心を癒す岡山の紅葉名所10選!ライトアップ情報も紹介

色鮮やかな岡山の紅葉

岡山では秋を迎えるとさまざまなスポットで紅葉が始まり、賑わいを見せます。自然豊かな渓谷や歴史的建造物など、色鮮やかに彩られた県内の名所は訪れる人々を魅了するでしょう。

そこで今回は、2024年に訪れるべき岡山の有名な紅葉スポットをライトアップ情報とともに詳しくご紹介します。秋の岡山はさまざまな絶景を堪能できるので、ぜひ旅の参考にしてください。

1.秋色の自然美が広がる｢奥津渓(おくつけい)｣

Photo by Pixta

昭和7年に国の名勝地に指定された「奥津渓」は、岡山を代表する人気の観光スポットです。毎年紅葉シーズンには「奥津もみじ祭り」が開催され、“渓流のせせらぎを聞きながら秋の自然を満喫できる”場所として多くの人が訪れます。

その中でも、｢天狗(てんぐいわ)の奇岩｣、｢女窟(めんくつ)の断崖｣、｢琴渕(ことぶち)」など、8つのスポットからなる「奥津渓八景」は、絶景が広がる紅葉スポットです。赤や黄色に染まった木々が水面に映る風景が印象的で、地元ガイドと一緒に歩く「紅葉ウォーク」も人気を集めています。

自然や歴史に触れつつ渓流を散策し、紅葉をじっくりと楽しめるでしょう。吉井川沿いに整備された遊歩道を歩くと、東洋一とも言われる臼渕の甌穴(うすぶちのおうけつ)群があります。

【奥津渓】

2.黄金色の自然を楽しむ｢岡山県立森林公園｣

「岡山県立森林公園」は、甲子園球場約90個分もの広大な敷地に数百種もの花々が咲き誇るスポットです。紅葉のシーズンになると、真っ赤な実をつけるマユミの大木や県内でも珍しい黄金色に色づいたカラマツ園地などが来園者の目を楽しませてくれます。

また、アカゲラやヤマガラなどの野鳥が暮らす公園でもあり、紅葉に染まる景色を堪能しながらバードウォッチングを楽しむことも可能です。

【岡山県立森林公園】

3.秋の風情が漂う特別名勝｢岡山後楽園｣

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日本三名園の1つである「岡山後楽園」は、1952年に文化財保護法による特別名勝に指定され、それ以来歴史的文化遺産として維持管理されているスポットです。地方では稀な大名庭園として、江戸時代さながらの別世界を醸し出しています。

紅葉の季節になると、夜間特別開園として「幻想庭園」が開催されます。中でも、ライトアップされた約100本ものカエデが出迎えてくれる千入(ちしお)の森は、幻想的な雰囲気が楽しめるため必見です。

【岡山後楽園】

4.歴史と紅葉を楽しむ｢津山城｣

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森忠政が1616年に築城した「津山城」は、津山市のシンボルとして地元の人に愛されているスポットです。津山城の城跡を偲ばせる鶴山公園では、残存する石垣や復元された備中櫓(びっちゅうやぐら)を見られます。

また、津山城は桜と紅葉が美しいスポットとしても有名です。紅葉のシーズンを迎えると「津山城もみじまつり」が開催され、期間中はご当地グルメの屋台が並んだり、ステージイベントなどが実施されたりします。

そのほか、番傘を使用し、石垣に一層映える紅葉を演出したり、城跡を背景にライトアップしたりするなど、歴史と自然の融合を堪能できるのも津山城の魅力です。

【津山城】

5.学舎で感じる秋｢旧閑谷学校(きゅうしずたにがっこう)｣

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特別史跡である「旧閑谷学校」は、1670年に岡山藩主「池田光政」が建てた日本最古の庶民のための公立学校です。国宝に指定された入母屋造りの講堂が有名で、ここから日本の歴史をかたち創る有能なリーダーたちが輩出されていきました。

旧閑谷学校は「学問の殿堂」とも呼ばれており、2015年には日本遺産第一号にも認定されています。また、春は桜、秋はモミジやカエデが鮮やかに色づき、日本らしい四季の彩を堪能できるスポットです。

