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志賀高原は、天然のパウダースノーが楽しめるスキー場として多くのスキーヤーやスノーボーダーに愛されています。この記事では、志賀高原スキー場の特徴をはじめ、東京から志賀高原へ行く方法やおすすめのバスプランを紹介します。
志賀高原とは、長野県の北東部に位置する上信越高原国立公園の一部の高原地帯です。標高約1,300m〜2,300mの豊かな自然に恵まれた志賀高原は、夏はハイキング、冬はスノーアクティビティが楽しめるため、国内外を問わず多くの観光客が訪れる人気のスポットです。
長野県の最新の冬の平均気温は、以下のとおりです。
志賀高原スキー場は、高低差1,000mの範囲内に18のスキー場が集まってできた、日本最大級のスキーリゾート地です。天然のパウダースノーが楽しめる上級者向けのコースや、初心者も安心して楽しめるコース、子ども専用のキッズパークが併設されたファミリー層向けのコースなど、80を超える豊富なコースが用意されています。
特に、焼額山エリアにある焼額山スキー場は、志賀高原の中でも規模が大きく、雪質の良さから訪日外国人にも人気のエリアです。長野オリンピックで使用された「オリンピックコース」や、ブナ林の中を滑り抜ける「ブナコース」など、日本ならではのコースや景観が楽しめるでしょう。
なお、志賀高原スキー場では、1枚の共通リフト券で全18のスキー場のリフト・ゴンドラに乗車できます。事前にオンラインで購入しておくと、お得な上スムーズに入場できるので、おすすめです。
※リフト券オンライン料金の確認・購入は、公式Webサイトをご確認ください。
志賀高原内には、各スキー場にアクセスしやすいホテルが数多く点在しています。今回は、全室ゲレンデビューの「志賀グランドホテル」と、焼額山スキー場のゴンドラ山麓駅に隣接する「志賀高原プリンスホテル」を紹介します。
志賀グランドホテル
志賀グランドホテルは、バス停「一の瀬スキー場」の目の前にあるホテルです。和室と洋室の2タイプから選べる客室は、全室ゲレンデビュー。館内には24時間いつでも利用できる大浴場や、スキー・スノボのレンタルショップがあります。まさに、志賀高原でスノーアクティビティを満喫するのにぴったりのホテルといえます。
2022年にはプライベートな空間でのんびりと滞在を楽しむコンドミニアムタイプの客室が、2023年にはキャンプスペースが併設された「ホテキャン」が新たにオープン。長期滞在予定のファミリーや、仲間と一緒に盛り上がりたいグループにおすすめです。
志賀高原プリンスホテル
志賀高原プリンスホテルは、東館・西館・南館の3つの宿泊棟がある全554室の大型リゾートホテルです。東館と南館は、焼額山スキー場の第1と第2ゴンドラ山麓駅に、西館は焼額山ファミリースノーパークにそれぞれ隣接しているため、すぐにスノーアクティビティが楽しめます。
英語対応のスキー&スノースポーツスクールや、スキー・スノボのレンタルショップ、レストラン、バーなど、館内施設も充実しているので、滞在中に困ることはほとんどないでしょう。
東京から志賀高原まで行く方法は、新幹線を利用して移動する場合と、高速バスを利用して移動する場合の2つがあります。それぞれの特徴を紹介しながら、メリットやデメリットを挙げていきます。
新幹線で移動する場合は、東京駅から長野駅まで北陸新幹線を利用します(所要時間約1時間35分)。長野駅からは急行バス「志賀高原線」に乗車して、志賀高原へ向かいます(所要時間約1時間20分)。
新幹線を利用するときは、必ずバスに乗り換える必要があり、新幹線と急行バスのチケットをそれぞれ購入しなければなりません。初めて東京から志賀高原へ行く人や、訪日外国人にとっては、少し難易度が高いといえます。
メリット
デメリット
バスで移動する場合は、東京方面から志賀高原まで直行の高速バスを利用すると便利です。一度荷物を積み込むと、志賀高原に着くまで降ろす必要がなく、乗り換えの心配もありません。また、1日あたりの運行数は限られているものの、深夜の時間帯に移動できる便もあるため、志賀高原に到着してすぐスキーやスノーボードが楽しめます。
新幹線で移動する場合とは異なり、初めて東京から志賀高原へ行く人や、訪日外国人にとって利用しやすい移動方法です。
メリット
デメリット
東京方面から志賀高原へバスで移動する場合、スキー場直行バス「スノーライナー」を利用するのがおすすめです。「スノーライナー」は、おもに羽田・成田空港などの東京方面から長野や新潟の各スキー場に直行するバスを運行しています。日本人旅行者に限らず、訪日外国人からもよく利用されている高速バスです。
東京方面から志賀高原への便は、深夜便・朝便ともに羽田空港から乗車できるため、東京観光をせずに志賀高原スキー場へ行きたい場合に便利です。
もし、東京や横浜を観光してからスキー場へ行きたい場合や成田空港を利用する場合は、深夜便を選ぶと良いでしょう。
深夜便は始発が成田空港で、横浜Y-CATや羽田空港、お台場東京テレポート、東京鍛治橋駐車場の順に立ち寄ってから志賀高原へ向かいます。それぞれの予定に合わせて出発地を選べるのが、「スノーライナー」を利用する魅力のひとつです。
深夜便と朝便で停車地の数は異なりますが、一の瀬や焼額山など、志賀高原スキー場の主要なゲレンデに停車するため、乗車地と同じように、降車地も自由に選べます。今回紹介した志賀グランドホテルや志賀高原プリンスホテル(西館・南館・東館の順に停車)にも停まるので、安心してバスもホテルも利用できるでしょう。
東京方面から志賀高原を結ぶ「スノーライナー」は、朝便は2025年3月8日まで、深夜便は3月29日まで毎日運行しています。また、空席があれば、出発1日前の12時までWebサイトから予約できます。
なお、予約をする際は日本語以外にも、英語・中国語(簡体・繁体)・韓国語に対応しています。詳しくは公式Webサイトをご確認ください。
公式Webサイトに記載している料金には、高速道路の通行料金や座席指定料金が含まれています。乗車地によって追加料金が発生しますが、大人(12歳以上)も子ども(0歳〜11歳)も同一料金で、わかりやすいのが特徴です。
「スノーライナー」に乗車する際は事前予約が必要で、申し込みはオンラインのみです。スマートフォンやPCを使って公式Webサイトから予約してください。なお、料金の支払いはクレジットカード決済のみです。
予約の変更や取消をする場合は、マイページからキャンセル処理をおこないます。取消料は、約款にしたがって出発日の10日前から発生するので注意してください。キャンセルなどで返金があった場合は、クレジットカードで入金処理をおこないます。
また、車内トランクに預けられるものは3辺の合計が120㎝以内、かつ重さ10kg以内のもので、ひとりにつき1個です。別途スキー板やスノーボードも、ひとり1個まで預けられるので覚えておくと良いでしょう。
東京方面から志賀高原へ行く方法や、スキー場直行バス「スノーライナー」の魅力や利用方法について紹介しました。
志賀高原は、18のスキー場が集まっている日本屈指のスキーリゾート地です。また、周辺にはホテルやレストランも充実しているので、安心して滞在できるスポットです。スキー・スノボ上級者はもちろん、初心者やお子さま連れのファミリーも、ぜひ「スノーライナー」を利用して、志賀高原でスノーアクティビティを満喫してください。
羽田・成田空港から各スキー場への直行バスを運行してます。 https://spur.jamjamliner.jp/