【京都】豊臣秀吉とねねが眠る「高台寺」でアンドロイド観音、アバター接待の茶会など次世代の体験を楽しもう!
2023年の開催に続き、2024年10月に開催を迎える日本国際芸術祭。今年は京都市内の寺社を舞台に、3つの特別なプログラムを企画しています。本記事では、高台寺で体験できるアバターが接待する特別茶会のプログラムをご紹介。京都の食材をふんだんに使用した食事や、アンドロイド観音の法話など、ここでしかできない体験の魅力を解説します。
日本国際芸術祭を彩る3つのプログラムとは?
日本国際芸術祭とは、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)を契機に開催する新しい国際的な芸術祭。今年の日本国際芸術祭のメインとして企画されているのが、京都市内の寺社を会場とした3つの特別体験プログラムです。
今年は、御寺泉涌寺(みてらせんにゅうじ)、仁名寺(にんなじ)、高台寺(こうだいじ)の3つの寺を会場として、特別体験プログラムを用意しています。
このプログラムでは、普段は非公開のエリアを早朝と夜間に特別に公開。過去と未来を融合させた唯一無二のインバウンド向けの体験として、3つの寺社それぞれにプロデューサーが付き、特別なプログラムが組まれました。
今年の日本国際芸術祭でしか体験できない限定の特別プログラムの中から、本記事では高台寺で開催される「アバターが接待する特別茶会やアンドロイド観音の法話体験」のプログラムをご紹介します。
どんなプログラム?
高台寺で開催されるのは、早朝と夜間の異なる2つのプログラム。どちらのプログラムでも、季節の京野菜を使用したお食事、アバターが接待するお茶会、マインダー観音体験が実施されます。
同プログラムを監修するのは、大阪・関西万博のテーマ事業プロデューサー・石黒浩氏。「いのちを拡げる」をテーマに、近未来と伝統体験を融合させたプログラムを企画しています。
メイン体験となるのは、十二単のアバターが接待するお茶会のプログラム。高台寺の茶室の一つである「湖月庵(こげつあん)」を貸し切って、各回10名ずつの参加者でお茶会を開きます。
通常のお茶会では、お茶会を主催する「亭主」が会の中心となりますが、今回のプログラムでは画面に映された十二単のアバターがお茶会を取り仕切ります。
アバターとともにお茶会の作法を学んだり、お菓子をいただいたりと、高台寺でしかできない体験ができるでしょう。
40分間設けられているマインダー観音体験では、通称・般若心経の仏典を説法してくれます。仏の教えを今の世の人々にも分かりやすい言葉で、プロジェクションマッピングとともに展開。
見れば見るほどに不思議で、引き込まれてしまうアンドロイド観音との有意義な時間が体験できます。
また、夜間のプログラムでは、ライトアップされた高台寺の中を自由散策できる時間も設けられています。たっぷり1時間の自由時間が設けられているため、贅沢な夜散歩ができますよ。
早朝のプログラムは8時から10時50分にかけて、夜間のプログラムは17時から21時にかけて開催されます。各プログラムは定員10名のみの参加なので混雑もなく、ひとり一人が濃密な体験に出会えることでしょう。
2024年11月12日(火)13日(水)14日(木)15日(金)17日(日)の5日間にわたって開催される「アバターが接待する特別茶会やアンドロイド観音の法話体験」は、下記からご予約可能です。
会場となる高台寺はどんなお寺?
「アバターが接待する特別茶会やアンドロイド観音の法話体験」の会場となるのは、京都市東山区にある高台寺。京都駅からは市バスを利用して40分ほど、タクシーでは15分ほどでアクセスできます。
高台寺は慶長11年(1606年)に、豊臣秀吉の正室・ねね(北政所)が秀吉を弔うために創建しました。何度か火災に遭い、仏殿や方丈は焼失してしまいましたが、重要文化財に指定されている表門、 開山堂、 霊屋と茶室・傘亭と時雨亭、 観月台は現存しています。
生前、秀吉とその正室のねねは、かなりの頻度で茶会を開いていたお茶会好きとして有名でした。そのため高台寺には、今回の会場となっている湖月庵のほかに、創建当時の形を残す「傘亭」や「時雨亭」など、多くの茶室が残されています。
今回のプログラムでは、ライトアップされている高台寺の散策や、茶会を愛した秀吉の気持ちが感じられるアバター接待の茶会など、特別感のあるスケジュールが組まれています。
体験プログラムの見どころはコレ!
高台寺の体験にて目玉となるのは、このプログラムでしか体験できないアバターが接待する茶会と、円山公園の中でいただくお食事です。
各回10名限定で開かれる茶会では、人ではなく、オリジナルの十二単アバターが茶会を開催します。日本語に加え、英語、中国語の字幕対応もあるため、外国人の方も安心してご予約いただけます。
お食事は早朝・夜間のプランともに、円山公園の中にある「京料理 いそべ」にて頂けます。
朝と夜間の体験でお食事メニューは変わりますが、どちらのプランでも「京料理 いそべ」が自信を持っておすすめする京料理に舌鼓が打てることでしょう。
「京料理 いそべ」へは、高台寺からマイクロバスで移動できるため、小旅行気分も楽しめそうです。
高台寺のプログラムタイムスケジュール
世界遺産である仁和寺で開催される「アバターが接待する特別茶会やアンドロイド観音の法話体験」は、2024年11月12日(火)13日(水)14日(木)15日(金)17日(日)の5日間にわたって開催されます。
午前中に終了する早朝プランと、夕方からの時間をたっぷり贅沢に使用できる夜間プランは、時間が決まっているため、旅行プランにも組み入れやすいでしょう。
1人あたりのプログラム体験料は早朝が70,000円(税抜)、夜間が100,000円(税抜)。定員は各回10名ずつ、合計100名までとなっています。
当日の体験タイムスケジュールは以下の通りです。
早朝
8:00 体験スタート
8:00〜9:00お食事+移動(マイクロバス)
9:00〜9:40 特別拝観(案内付き)
9:40〜10:10 アバターが接待するお茶体験
10:10〜10:50 マインダー観音体験
夜間
17:00 体験スタート
17:00〜17:40 マインダー観音体験
17:40〜18:10 アバターが接待するお茶体験
18:10〜19:10 自由散策(ライトアップ中)
19:10〜21:00 移動(マイクロバス)+お食事
特別プログラムの空き状況確認や予約は、下記より行えます。
まとめ
特別プログラムが開催される11月中旬は、例年赤い紅葉(もみじ)がある見頃を迎える時期。夜間のライトアップはもちろんですが、早朝の静かな高台寺を贅沢に楽しむことができるでしょう。
豊臣秀吉とその正室・ねねの歴史や、食文化を一度に満喫できる特別な体験をぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
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