保管するために大きな倉庫が必要であった為です。
煉瓦はイギリス積みとフランス積みの2つの方式が採用されており、これは全国的にも珍しい造りになっています。
屋根には和瓦が敷かれている点からも、西洋の文化と日本の文化が交錯した文明開化の時代の息遣いを感じることができます。
当時は武家屋敷が立ち並ぶ街並みの中にモダンな建物ができたことで、見学に来る人が多かったそうです。
町歩きの休憩場所として
現在のおおず赤煉瓦館は、1階は大洲市や愛媛県内のお土産を集めたショップ、2階はアンティークな雑貨に囲まれたカフェになっています。
当時の大洲に思いを馳せながら憩いのひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか?
施設概要
所在地:愛媛県大洲市大洲60
営業時間:9時~17時
定休日:12/29~12/31
電話番号:0893-24-1281
料金:入館無料
その他:駐車場あり
大洲市は四国の西側、南予と呼ばれる地域に属し、大洲盆地を中心に、北は瀬戸内海、南は四国山地に面した地域です。 市の中心には清流・肱川が流れ、その名の由来ともいわれるように肘のように湾曲した川が、まちを巡っていることで、自然・歴史文化・名産品に多くの恵みをもたらしました。 江戸の昔、大洲城の城下町として栄えたその名残が、肱川のほとりに息づいています。