ラーメン屋『大金星』の限定3が衝撃的まぜめんだった【埼玉県秩父郡横瀬町】
旅館比与志オーナーの薄口『孤独のグルメ』風食べ歩き日記★第一弾 埼玉県秩父郡横瀬町にある芝桜の丘近くのラーメン店『大金星』をご紹介 時間や社会に囚われず、幸福に空腹を満たすとき、 つかの間、彼は自分勝手になり、自由になる。
小腹を満たさねばならぬ義務感から
2024年9月27日お彼岸も過ぎた秋分の一日。
朝食をしっかりと食べたせいで、
さほど空腹ではないが
昼休みだしランチだから何か食べないといけない義務感のもと
なんとなく小腹を満たすためさまよった。
ラーメンでは重すぎる。
蕎麦だと軽すぎる。
ご飯ものは咀嚼を愉しむ気力がない。
そこで「うどん」だと閃く。
国道140号の丸亀製麺を目指したが
改装中で休みであった。
またも彷徨う中、国道の工事によって迂回させられ
思いもよらず横瀬方面に押し流された。
ラーメン大金星
芝桜の丘で有名な羊山公園の坂氷交差点付近のラーメン大金星に自然と足が向かった。
先述ラーメンでは重すぎるというのは撤回。
背に腹は代えられない、ランチの時間は有限だ。
限定3『鶏白湯とクリームのまぜそば』
券売機がメニュー代わり、ラーメン屋に来ておきながら
ラーメンを食べたいというわけでもない
そんな中、ふと左をみると『鶏白湯とクリームのまぜそば』の限定メニューが目に飛び込む。
なんだか味の想像がつかないが、気分的にとてもしっくりくる。
直感。
普段の行動パターンにとらわれず、時にとても大事なものである。
迷わずまぜそば限定3の食券を購入した。
カウンターの醍醐味
カウンターに案内されて、まぜそばを待つ。
この時間が醍醐味でもある。
じっと空想を凝らし「ラーメン」いや「まぜそば」を待つのである。
店主の山本賢剛氏が気さくに話しかけてくれる。
秩父という地域は、狭すぎず広すぎず
お互いの商売を応援する風土がある。
都内で働いていたころは、
互いに名を知るような馴染みのお店を持つのはなかなか困難であったが
ここ秩父では数十件も馴染みのお店がある。
これは財産である。
ジャパニーズ・カルボナーラ
待つこと5分~10分。限定3『鶏白湯とクリームのまぜそば』が登場する。
初見だが、既視感がある。
デジャブの実態はおぼろげながら
一口食べて確信する。
紛れもなく「ジャパニーズカルボナーラ」である。
香ばしいベーコン、温泉たまご、そして鶏白湯出汁のクリーム。
しめじが秋をワンポイントで表現する。
実に見事な創作まぜそばに出会うことができた。
今日のランチはまさに『大金星』であった。
『大金星』について
和モダンな雰囲気に癒される宿。和の深みを感じさせる5タイプの客室を愉しめる。 地場食材をふんだんに使った朝食が好評。 宇宙船内のような未来型のパウダールーム。 自然を感じながら愉しめる貸切風呂。 薪ストーブによる身も心も温まる空間。 静かながら華やかで存在感のある“野草”が彩る。 西武秩父駅徒歩8分。素泊まり、朝食付きの宿。 OMOTENASHIセレクション2022受賞