【京都】ライトアップされた「仁和寺」とバレエダンサー、ジャズピアニストが特別コラボ!特別拝観や一夜限りのコンサートの詳細や体験予約方法をご紹介
2024年10月に開催を迎える日本国際芸術祭。今年は京都市内の寺社を舞台に、3つの特別なプログラムを企画しています。本記事では、世界遺産に登録されている仁和寺で体験できるプログラムをご紹介。ライトアップした仁和寺の特別拝観や、一夜限りのジャズピアノコンサートの詳細と魅力を解説します。
日本国際芸術祭を彩る3つの特別体験プログラムとは?
日本国際芸術祭とは、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)を契機に開催する新しい国際的な芸術祭。今年の日本国際芸術祭のメインとして企画されているのが、京都市内の寺社を会場とした3つの特別体験プログラムです。
今年は、御寺泉涌寺(みてらせんにゅうじ)、仁名寺(にんなじ)、高台寺(こうだいじ)の3つの寺を会場として、特別体験プログラムを用意しています。
このプログラムでは、普段は非公開のエリアを夜間に特別に公開。過去と未来を融合させた唯一無二のインバウンド向けの体験として、3つの寺社それぞれにプロデューサーが付き、特別なプログラムが組まれました。
今年の日本国際芸術祭でしか体験できない限定の特別プログラムの中から、今回は「世界文化遺産・仁和寺における特別ジャズピアノコンサート」のプログラムをご紹介します。
どんなプログラム?
仁和寺で開催されるのは、一般拝観が終了した17時からスタートする夜間の特別プログラム。
同プログラムは、大阪・関西万博のテーマ事業プロデューサー・中島さち子氏が監修。「いのちを高める」をテーマとし、ジャズピアニストの肩書きを持つ中島氏が、ご詠歌や能とコラボしたコンサートを開催します。
コンサートのセットリストや演出は、この日のゲスト50名のために考え抜かれたもの。一流の音楽と世界遺産である仁和寺のコラボは、京都観光の目玉になること間違いなしです。
たっぷりと演奏とお食事を楽しんだら、続いて待っているのは、外部の特別拝観。幻想的な雲海に包まれた仁和寺が、ライトアップされた状態で堪能できます。
美しい情景を写真に収めたり、思い思いの場所を散歩したりと、自由に過ごすことができますよ。
夕方17時から20時半にかけて実施されるため、京都旅の締めくくりにもぴったり。11月8日(金)に、定員50名のみ参加できるプログラムです。
「世界文化遺産・仁和寺における特別ジャズピアノコンサート」は、下記からご予約可能です。
会場となる仁和寺はどんなお寺?
コンサートの会場となるのは、京都市右京区にある仁和寺。京都駅からは市バスを利用して40分ほど、最寄駅の嵯峨野線・花園駅からはタクシーで5分ほどでアクセスできます。
仁和寺は仁和2年(886年)に、第58代光孝天皇によって 「西山御願寺」と称する一寺の建立を発願されたことにより、建立されました。しかし、翌年光孝天皇が志半ばにして崩御されたため、第59代宇多天皇が遺志を継がれ、仁和4年に完成。「仁和」の元号から、仁和寺と名付けられました。
仁和寺は昭和時代に、真言宗御室派の総本山となり、平成6年に世界遺産へと登録されています。
また、仁和寺には創建以降、本尊の阿弥陀三尊像や仏画、工芸品など多くの宝物が所蔵されています。
今回、コンサート会場となるのは仁和寺の中でも特に重要な建物の一つである「仁和寺宸殿(しんでん)」。元々宸殿は、天皇の住まいや、儀式の場として機能していました。
16畳の上段の間と24畳の中段の間、下段の間が一直線につらなるように構成されています。フラットな畳の会場のため、ステージと客席が非常に近く、臨場感あふれるコンサートとなる予定です。
体験プログラムの見どころはコレ!
仁和寺での体験にて目玉となるのは、中島氏によるピアノコンサートと、雲海の中を舞台にしたバレエステージ。
中島氏のピアノコンサートは、宸殿にてたっぷりと1時間行われます。コンサートプログラム中では、平安時代から伝わる「ご詠歌(ごえいか)」と呼ばれる歌と、中島氏との初コラボも予定されています。
ご詠歌とは、仏教の教えを五七五七七の和歌調と、美しい旋律で唱えたもの。宗教的伝統芸能の一つであるご詠歌を芸術として、広く世界に伝えたいという思いのもと、中島氏との協奏が実現しました。
宸殿のステージを彩るのは、中島氏率いる国際色豊かなバンド「KURAGE BAND」のメンバーたち。韓国太鼓のチェジェチョル氏、サックスの鈴木広志氏、セネガル太鼓のアブライ ンジャイ ローズ氏、チベット音楽奏者のテンジン クンサン氏が、美しい旋律を奏でてくれます。
また、プログラムの開幕を担うのは、バレエダンサー・針山愛美氏と音楽、そして仁和寺のスペシャルコラボレーション。
針山氏はこれまでにも仁和寺で山本能楽堂との協奏コラボを実現させており、今回で仁和寺でのパフォーマンスは2度目となります。
陽が暮れ、雲海によって幻想的に彩られた仁和寺で観覧するバレエと音楽のパフォーマンスは、まさにここでしか体験できない特別感が満載。プロデューサーの中島氏と仁和寺のコラボでしかなしえない豪華なプログラムが組まれています。
コンサート終了後には、外部・内部の特別拝観や、仁和寺と古い付き合いのある料理店の夕食タイムが挟まれ、贅沢で特別な時間が過ごせることでしょう。
仁和寺のプログラムタイムスケジュール
「世界文化遺産・仁和寺における特別ジャズピアノコンサート」は、2024年11月8日(金)に開かれます。
世界遺産とジャズピアノコンサートが異色のコラボを成し遂げる一夜は、京都観光の締めくくりにもぴったり。1人あたりのプログラム体験料は70,000円(税抜)、定員は50名です。
当日の体験タイムスケジュールは以下の通りです。
17:00~17:45 雲海の中でバレエと音楽(主に太鼓など)
17:45~18:00 移動
18:00~19:00 宸殿での御詠歌とジャズピアノコンサート
19:00~20:00 お食事
20:00〜 希望者のみ夜間拝観
※プログラムの順番や内容は、予告なく変更する場合がございますのでご了承ください。
《屋外特別プログラム》
幻想的な雲海に包まれた仁和寺が、ライトアップされた状態で、美しい情景を背景にバレエや太鼓演奏等を行います。
・山本能楽堂
・針山愛美バレエ講演
・韓国太鼓(チャンゴ)演奏
《ジャズピアノコンサート》
・中島さち子先生特別ジャズコンサート
・仁和寺御詠歌
《出演者》
・中島さち子(ピアノ)
・チェジェチョル(韓国太鼓・チャンゴ)
・鈴木広志(サックス)
・アブライ ンジャイ ローズ
(セネガル太鼓・ジャンベ/Talking Drums)
・テンジン クンサン(チベット音楽奏者)
・山本能楽堂
・針山愛美(バレエ)
▼特別プログラムの空き状況確認や予約は、下記より行えます。
まとめ
特別プログラムが開催される11月8日(金)ごろには、例年赤く色づく紅葉(もみじ)が見頃を迎える仁和寺。夜間のライトアップに加え、日本のジャズピアニストによる現代音楽演奏も楽しめる盛りだくさんのプログラムが揃っています。
仁和寺の歴史や、京都の食文化、そして現代音楽が融合する特別な体験をぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
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