日本遺産「吹屋ふるさと村」で楽しむベンガラ染め体験|ジャパンレッドの魅力
岡山県高梁市の吹屋ふるさと村は、「ジャパンレッド」の発祥地として知られる美しい歴史の町。伝統的な日本の建築や文化が色濃く残るこの村で、天然顔料ベンガラを使った染物体験を楽しみ、日本の魅力を発見してみませんか?
日本遺産の町で、伝統文化に触れる特別なひととき
岡山県高梁市にある吹屋ふるさと村は、18世紀から19世紀後半にかけて、銅とベンガラ(酸化鉄顔料)で栄えた歴史的な町並みが残る、貴重な文化財エリアです。この村の特徴的な赤銅色の石州瓦とベンガラ色の建物が立ち並ぶ風景は、日本の原風景ともいえる美しさ。2020年には「ジャパンレッド発祥の地」として日本遺産に認定されました。
ベンガラとは?
ベンガラは鉄を原料とした天然顔料で、その鮮やかな赤色は建物や布の染色に使用されてきました。吹屋ふるさと村は、かつて日本のベンガラ生産の中心地であり、その文化と技術が今も受け継がれています。
ベンガラ染め体験
吹屋ふるさと村を訪れるなら、ぜひ参加したいのがベンガラ染め体験。天然の顔料を使った染め物は、環境にも優しく、初心者から楽しめる内容です。
体験の流れ
・職人によるベンガラの歴史や染色方法の簡単な説明があります。
・スカーフ、ハンカチなどのアイテムを選び、自分だけのデザインで染色染することができます。
・色後は乾燥させて世界に一つだけのオリジナルな作品として、素敵な思い出として持ち帰れます。
体験時間は約15~30分と短時間で楽しめるため、旅行の合間にもおすすめです。料金はハンカチで1800円からとリーズナブルで、気軽に参加できます。
ベンガラ染め体験は事前予約制で、電話またはメールで申し込みが可能です。当日予約も可能な場合がありますが、事前の問い合わせが推奨されています。
予約先電話:090-8999-0477
時間 :11:00~16:00 不定休
会場:吹屋案内所・下町ふらっと 高梁市成羽町吹屋890
吹屋ふるさと村の見どころ
染め物体験の後は、ぜひ村内を散策してみてください。おすすめスポットは以下の通り。
旧片山家住宅
江戸時代の商家を復元した建物で、吹屋の歴史を学べる場所。
旧吹屋小学校
日本最古の木造校舎として有名で、現在も公開されています。
ベンガラ館
ベンガラの製造工程を学べる展示が充実。
アクセス
所在地:岡山県高梁市成羽町吹屋
アクセス方法:JR伯備線「備中高梁駅」から車で約40分、または吹屋行きバスで約55分(終点下車)。車の場合、中国自動車道新見ICから県道33号経由で約30分。
日本の伝統文化を体験しよう
吹屋ふるさと村でのベンガラ染め体験は、歴史的な町並みを感じながら、日本の伝統文化に触れる特別な体験です。環境にも配慮した自然素材を使った染色は、心にも体にも優しく、世界に一つだけの思い出を作ることができます。
ぜひ、吹屋ふるさと村を訪れ、ジャパンレッドの魅力を体感してください!
岡山県は、西日本の中央に位置しており、1年を通して雨が少なくて温暖な気候から「晴れの国」と呼ばれています。京都、大阪、広島の有名観光地めぐりの中間点でアクセス便利!瀬戸大橋を経由して四国に渡る際の玄関口でもあります。 また、「フルーツ王国岡山」とも呼ばれ、瀬戸内の温暖な気候の中、太陽を浴びたフルーツは、甘さ、香り、味ともに最高品質。 白桃をはじめ、マスカットやピオーネなど、旬のフルーツが味わえます! 「岡山城」や日本三名園の「岡山後楽園」、倉敷美観地区といった、歴史、文化、アートなど世界に誇る観光スポットもあります!