「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」とは?その魅力やユニークな体験を紹介
愛媛県大洲市にある「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」は、城下町そのものがホテルとなっているという、世界でも珍しいスポット。本記事では、そのユニークな魅力や、このホテルだからこそできる体験を紹介します。
「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」とは?
四国にある愛媛県の大洲市は、東京や大阪から離れた、静かな田舎町です。しかし、都会から離れているからこそ、日本の伝統文化がよく保存されています。
そんな日本の古い文化を深く体験できるのが、「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」です。
「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」は、城下町そのものがホテルとなっている「分散型ホテル」です。地域全体をホテルとする「分散型ホテル」というと、イタリアの「アルベルゴ・ディフーゾ」が有名ですが、歴史的な城下町がホテルとなっているのは、世界でも珍しいのではないでしょうか。
「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」 がある愛媛県大洲市は、地域の歴史・文化を生かした体験が高く評価され、 2023年に国際認証機関「グリーン・デスティネーションズ」の「世界の持続可能な観光地100選・文化と伝統部門」で世界1位に選ばれるなど、今、注目を集めている場所です。
本記事では、そんな「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」のユニークな魅力を紹介します。
歴史と豊かな自然を誇る愛媛県大洲
Photo by Pixta
「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」について語る前に、まず、大洲市とはどんなところをかを紹介しましょう。
大洲は、愛媛県で最も大きい川・肱川の流域にあります。水運を利用し、さまざまな物資が集まる場所として、古くから栄えてきました。特に和紙や木蝋(ロウの一種)などの産業により、多くの豪商が生まれました。
さらに、日本では、地震や第二次世界大戦時の空襲により多くの都市で古い町並みが失われました。しかし、大洲はそういった被害を受けなかったことから、江戸時代(1603年~1868年)から明治時代(1868年~1912年)の古い町並みが、今も保存されているのです。
大洲は自然も豊かで、美しく、春の桜や秋の紅葉はもちろん、冬は朝霧・雲海の幻想的な風景を見ることもできます。
「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」の魅力とユニークな体験
では、そんな大洲にある「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」では何が楽しめるのか。
その魅力を、3つの切り口から紹介します。
魅力1.歴史的な建物を改修した美しい宿で泊まれる
「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」は、肱川沿いの大洲城下町をまるごと1つのホテルとして見立てていおり、26棟31室の客室があります。
客室となっているのは、もともと藩主や豪商の邸宅だった建物から、お酒やお茶を販売する商家、蔵など、どれもユニークなストーリーがある建築ばかりです。
建物の中には、古いインテリアや美しい庭などがあり、まるで、自分が江戸時代の人間にタイムスリップした気分になりながら、城下町の一夜を過ごせるでしょう。
部屋のサイズは、2~4人用まで幅広く、スイートからデラックスなどさまざまなタイプがあります。
魅力2.ユニークな体験の数々
「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で一つ星を獲得した「臥龍山荘」をはじめ、大洲の城下町には、文化財となっている建物が多くあります。
「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」では、これらを貸し切りでディナーを楽しんだり、プライベートツアーを体験できるプランを提供しています。
また、大洲のユニークな風習を楽しむことができる体験もあります。
「大洲のうかい」は、伝統的な装束に身を包んだ鵜匠が、小舟から鵜を巧みに操り鮎を捕らえる伝統的な漁の方法で、大洲の風物詩です。非常に難しい技法のため、今やできる人はほとんどいません。
「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」では、6~9月にかけて、この貴重な大洲の文化を船に乗りながら間近で見ることができるプログラムを提供しています。
このほか、肱川を遊覧しながら舟の上で朝食を楽しむ体験プログラムなどもあります。詳細は、公式HPをご覧ください。
魅力3.名シェフがつくる愛媛の美食
「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」では、大洲城が間近に見える「レストラン ルアン」で食事を取ることができます。
ここでは、スイスのグランメゾンで活躍し、日本のフレンチ料理人の重鎮となっている石井之悠(いしい しゅう)グランシェフ監修のディナーを召し上がっていただけます。
大洲のある愛媛県は、海から取れる魚介、山から取れる農産物、川魚など、さまざまな食材に恵まれた場所です。
そんな数々の食材の魅力を石井グランシェフが引き出し、和でも洋でもないイノベイティブフュージョン料理として仕上げます。
また、器に、白磁に鮮やかなブルーの染付が映える愛媛の砥部焼を使用しているのもポイント。地域の名産物を、地域の器で味わうことができます。
多くの見どころがある大洲
「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」がある大洲の街中には、山の中の美しい古寺・如法寺、歴史的な街並みが美しい「おはなはん通り」、レトロな雰囲気が漂う「ぽこぺん横丁」など、多くの見どころがあります。
さらに、最近は、オシャレなカフェや雑貨屋も増えています。
「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」では、こうした町の見どころを、インスタグラムで発信しています。
また、実際に宿泊する際には、スタッフたちがコンシェルジュとなり、町の見どころを教えてもらえますよ。
ぜひ大洲市で、ステキな時間を過ごしてくださいね。
大洲市へのアクセスは、こちらをチェック
こちらの記事に、アクセスの詳細を紹介しています。ぜひご覧ください。
大洲市は四国の西側、南予と呼ばれる地域に属し、大洲盆地を中心に、北は瀬戸内海、南は四国山地に面した地域です。 市の中心には清流・肱川が流れ、その名の由来ともいわれるように肘のように湾曲した川が、まちを巡っていることで、自然・歴史文化・名産品に多くの恵みをもたらしました。 江戸の昔、大洲城の城下町として栄えたその名残が、肱川のほとりに息づいています。