【旧閑谷学校】

6.隠れた秋の名所｢近水園(おみずえん)｣

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江戸時代前期ごろの作庭と推定される「近水園」は、岡山の後楽園・津山の衆楽園と並ぶ大名庭園であり、岡山の名勝に指定されています。

池に映る紅葉は特に美しく、落ち着いた雰囲気の中で鑑賞を楽しめます。ゆっくりと庭園を巡りながら、池面に張り出す茶室風の建物「吟風閣(ぎんぷうかく)」の風情を眺めることも可能です。

【近水園】

7.秋色が輝く景勝地｢神庭の滝(かんばのたき)自然公園｣

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「神庭の滝」は、日本の滝百選や日本百景にも選ばれている景勝地です。岡山県真庭市にあり、高さ110メートル、幅20メートルのスケールで西日本最大級の名瀑と言われています。

紅葉のシーズンになると、断崖絶壁を流れ落ちる水の迫力と真っ赤に染まった紅葉のコラボレーションが楽しめるスポットです。また、園内に野生のニホンザルも生息しているので、紅葉を楽しみに訪れた際はその姿も見られるかもしれません。

【神庭の滝 自然公園】

8.高台から絶景を望む｢鬼女台(きめんだい)展望休憩所｣

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「鬼女台展望休憩所」は鳥取県と岡山県を結ぶ延長約11.6キロメートルの蒜山大山スカイラインの途中にあり、大山と蒜山高原が一望できる絶景スポットです。標高約900メートルの高台から紅葉が楽しめるため、毎年多くの人が訪れています。

鬼女台展望休憩所を訪れるなら、晴れた日の早朝がおすすめです。条件が合えば、朝日と山々に浮かぶ幻想的な雲海、一面に広がる紅葉を一度で楽しめます。

【鬼女台展望休憩所】

9.ダイナミックな秋の迫力｢井倉峡(いくらきょう)｣

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「井倉峡」はカルスト地形の阿哲台地を高梁川がＶ字に刻み、美しさとダイナミックさを兼ね備えたスポットです。石灰岩でできた高さ240メートルもの迫力ある断崖絶壁と、色鮮やかに美しく紅葉する木々の美しさを同時に楽しめます。

また、絶壁内にある井倉洞(全長1,200メートルの鍾乳洞で岡山の天然記念物に指定)には、鍾乳洞内では珍しい落差約50メートルの滝があります。紅葉だけでなく、自然が織りなす神秘的な体験ができるスポットとしても人気です。

【井倉峡】

10.庭園に映る紅葉が絶景｢宝福寺(ほうふくじ)｣

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臨済宗東福寺派の寺院「宝福寺」は、水墨画で知られる室町時代の画僧雪舟が幼少の頃、涙でネズミを描き和尚さんを大いに感心させたという逸話の残る場所です。

宝福寺は紅葉の名所としても知られており、中でも庭園の池に色鮮やかに映る紅葉は必見です。静かな佇まいと紅葉の鮮やかさは、心穏やかなひと時を過ごせることでしょう。庭園を散策しながら、紅葉と寺院の厳かな風情を楽しめると人気を集めています。

【宝福寺】

まとめ

今回は、岡山でおすすめの紅葉スポットを10ヶ所ご紹介しました。岡山には自然が豊かな場所や歴史的な背景と紅葉が融合する場所など、紅葉シーズンに足を運んでみたくなるスポットが数多くあります。

奥津渓や後楽園をはじめとした有名な観光地はもちろん、旧閑谷学校や井倉峡など穴場スポットもおすすめです。それぞれに違った魅力があるため、複数の名所を回るとさらに素敵な思い出が増えるでしょう。

また、せっかく岡山を旅行するなら、江戸時代から残る白壁の蔵屋敷と洋風建築が調和した美しい町並みを残す「倉敷美観地区」や日本100名城としても知られる古代山城「鬼ノ城」、サイクリングに最適な「蒜山高原」などの人気スポットもおすすめです。

ぜひ今回の記事を参考にして、秋の岡山旅行を楽しんでください。