今行きたい富山のおすすめ観光スポット Vol.2 射水市内川
富山県は、南北にのびる日本列島の中心、本州の中央北部に位置し、北は日本海(富山湾)に面し、三方を北アルプス立山連峰などの急峻な山岳地帯が囲み、深い湾を抱くように大きく平野が広がっています。本記事では、海あり、山ありの自然豊かな富山県の絶景スポットや美味しい食べ物、情緒ある町並みや伝統文化など、富山旅行でおすすめしたい観光スポットをご紹介します!
今行きたい富山のおすすめ観光スポット
1.宇奈月温泉と「トロッコ電車」で行く秘境の旅(富山県黒部市)
2.美しい港町「内川」の散策とナイトクルーズ(富山県射水市)
美しい港町「内川」の散策とナイトクルーズ(富山県射水市)
「日本のベニス」と称される射水市の内川へ
富山県射水市にある内川(うちかわ)エリアは、19世紀に北前船の中継地として栄えてきた港町です。内川エリアは川沿いに広がる美しい町並みから「日本のベニス」と呼ばれ、近年は映画やドラマのロケ地としても注目されています。富山への旅行を計画しているなら、ぜひおすすめしたいスポットの一つです。
港町の暮らしと個性豊かな橋に出会う
内川は海と海をつなぐ東西約3.4㎞の運河で、川沿いにはかつての北前船主の蔵が残り、両岸に漁船が係留され、今も重要な水路として利用されています。どこか懐かしいノスタルジックな雰囲気と、周辺で暮らす人たちの息づかいが感じられ、潮の香り、港町で培われてきた歴史や文化も漂っています。
内川は全長4kmにも満たない川ですが、そこに10以上の橋が架かっています。スペインの建築家がデザインした「東橋(あずまばし)」は、日本では珍しい屋根のある橋で異国情緒が漂います。『人生の約束』という映画のロケ地にもなり、夜はライトアップされ幻想的な雰囲気になります。
別名「虹のかけ橋(にじのかけはし)」とも呼ばれるステンドグラスが鮮やかな「神楽橋(かぐらばし)」、大理石で作られた4基の手の彫刻が目を引く「山王橋(さんのうばし)」、城をイメージした「二の丸橋(にのまるばし)」など、その一つひとつが個性的です。
新湊内川観光船で巡る内川と幻想的な「ナイトクルーズ」
それらの橋を歩いて巡るのもいいですが、個性豊かな12の橋を下からくぐって巡る観光船のクルーズもおすすめです。観光船「万葉丸(まんようまる)」は、「海王丸パーク」と「川の駅 新湊(しんみなと)」で乗降でき、1周の往復で約50分間、「川の駅 新湊」で乗船し「海王丸パーク」で下船もできます(逆も可能)。
「川の駅 新湊」は日中の観光船と、金・土・日曜と祝日だけ運航のナイトクルーズに乗降できる。
橋のある風景はどこを切り取っても絵になり、橋の上から望む立山連峰の山々や水面に映り込む町の風景も美しく、さらに水上からの眺めが加わればいうことなし! 特に夕暮れ時は幻想的で、日没に合わせて出航するナイトクルーズをぜひ体験してみてください。
少しずつ暮れていく空、民家やお店に灯りがともり始め、同じ場所でも見る角度、時間でドラマチックに変化する景色が楽しめます。
工場群の夜景を抜けて、海王丸パークに近づいていくと巨大な「新湊大橋」のライトアップ、美しいイルミネーションに彩られた帆船「海王丸」が姿を表します。
「海王丸」は、商船学校の練習船として誕生した帆船で、1930年に進水して以来、59年間にわたり106万海里(地球約50周)を航海し1.1万人以上の海の若人を育てました。「海の貴婦人」と称される美しい姿で、現在は海王丸パークで一般公開されています。
新湊観光船
[所]海王丸パーク(富山県射水市海王町2-2) TEL 0766-82-1830
川の駅 新湊(富山県射水市立町1-26) TEL 0766-30-2552
[営]通常3月〜11月 9:00〜16:00、冬季12月〜2月 10:00〜15:00(平日は予約のみ)
[休]水曜(水曜日が祝日の場合は木曜)
[料]
往復:中学生以上1,800円、小学生900円、未就学児無料
■海王丸パーク(出航)→海王丸パーク(帰航) ■川の駅新湊(出航)→川の駅新湊(帰航)
片道:中学生以上1,200円、小学生600円、未就学児無料
■海王丸パーク(出航)→川の駅新湊(帰航) ■川の駅新湊(出航)→海王丸パーク(帰航)
