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川越観光モデルコース|半日・3時間で楽しめるスポット・おすすめの食べ歩きグルメ
埼玉県の川越は、江戸情緒を楽しむことができる「小江戸」として有名です。そんな川越に行ったらどこを訪れたらよいのか、何を食べたらよいのか、観光スポットをまとめた半日コースと3時間コースをご紹介します。ぜひこちらを参考に川越を堪能してください!
江戸の情緒を感じられる観光スポットが満載!川越はモデルコースで巡ろう
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埼玉県の川越駅・本川越駅・川越市駅の近くには、「小江戸」と呼ばれる地域があります。
江戸時代に江戸との交流が盛んだった川越は、江戸文化を吸収し発展しました。現在も蔵造りなど、江戸情緒を残す町並みを楽しめます。
この記事では、そんな川越・小江戸の見所やグルメを半日で回れるコースを2つと、気軽に回れる3時間コース1つを紹介します。川越の押さえておきたいスポットを確認して旅の参考にしてみてください。
目次
▼川越観光エリアへのアクセス
▼【半日】名所と新スポット、グルメ巡りで川越の魅力を堪能
▼【半日】おさつグルメの食べ歩き、歴史的建造物巡りの厳選コース
川越は3つの主要駅がありアクセス良好!|川越観光エリアまでのアクセス
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川越には池袋や新宿三丁目、渋谷から直通の東武・JR川越駅の他、西武新宿駅直通の西武新宿線本川越駅と池袋直通の東武東上線川越市駅の3つの主要駅が存在します。
観光の主要スポットに最も近いのは本川越駅で、そこを中心に西に川越市駅、南に川越駅があり、それぞれ本川越駅から徒歩10分前後の距離にあるので、川越に遊びに行くなら電車を利用するとアクセスがよく便利です。
また、川越駅や本川越駅からは小江戸巡回バスが利用できます。1日乗り放題の「1日フリー乗車券」を購入すれば協賛店でプレゼントや割引等のサービスを受けることができ、とてもお得です。
以下に紹介する3コースは、川越駅、本川越駅、川越市駅いずれからでもスタート可能です!
【半日】名所と新スポット、グルメ巡りで川越の魅力を堪能
まずは、押さえておきたい名所やグルメ等を詰め込んだ半日観光コースをご紹介します。
歴史的な酒蔵を改修した川越観光の拠点「小江戸蔵里」
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最初に訪れておきたいのは「小江戸蔵里(こえどくらり)」です。本川越駅から徒歩5分と小江戸の入り口といえる場所にあります。真っ白な壁が印象的な小江戸蔵里は、旧鏡山酒造をリノベーションして造られた施設です。
ここでは、おみやげの買い物や食事、地酒の飲み比べができるほか、観光案内コーナーもありますので、これから訪れる場所のリサーチをしつつ、地酒や買い物を楽しみましょう。
川越の新スポット「りそな コエドテラス」
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小江戸蔵里の1本西にある広いバス通りを北へ進み、少し東に入ったところに「りそな コエドテラス」があります。こちらは2024年5月オープンの新スポットで、1918年に建てられたりそな銀行旧川越支店をリノベーションした施設です。
国の登録有形文化財として登録されている歴史的建造物を見て楽しむだけでなく、地産地消のセレクトショップやレストランがありますので、埼玉の味を堪能することもできます。
2Fのコエドデッキからは川越の町並みを眺めることができますので、フォトスポットとしておすすめです。
小江戸川越のシンボル「時の鐘(鐘つき堂)」
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りそなコエドテラスからバス通りに戻って北へ進み、次の角を右へ曲がると「時の鐘」があります。小江戸川越のシンボルであるこの鐘楼は約400年前に創建されたとされていますが、何度も火災で焼失し、現在のもので4代目になります。
鐘の音は環境省の「残したい“日本の音風景100選”」に選ばれており、毎日6時、12時、15時、18時の4回聴くことができます。
また、町並みと一緒に鐘楼の写真を撮ることで川越らしさ満点の写真が出来上がります。なお、近隣の蔵造り資料館は現在休館中のため、訪れる際はご注意ください。
ランチは川越グルメの「うなぎ」を堪能
川越のグルメといえばうなぎが有名です。昔、川越では川でうなぎが捕れたため、海の魚の代わりにたんぱく源としてうなぎを食べていたそうです。その結果、川越にはうなぎの名店が多く存在しています。
このモデルコースで立ち寄りたいのは、時の鐘から徒歩1~2分のところにある「うなぎ傳米(でんべ)」です。うなぎや鮎の養殖を手掛ける「林屋」が営む「うなぎ林屋」の姉妹店ですので味はお墨付きです。
歴史ある薬屋をリノベーションした建物を店舗として使用していますので、落ち着いた雰囲気の中食事を楽しむことができます。
懐かしい駄菓子を楽しめる「菓子屋横丁」
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最後はうなぎ傳米から5~6分歩いたところにある「菓子屋横丁」へ向かいましょう。
元は菓子の製造拠点であり、関東大震災で大きく被災した東京に代わって震災後菓子製造を行い発展した地域で、現在は駄菓子屋街となっています。
きれいな石畳の道沿いには30軒ほどの駄菓子屋が並び、日本の駄菓子といえばこれ、といえるような代表的なお菓子が揃った店を覗いて歩く楽しさを味わうことができます。
菓子屋横丁周辺のおすすめホテル
【半日】おさつグルメの食べ歩き、歴史的建造物巡りの厳選コース
昔川越ではさつまいも栽培が盛んで、江戸時代には江戸で流通しているさつまいもの多くが川越産となっていました。
次に、川越に多くある歴史的建造物を巡りながらおさつグルメを堪能するコースをご紹介します。
500年近い歴史を持つ浄土宗の寺院「蓮馨寺」
