本当はあまり人に勧めたくない、日本の宿10選(前編)
MATCHA代表青木優が選ぶ、独特な体験と文化を提供する宿10選。
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目次
- 呼吸が深くる宿 広島尾道「LOG」
- 瀬戸内海を味わい尽くす 広島福山「ガンツウ」
- 至高のサウナ 佐賀「御船山楽園」
- ドレスコードは裸、究極のリゾート「天空の森」
- 職人に弟子入する宿 富山県井波「Bed And Craft」
MATCHAに文章を書くのは久しぶりです。MATCHAの代表をしている青木優です。
学生時代に世界一周に行き、その後日本を巡る中で、もっと日本の魅力を届けたい、そういう思いで会社を作りました。仕事柄、日本各地を巡っています。その中でも個人的にだけれど、知られたくはない宿いくつかピックアップしました。
宿は地域文化の総合芸術のようなものだと考えていますし、せっかく日本に行くならば、時間がかかってもいい宿に泊まってもらいたい、地域を感じてもらいたい、そう思って書きました。
呼吸が深くる宿 広島尾道「LOG」
僕は瞑想が好きです。瞑想をしている時の呼吸が深まって、心が落ち着く感覚が好き。
尾道にあるLOGは、部屋全体が和紙に包まれ、どこか呼吸が深くなる宿です。食事も体に優しい料理が多い。
瀬戸内海を味わい尽くす 広島福山「ガンツウ」
一泊50万円以上する高級客船。場所は広島の福山にあります。秒ごとに少しずつ船が旋回する中で、瀬戸内海の景色が移り変わっていく様子が美しい。360度の瀬戸内海を体全体で味わうことができる。入り口の門は、現代の鳥居です。
至高のサウナ 佐賀「御船山楽園」
日本ではサウナブームが流行っています。日本ならではの、調和と革新で、世界トップレベルのサウナが生まれています。 その中でも、特にオススメなのが、佐賀にある御船山楽園。独特のドーム型の空間、温泉で冷やした120cmの水風呂…サウナの概念が変わります。
ドレスコードは裸、究極のリゾート「天空の森」
ドレスコードは「裸」。それは、肉体にまとう衣類、精神的に来ている肩書もすべて放り投げて、まっさらな状態を裸と表しています。社長の田島さんが、25年かけて山を切り開き作った宿。広大な土地の中で鹿児島霧島の空気を味わうことができます。
職人に弟子入する宿 富山県井波「Bed And Craft」
富山県井波は日本随一の木彫職人の街。井波にあるBed and Craftでは、木彫職人が関わった宿に泊まるだけでなく、数時間程度弟子入りすることができます。文化を残していきたいという意志を、オーナーの山川さんから感じることができます。街づくり全体に新しい動きがあり、そういった観点でもオススメです。
1989年、東京生まれ。明治大学国際日本学部卒。株式会社 MATCHA 代表取締役社長。内閣府クールジャパン・地域プロデューサー。学生時代に世界一周の旅をし、2012年ドーハ国際ブックフェアーのプロデュース業務に従事する。デジタルエージェンシーaugment5 inc.に勤めた後、独立。2014年2月より訪日外国人観光客向けWEBメディア「MATCHA」の運営を開始。「MATCHA」は現在10言語、世界180ヶ国以上からアクセスがあり、様々な企業や県、自治体と連携し海外への情報発信を行なっている。