烏岳日帰り登山ルート：三重県松阪市で初心者向けハイキング

今回は初心者にも易しい山々でゆったりとしたハイキングを楽しめる、三重県松阪市への日帰り旅行プランをご紹介します。

ライター

三重県松阪市は日本のほぼ中央に位置し、世界に誇るグルメ・松阪牛、豊かな歴史文化、美しい自然を楽しめます。江戸時代、お伊勢参り（日本最高位の神社への巡礼）の最後の宿場町であった松阪は、多くの人やものが行きかう交通の要衝として栄え、多数の豪商を輩出しました。これらの商人たちが、江戸で松阪もめんなどの商いに成功し、松阪に繁栄をもたらしました。

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三重県松阪市でゆっくりリラックス

日本のほぼ中央、三重県に位置する松阪市は、豊かな歴史と三大和牛の一つ「松阪牛」で知られています。中心街は伊勢参りの宿場町として栄えた歴史を今に伝える賑わいを保っていますが、市の西部に位置する飯南地域には、静かな山々と広大な茶畑が広がっています。自然豊かなこの地域は四季折々の景色を楽しめ、桜、新緑、紅葉、雪などで山頂が虹色に彩られます。

今回は、忙しい日々から少し離れて、初心者にも易しい山々でゆったりとしたハイキングを楽しめる、三重県松阪市への日帰り旅行プランをご紹介します。

烏岳（からすだけ）の森を巡る旅

烏岳（からすだけ）は、松阪市香肌峡（かはだきょう）周辺の11の名峰からなる「まつさか香肌イレブン」の一つです。標高545メートルの烏岳は、まつさか香肌イレブンの中で最も標高が低いため、初心者やお子様にも最適なハイキングコースです。

▲烏岳と飯南地域の茶畑。

櫛田川沿いにあるキャンプ場「エバーグレイズ香肌峡」の駐車場から出発します。この辺りは車とバスでアクセスできるので、ハイキングの際にはご自身の交通手段をお選びいただけます。ハイキングの準備として、エバーグレイズ香肌峡近くの公衆トイレに寄るのをお忘れなく！茶畑を抜けて山へ向かうと、登山口の標識が見えてきます。

▲烏岳の登山口の標識。

松阪駅観光情報センターか、豪商のまち松阪観光交流センターで配布されている「まつさか香肌イレブン」パンフレットにも、詳細な地形図が掲載されています。

▲烏岳山頂までのエバーグレイズ香肌峡ルートの地図。（写真提供：まつさか香肌イレブンパンフレット）

いよいよ登山開始です！初心者にも易しいこの登山道は、森林浴に最適です。4月頃の春に訪れると、様々な野草や桜が森の地面を明るく彩ります。晴れた日には、山頂の展望台から伊勢湾や周囲の山々まで見渡すことができます。

▲４月下旬、烏岳の山頂からの景色。

新鮮な山の空気を胸いっぱいに吸い込み、山頂のベンチで休憩し、下山前に軽食をどうぞ。ゴミの持ち帰りも忘れずに。お疲れ様でした！

もう一つの絶景ポイント：茶倉橋

エバーグレイズの駐車場に戻った後、まだ体力に余裕があれば、櫛田川の壮大な景色が楽しめる茶倉橋まで少し歩いてみてください。4月上旬に訪れたら、きれいな桜が茶倉橋の周辺を彩ります。

▲茶倉橋へ向かう途中。周辺の桜は4月上旬に開花します。

橋を渡って少し登ると、さらに素晴らしい展望台があります。そこからは飯南地域の茶畑が一望できます。先ほど登ってきた烏岳もきれいに見えますよ！

▲8月上旬、茶倉橋を渡った丘の頂上にある展望台。眼下に茶倉橋と飯南地域の茶畑、そして烏岳を望むことができます。

道の駅茶倉駅で一休み

展望台のすぐ先には道の駅「茶倉駅」があります。この辺りに来たらぜひ訪れていただきたい場所です。階段を少し下りると、丘の上に佇む趣のあるコテージ風の建物が見えてきます。

▲丘の上に佇む道の駅「茶倉駅」。

1階のレストラン、または2階のカフェスペースで休憩できます。道の駅「茶倉駅」のレストランでは、日替わりメニューを含む定番メニューに加え、茶うどんなど様々なランチメニューをご用意しています。また、夏には冷やし茶うどんセット、冬にはボリュームたっぷりのビーフシチューなど、季節限定メニューもご用意されています。