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本川越駅のすぐ東のバス通りをまっすぐ北上すると、蔵造りの街並みより手前に「蓮馨寺(れんけいじ)」があります。浄土宗のお寺で、室町時代(1336〜1568年)に民衆に安らぎの場をと建てられました。
毎月8日には縁日が催されており、フリーマーケットには多くの人が訪れてにぎやかになります。「おびんずる様」という仏様は触ることができ、体を触ると病気が治るとされていて人気があります。
蓮馨寺周辺のおすすめホテル
「小江戸おさつ庵」でおさつチップスを食べ歩き
蓮馨寺を出てバス通りを北上して時の鐘へ向かい、そこから少し東へ行ったところにある「小江戸おさつ庵」は、SNS映えするおさつチップスが購入できると話題のお店です。
さつまいもを縦に切って揚げているので1枚がとても大きく、それを数枚まとめてカップに入れてあるのでまるで花束のような見た目に仕上がっています。塩で味付けしていますがバターソースやおさつクリームなどの選べるディップソースがついてきますので、味の変化を楽しむことができます。
東日本に唯一現存する本丸「川越城本丸御殿」
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小江戸おさつ庵から東へ向かい、更に川越高校の東側へ行くと、日本100名城のひとつである「川越城本丸御殿」があります。
埼玉県指定の有形文化財でもある本丸御殿は、江戸時代にはその場所柄江戸を守るための北の砦として重視されてきました。
城主が生活の大半で使用する本丸御殿は東日本では川越にしか残っておらず、また全国的にも当時から残っている本丸御殿は川越城と高知城のみです。
多くの建物が国の重要文化財「喜多院」
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本丸御殿から徒歩で12分ほど南へ行ったところには、境内に国の重要文化財が複数存在する「喜多院」があります。
蓮馨寺は浄土宗でしたがこちらは天台宗で、830年に建てられたとても歴史ある寺院です。
徳川家光や春日局といった江戸時代の有名人物に関わる建物もあるため、全体的に歴史情緒を感じられる川越観光の中心的な存在となっています。
川越大師 喜多院周辺のおすすめホテル
「コエドビール」で旅の締めに地ビール
最後はコエドビールで歩いた疲れを癒しましょう。JRと東武の川越駅を西口から出て南西方面にある「COEDO BREWERY THE RESTAURANT(コエドブルワリーザレストラン)」では7種類のコエドビールを楽しむことができます。
中でもおすすめは、川越のさつまいもを使用して作られた「COEDO 紅赤-Beniaka-」です。さつまいもの甘味が感じられる、川越ならではのビールを試してみてください。
【3時間】小江戸の街並みと、神社巡りで縁結び
3時間でさくっと川越を観光できるコースをご紹介します。
ノスタルジーを感じられる「大正浪漫夢通り」
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石畳が続く「大正浪漫夢通り」は、初めにご紹介した小江戸蔵里を北上した場所に位置します。本川越駅からは徒歩11分ほどで到着します。
和を感じさせる町屋造りと洋風の建築物が混在するこちらでは、名前の通り大正浪漫を感じられるため写真スポットとしておすすめです。
電線を地中に埋めているため空が広く、建物が映える写真を撮ることができます。
開運祈願に「川越熊野神社」
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大正浪漫夢通りを北へ2分ほど歩くと左に「川越熊野神社」が見えます。
川越熊野神社は開運や縁結び、厄除けのご利益があるとされており、各駅からさほど遠くないこともあって多くの観光客でにぎわっています。
熊野の神様の使いとされている八咫烏(やたがらす)からご利益やお言葉がいただけるといわれる「むすひの庭」や、靴を脱いで歩くことで健康へのご利益をいただく「足踏み健康ロード」など見所が数多くあり、あっという間に時間が過ぎてしまいそうな神社です。
歩くだけで楽しめる「蔵造りの町並み」
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川越熊野神社の西側、本川越駅からつながっているバス通りを北へ進むと、町並みがどんどん変化してきます。
川越一番街とも呼ばれる「蔵造りの町並み」は、火事の時に燃えにくく江戸時代に流行した土蔵造りが現在も残っているものであり、重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
週末ともなると多くの観光客が集まる非常に活気があるエリアで、さつまいもスイーツや和菓子、バームクーヘンといったお菓子から和風小物まで様々なジャンルの店が軒を連ねています。
縁結びの「川越氷川神社」で旅の結び
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蔵造りの町並みから北東の、少し離れたところにある「川越氷川神社」もぜひ参拝しておきたい神社です。
こちらには夫婦の神様とその娘夫婦の神様、そしてその子どもの神様の5柱が祀られており、家族であることから「家族円満の神様」、また夫婦が二組いることから「夫婦円満と縁結びの神様」として親しまれています。
7月初旬~9月初旬には川越の風物詩である「縁むすび風鈴」が催され、約1500個の風鈴が境内を彩るため、デートで訪れるならこの季節が特におすすめです。
JR川越駅までは徒歩で40分ほどかかるため、駅に戻る際は食べ歩きを楽しむのもよいでしょう。
川越氷川神社周辺のおすすめホテル
川越観光のモデルコースで小江戸散策とさつまいもグルメを満喫しよう!
川越は歴史的な建物が点在しており、全体的に落ち着いた雰囲気を味わうことができる場所です。
川越といえばさつまいもやうなぎが外せません。小腹が空いたら川越の味をお試しください!
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Written by Cakutama editorial team