https://shinminatokankousen.jp
新湊観光船 ナイトクルーズ
[所]川の駅新湊(富山県射水市立町1-26)
[営]金・土・日曜、祝日 (1)17:00発 (2)18:30発
※川の駅新湊に出航時間の15分前に集合
[休]月~木曜、12月25日~1月9日
※点検整備や悪天候により運休となる場合があります
[料]大人(中学生以上)4,000円、小学生2,000円
https://shinminatokankousen.jp/cruise-normal.html
内川周辺の魅力あふれるカフェ&バー
内川の周辺には、古民家をリノベーションしたおしゃれなカフェやバー、ショップなどが続々とオープンしています。日中はそうしたお店に立ち寄りながら川沿いの散歩を楽しみ、夜はナイトクルーズの後に食事やバータイムを楽しむのにもうってつけです。
cafe uchikawa 六角堂 https://inacafe.net
内川といえば真っ先に名前が出る人気カフェ。無添加、無化学調味料、有機栽培の食材を使ったカフェ、サンドイッチの専門店で、夜はワインとアラカルトメニューも楽しめます。築80年の漁師町の畳屋をリノベーションした建物は、角部分を面取りしたような外観が特徴で、これは曳山が通れるようにした「角切り」という構造。カフェの窓辺席はお祭りの特等席になります。
喰べものや 世楽美(せらび) https://www.instagram.com/tabemonoya__cest_la_vie
右手の建物は築80年以上の古民家をセルフリノベーションしたビストロ。中に入ると驚きの空間が広がり、客席は土蔵の中。1階は暖炉のあるテーブル席で、2階はソファのあるラウンジ。富山の新鮮な魚介を活かしたビストロメニューが楽しめます。
ビーガンカフェ 8ablish TOYAMA https://www.instagram.com/8ablish_toyama
2000年に東京・南青山にオープンした「カフェ エイト」を前身とするビーガンカフェ。淡いパステルグリーンの壁が印象的な建物は、目の前の川に停泊している漁船の色からインスパイアされたそう。自社工場で生産するビーガンアイスが人気。
BRIDGE BAR https://www.bridge-bar.jp
「山王橋(手の橋)」のすぐそばにある居心地の良いバー。ハワイ出身で日本語ペラペラ、おしゃべり大好きなオーナーのスティーブン氏が古民家をリノベーションしてオープン。センスと居心地がよく、ついつい長居したくなります。
富山観光ナビ 内川エリアの観光情報
https://www.info-toyama.com/attractions/21053
富山県・射水市内川へのアクセス
富山県には「富山駅」「新高岡駅」「黒部宇奈月温泉駅」の3つの新幹線駅があり、射水市内川は「富山駅」「新高岡駅」が最寄りになります。「富山駅」からは富山地方鉄道「富山ぶりかにバス」で約45分「川の駅 新湊」下車。「新高岡駅」からは「城端線」で3分の「高岡駅」へ移動し、そこから「万葉線」で約40分です。車の場合は北陸自動車道「小杉IC」から約20分です。
<新幹線・電車>
東京駅から
富山駅:約2時間10分(北陸新幹線 かがやき)
新高岡駅:約3時間(北陸新幹線 はくたか)
大阪駅から
富山駅:約2時間35分(特急サンダーバード/北陸新幹線 かがやき)
新高岡駅:約2時間50分(特急サンダーバード/北陸新幹線 はくたか)
名古屋駅から
富山駅:約2時間50分(東海道新幹線/特急しらさぎ/北陸新幹線 かがやき)
新高岡駅:約3時間20分(特急しらさぎ/北陸新幹線 はくたか)
<飛行機>
東京(羽田空港)-富山(富山きときと空港):約1時間
※富山空港から富山駅へは飛行機発着に合わせて連絡バスが運行
<自動車>
東京から 練馬IC-小杉IC:約5時間15分(関越・上信越・北陸自動車道)
大阪から 吹田IC-小杉IC:約4時間15分(中国・名神・北陸自動車道)
名古屋から 一宮IC-小杉IC:約2時間50分(名神・東海北陸・北陸自動車道)
北陸エリア全体を盛り上げる取り組みを行なっています