【高知県西部・大月町】らんまん牧野富太郎ゆかりの幻の桜『月光桜』

「満月の夜に満開に満開になるが夢」 月光桜は満月の夜に満開になるという言い伝えがあり、花びら全体が白く、輝くような光沢を発する幻の桜。 ドラマ『らんまん』主人公のモデル牧野富太郎博士ゆかりの桜です。
牧野富太郎博士が研究し登録しようとしていた『幻の桜』
大月町役場にほど近い長沢地区の丘陵に立つ1本の桜、「月光桜」。植物学者牧野富太郎博士が生前に研究し「アシズリザクラ」という名前で新種として登録しようとしていたといわれ、「満月に満開になる」という言い伝えのある幻の山桜です。
2005年県立牧野植物園の関係者などからなる探索グループが、牧野富太郎がかつて研究していたという話をもとに幻のアシズリザクラを探していました。その際、地元の人々がそれらしき白い山桜があることを伝えるとともに、地域では2007年よりライトアップや夜桜音楽会を開催し、この桜の保存活動を続けています。この桜は『月光桜』と呼ばれており、満月に合わせて満開になるといわれています。(月光桜の大きさ、樹高:13.4m、幹周:3.55m、樹冠の大きさ:21m、樹齢:約170~180年)

その花は開花すると花びら全体が白く、輝くような光沢を発するのが特徴。花の見ごろは3月下旬から4月上旬で、花の見ごろの時期にはライトアップされ「月光桜」のイメージ通りの幻想的な姿を目にすることができます。

また、その時期には各種イベントを開催しており、お花見の気分を盛り上げてくれます。花の美しさはもちろん、幹径が1mもある巨樹から四方に広がる枝ぶりからなる見事な樹形は見るものを引きつけます。
月光桜への行き方

高知県幡多地域は四国の西南端に位置し、東は土佐湾、西は豊後水道に面する太平洋に突き出た半島で、四万十市、宿毛市、土佐清水市、黒潮町、大月町、三原村の3市2町1村から構成されています。 全国的に有名な四万十川や足摺岬をはじめ、沿岸を流れる黒潮の恵み、全国でもトップの森林面積を誇る山の恵み豊かな自然大国です。